自転車ツーリング:オーストラリア(アサートン高原)
亜熱帯の高原。ちょっと涼しさがあり走りやすい。

アサートンツーリング詳細

Rute:Cairns>>(SunBus)>>GordonVale→(GordonvaleAthertonRd55)→LittleMulgrave →Gadgarra→LakeBarrine→AthertonTableland→Yungaburra(YungaburraNationalPark)(往路を戻る) (約70km)

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アサートン高原は

ケアンズから100キロほど南西に

広がる高原です。

亜熱帯の雰囲気と

牧歌的風景が続く景色が

魅力的です。


空港より北を望む

前日、なかしょう氏がゴードンベイルリターンでアサートン高原まで行くような提案を されていたんで正直戸惑った部分はあったんですけど、チャリダーとして挑戦心を持って ゆきたいしチャレンジ精神を諦めたくなかったんであっさり了承しました。 乗鞍畳平とか制覇してますしなんとかなるだろうと。。。。 さて、なんとかなるのでしょうか。地図上でも100kmくらいあるし、平坦じゃないです。 それどころかアサートン高原って1000m以上の高山なんですわ。 MTBならなんとかなるのかもしれませんが、なんせただの16インチの折りたたみ自転車ですから。。 こんなの日本でも検証したことない。。。難易度はかなり高いのは言うまでもありません。

さてまずシティプレイスサンバス乗り場にてゴードンベイル行きのバスを待つ。 パームコーブならともかくゴードンベイル行きなんて日本人が利用することはまずないであろう。 ガイドブックにもアサートン高原のことはちらっとは書いてはあるが、レンタカーや 観光ツアー向けにしか書かれていない。当然こんなとこ自転車で行くということ発想自体ありえない ことなのかもしれない。。が、ありえないことを実現することもチャリダーの醍醐味であろう。

トラブルは早速訪れた。バスは問題なく来たのだが運転手であるヒゲのおっさん(ちょっと若い)は 何やら「Can't carry this bag〜」 とかどうこう言ってきた。多分、バスが小型なんでこの荷物は 乗せられない的なことを言ってるのだろうと思ったのであるが。。。。 しばらく待ってくれると思いきや颯爽とバスは行ってしまった。呆然としているところに 近くのカップル(?)が駄目な理由を教えて頂いた。 もちろん詳しいことはわからないが、要するに相方が自転車を輪行袋の中に自転車を入れていない 状態(原型)にてバスに入ろうとした為、静止されたらしい。私が持っている自転車入りの バックについて運転手が指をさしていたのはこういう形なら可能ですよと言ってたらしいのだ。 まあ複雑なしくみだが、やりとりは「This Bag is OK?」とか「The bag in a bicycle」とか 極簡単なやり取りだけで済むので要は伝えようという気持ちや知ろうとする姿勢が重要 なんだと思う。

理由はわかったので1時間後の次発便を待つことにした。1時間だが不安がよぎる。。 たとえ次のバスに乗れても向こうにつくのは9時ごろになるかと思うんで大丈夫なんだろうか。 そもそもこの計画はかなりキツいものになるであろうことは承知してましたから。。。 1時間後に来たバスには難なく乗ることは出来た。。。が、帰りはどうなるのかという不安が。。 バスは軽快に飛ばし様々なバスストップにて乗客を乗せてはおろした。。 さすがに完全な地元民のバスで日本人は皆無でしたね。黒人やら白人やら現地人が利用してました。 巨大なバックを抱えている日本人である我々はある意味異色でしょうねぇ。。。

ゴードンベイルは終点にあたるので間違うことはない。 地図上で主要となるであろう駅にて下車し出発に備えた。 日射がきつく暑い、、がまだ雨じゃないし雲があるので恵まれた天気であると思う。 雨季だったので全日天候不良ってことも考えましたが、まだこちらに来て一度もまとまった雨に さらされたことはなかった。運が良いのかもしれない。 近くに尖がった山があったがピラミッドマウンテンという山らしい。。いずれにせよ、今から 行こうとしている方角には高そうな山々が連なっていた。。やばいかも。。 しばらくは長閑な山村の風景の中快適に走りました。ややアップダウンがあったかも。 リトルマルグレイブまでは長閑な草原と馬が放牧されているような景観であったが、 そこを過ぎてからだんだん林の景観になってくる。日本とは似たような景色ではあるが よく見ると見知らぬ植物が見受けられる。そういうのを見るのも面白い。 。。。。がそうこう言っているうちに傾斜は山のそれになってきてかなりしんどくなってきた。 季節は冬だが、ここオーストラリアは真夏である。日射がきつく暑い。。 相方とはずいぶんちぎられてしまい、ひたすら自分との勝負になった。 この自転車は携帯が便利な反面、走行面でマイナスは否めない、予想どおり体力の消耗は 激しかった。300m地点くらいでなかしょう氏と会ったがそれっきりだった。 単なる疲れとかじゃなくて歩行すらままならないくらいに消耗していて、この時点で多分 走破は無理なんじゃないかと思うようになっていた。が、仮にあきらめるとして勝手に 引き返すわけにもいかないのでただただひたすら進むしかなかった。 いくら山の中とはいえ真夏のそれで日射が強く、意識がもうろうとする。。脱水症状だろうか。。 後悔したのはもう少し水を買っておくべきだったところ。。500ml一つしかなかったので 節約しなければなりませんでしたし。。いや、この山を登りきるまでに街らしい町がまったくなく 次はいつになれば水分が取れるのかわかりませんでしたから。 もう2時間ぐらい上り続けているのにどこまでこれが続くのかわからない。。。 すでに間に合わないであろうと腹をくくっていたので数百メートル歩いては休み歩いては休み していた。。休むというか殆ど寝てましたけど(爆)

