隠岐ツーリング・自転車旅行記「知夫里島・西ノ島」 旅行記サイト

[隠岐ツーリング日記]

ようやく隠岐に行けたなという感じでした。 かなり前からプランというのがありまして04年なんかも 行くつもりで、今は無き「急行だいせん」の切符を買ってはいました。 しかしながらまさかの季節はずれの台風直撃によりお流れになってしまったのであります。 さてその数年後、ようやく計画が再始動したのでありますが、はたしてどうなるやら・・・ 交通手段をどうするか考えていたのですが、フェリーは朝に出るらしくこのフェリーに 間に合わせる為には夜行バスや前日アクセスを行わないといかず、夜行バスは やはり自転車の持ち運びは不可能・・・てなわけでかなり過密な前日アクセスとなった。 せっかく前日アクセスするのであれば急行だいせんでゆっくり行きたかったものだが・・・ 新幹線&特急でもせめて旅情を感じたく思い、駅弁でも買って車内で食べようかと思ったが まさかの売り切れでした。。しかも、前日泊予定の米子駅前の売店も何も売ってない。。 そしてコンビニの1つもない。。。まさかここまで田舎とは思わなかった・・・ しかも雨が振ってきた。。始まる前からブルーな気分だった。

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1日目:『知夫里島』
前日の雨はすっかりあがったようで、快適な様子だった。 米子駅から境港へ行き、そのままタクシーの乗り込み七類港まで行く。 港は思ったよりちゃんとしていてフェリーもけっこうなもんだった。 八丈島クラスといっても過言ではないのかも・・・日帰りでこの内容だと充分なくらいだ。 座席はいろいろあり2等から特等まである様子であったが、私は特2等にした。 2等では席がいっぱいになると思ったからだ・・・がしかし特2等もいっぱいだった・・・ こんな人気あんの?隠岐って? こんなの正月に九州から沖縄に行ったときのフェリー並みでしたわ。 ロビーも釣り客のクーラーが所狭しと積んであり足の踏み場もない。 高速船がクーラーが積めないようなんでその客が全部こっちに来たって感じでしたね。 もう船内一杯だったんでずっと外の風に当たっとりました。

11時ごろ知夫里島に到着。この辺になってくるとよほどの旅マニアじゃないとどこかわからんでしょうね。 港につくなり田舎っぽさを感じる。。自転車を回収し、島を散策することにする。 この島は随分と高低差があるらしく、いきなり登りが続いていた。ただの折りたたみなんで辛い。 途中、おばあちゃんに身体は大きいのに小さな自転車やねぇ~みたいにつっこまれましたが(笑 島の北側の道を走る。こちらはちょっとした集落しかなく他は落ち葉などが散乱したような 荒れた道であった。あまりこの道は使われてそうにない。

しばらく山の裾の海岸ぞいを走っていると急に道が開けていて草原のような光景が広がった。 殺風景というより長閑な雰囲気がする。 遠くには西ノ島や中ノ島が見え、その真ん中に海が広がっている。なかなか絵になる景色だった。 ここから道はあぜ道になり丘の上の方まで続いていた。そこに馬や牛が放し飼いにされていて 道を埋め尽くさんという勢いであった。それは与那国で見た馬よりもより自然に生活に 息づいている様子で、完全に周りと同化していた。逆に私の方が通行に躊躇した程であった。 牛は完全に人間馴れしている様子でこちらの動きに特に軽快しているような様子はない。 その風貌がどっしりしているのでこちらが圧倒される。 しかし、ゆっくりと道を開けるようにのっしりと移動する。 この辺が時間がゆっくり流れているような印象を受ける。この島の時間の流れは非常にスローだ。 人気もまったくなくただただこの長閑な風景を楽しみながら自転車を押して歩くのも爽快だった。 道はアスファルトではあったが、土や糞、草などで散乱しており殆ど農道のような道でした。


海の展望も良い。まわりがすべて草原である為、見晴らしがよく、さらにこの長閑な雰囲気が 心地よさを後押しした。。。 ここからゆっくりと標高は高くなってゆき赤ハゲ山の山頂を拝むことが出来る。 たしかに木らしきものはなくひたすら草原の山といった感じだ。 そのまわりにはやはり牛が放牧されていた。 山頂近くにはカラスの大群が郡をなしている。。人気は殆どない。

アメリカンゲートを何個か抜けた後、頂上に立った。 風はかなりきつく自転車を止めると倒れそうな勢いだ。 展望所には休憩所みたいなところがあったが扉が壊れて入れない。。この辺も殺風景である。


ここからしばらく狭い道を下っていく。殆どあぜ道である。。農道ともとれるだろうか。 次の目的地は赤壁である。これは赤い崖が海に落ちている風景である。 ここも殆ど観光色がない。多少は整備されているようであるが。 木の柵が奥まで続いている。周りは草むらと草原が広がっており牛もニ、三頭いるようだ。 赤壁の風景はまさに絶壁で絵になるが柵もなく怖い・・ちょっと離れたところからしばし眺めた。


ここから島の集落へ向かうことにする。しかしながらこの辺は道?っぽい道がいくつもあり なかなか難しいのだ。しかもどれも入り組んでいるのでどれがどの道かさっぱり・・・・ というかどこもかしこも牛だらけで道を自由に行き来しているのでよけい混乱した。 とにかく方角のみをたよりに突き進むことにしたが・・・