とある路肩のスペースで寝てましたところ、とある白いトラックが止まった。 なんか、大丈夫ですか?みたいなニュアンスで聞いてきたんだと思う。 トラックの運転手はちょっと年配風のおばさんだったがけっこうパワフルな印象だった。 (向こうの人は大概そう見えるのですが。。) 申し訳ながら、もう限界で奇麗事を言う余裕などなかったのでヒッチハイク交渉に出た。 「Are you going to yungaburra?」みたいな感じで伝えるとイエスのようでしたんで、 「Please Yungaburra OK」的なことで乗せてもらうことにした。 ちなみに彼女に別れ際に名刺を頂くが名前(?)がアニータさんということで書かれてたので 後日そう呼ばせて頂く。 「In a bicycle」とか色々言って荷台に乗せてもらった。 後は上の方に相方を回収する必要があったんで、「to ahead one people」とか 合ってるか合ってないか全然わからないけど伝えた。 前にもうひとりいます〜みたいなことは伝わったようだ。 日本ですらヒッチハイクなんてやったことないのにオーストラリアでやってしまった。。 荷台に乗せてもらい颯爽と山を駆け上がる。。ちなみにこっちの制限速度は山道でも80km というのが普通なんでGが強いしスリリングである。時折衝撃が身体を貫く。。 相方とはずいぶんな差をつけられてしまったものだ。。まあ最終殆ど歩いてましたしね。。 相方がいるのを発券したんで「Please wait」と声をかけて待ってもらった。 なかしょう氏にヒッチハイクしてもらった旨を説明して乗せてもらうことにした。 アニータさんには「My friend」とか「My friend is two」 とかこれ以上はいませんみたいなニュアンスを 伝えると了承頂いた。よくこれほどの稚拙な単語だけで伝わったものだ。 これはもう彼女の心の広さなんでしょう。。

自転車2台と人間2人が荷台に乗ると窮屈になりそうなんで、申し訳ながら「OK?」みたいな 感じで助手席にお邪魔させてもらった。そこには赤ちゃん用(?)のハンドルが取り付けられて いるのでお母さんなのではないでしょうか。 アニータさんは愉快そうにそのハンドルを運転するしぐさを見せた。「Baby」みたいなことを 言ってたんでおそらく赤ちゃん用のおもちゃであろうか。。 同席したもんで道中いろいろ会話しましたわ。。当然、英語なんてまだ中高のときの方が 出来た方でからっきしだったんで雰囲気と直感だけが頼りですわ(^^; 「Where do you come from?」でしたっけ?なんか出身を聞かれたんですけど最初はピンと 来なくて「My coming from is Australia」と自己紹介をした上で、「and you?」みたいな 感じで切り替えしてきたんで、「I'm Japanease」みたいに言うと日本から来たことは伝わった。 なんか中高生のときは本場で英会話するなんて考えもしなかったからこうして実践すると たとえ簡単な語句でも感動がありますね。伝わったときのなんともいえない気持ちが。。 アニータさんは日本人に友達がいて年によく会っている様子だということだ。

その後はケアンズからバスできてゴードンベイルから自転車で登ってきたみたいなことを 説明したつもりではあるが果たしてどこまで伝わったのかはわからない。 山道はやがて平坦路になってきて広大な高原の景色が広がってきた。 彼女は続けてバリン湖やイーチェム湖などがここを曲がると見えると言い、 ここは「Beauty」と言ってたと思う、 私は「Beatiful」というニュアンスで伝えると 今ひとつ伝わらなかった。これは使うところが違うのか文法的にオーストラリアでは使用しない 語句であったのかは定かではない。 「It is from here to about 5 minutes」「Thank you very match!」 「This small bicycle!」「This conpact bike」とか言ってたかな。。 あと5分程この道をゆくとヤンガブラです。とのことだ。。アニータさんはこの交差点から 北向の方へ進路を変えて走っていった。 名前とか写真とか撮らせて欲しかった気もするけど気が引けるし精神的に余裕がなかったので自粛。 失礼になるかもしれませんので。。。。 そもそも、それを聞く語句が思いつかなかったんですわ。こんなシュチュエーション誰も 予想だにしないでしょうから(^^; あと名刺を頂いたんですけども後々調べると保育所とかそういうニュアンスだったんで そこで働く保母さんだったかもしれない。アニータ=コルサードさんということでしょうか。 そうするとあのハンドルのおもちゃもそういう関係だったのかも。。 こういう地元人との何気ない出会いとか触れ合いというのはパックツアーではなかなか体感 出来ないことであろう。。これは旅が好きな理由のひとつでもある。



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自転車旅行記ツーリングサイト「CharyTime」

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