なんとか知夫の集落へたどり着いたようだがここからが問題であった。 ここから来居港に北上しようと思っていたのだが、ここから北に伸びる道はなく どこへ行っても行き止まりであった。 ここが知夫だと思い込んでいたが実はここは知夫ではなく一つ手前の集落だったようです。 そのおかげで相当な時間をロスしてしまい体力も大分使ってしまった。 場所もよくわからなかったんでタクシーを呼ぶことにした。

タクシーの運転手はおばちゃんでした。こういうアットホームな感じが離島っぽさを感じる。 おばちゃんはいろいろ観光案内してくれた。赤ハゲ山に西側から行く人は珍しいらしい。 長閑な島ですね~とか道がわかりません~みたいな会話だったと思う。 タクシーもありえないほどスロー運転だった。これも島時間?途中で名水があるようなんで 飲む時間もくれたくらいである。 そのまま高速船にでも乗る予定であったが、うまい時間に島前間をむすぶフェリーが乗船していたので さっそうと飛び乗ることにした。


運賃は乗船中に払うようだ。甲板で寛いでいると乗務員の方らしき人がきて集金にきた。 かなり大雑把だなぁと感じる。フェリーどうぜんというフェリーだがデザインも面白い。 周りを島に囲まれたような港のような景観で外洋にいるようなイメージではありませんでしたね。 秋の心地よい海風にさらされながら船は西ノ島へ・・・・

宿は港のすぐ前である。ちょっと割高だったが、他に泊まれる場所がなく交通の便が良かったので 選んだのであるが・・・やはりすぐにチェックイン出来るところが大きい。 そして窓から船が入出航する様子が見えるのだ。この景観は良い。 日が暮れてからもフェリーの明るい光が差し込んでなんともいえない風景だった。 この宿は隣で飲食店も経営している関係上、晩はその店で食べた。 さすがに島料理だけあって魚メインの料理だった。





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2日目:『西ノ島』


朝日が綺麗だった。ちょっと肌寒かったが外に出るとちょうど夜が明ける頃で この日の天候の良さを感じさせる。良い日になりそうだ。 この日はなかなかハードな日である。出航が昼過ぎぐらいなのでそれまでに戻ってこなければならない。 目的は国賀海岸である。この隠岐でもかなり有名どころで断崖絶壁の景色は有数だといえる。 島の南側からアクセスするのが普通だと思うがあえて北側から攻めることにした。 知夫里島でもマニアックなルートをとったあたり冒険好きなのかもしれない。 さてこの北側のルートであるがホントややこしい。途中、船引運河という狭くなったところがあるが ここから狭い北側のルートがある。こちらは殆ど車が通ってないらしく荒れた路面が ところどころにあった。

しばらくアップが続き、落ち着いてきたのでそろそろかと思いきやまた下りになって再度登りが続く。 なかなか厳しい道だったと思う。こうしているうちに牛の糞が見受けられるようになり 視界が広がってきた。同時に遠くの方に道が。。。あんなにあるのぉ~ってな感じだった(汗 そうこうしているうちに森林の景色はやがて草原に変わってきて馬や牛が見られた。 知夫里と同じような景観であったが新鮮だった。それ程この景色は特異なのかもしれない。 なんかどこか遠くに来てしまったような錯覚を覚えるのである。 飼われている感じでなくまさに自然、野生感があふれる景色なのだ。この景色はここだけなのかもしれない。


午前中だったので東の方から逆光が照らされて馬が放牧されている景色が照らされて 遠くの方に海が広がる。なんともいえない絵画的風景であった。 この風景を見ながらだと登りも苦にならない。国賀海岸の北側の摩天涯へたどり着いた。 その名前のとおりすごい断崖である。。しかも周りが草原というなんとも壮大なパノラマだ。


天気も良いので非常に良く写った。ここからは南の方に遊歩道が続いている。 遊歩道とはいっても草原のあぜ道なので自転車に乗っていくことは難しい。 がたがたの下り道だ。そういったところに牛や馬がいるまさに野性的といいますか・・・ 私も負けず(?)にあぜ道を颯爽と駆け下りた。下の方に観光客の列が通天橋の観光に来ている様子。 通天橋は国賀海岸の海食によって出来た洞穴である。この辺の荒っぽさも目に映る。 ここにも牛がどっしりと腰をすえていた。こういった斜面に大らかに生きているのはすごい。 さて国賀海岸の出発地点(南側)に到達し、アスファルトの道に入る。 ここから南側の道を伝って元の道に戻ることにする。

国賀海岸の基点には駐車場がありその観光ツアーバスが止まっていた。 その参加客の人からは「ここまで来るの早いね~」みたいに言われました。 どうやら麓から目撃されていた様子・・・


南側の道は集落があるが、やはり若干の上り下りだけで正直楽であった。 ただ、国賀海岸を折り返す場合は登ってまた起点へ戻る必要があったんで、 どっちにせよきつかったように思う。 帰りは多少のアップダウンがあるもののさほど時間をかけずに別府港へ戻った。

ちょうどフェリー出航前だったが時間が少々あったので昼飯を取ることにした、目当ての店はあったけど 当日、閉店していた為、港の喫茶店にて名物さざえカレーを食べることにした。 ただ、全然出てこない・・・こんなに時間がかかるものなのか? ファーストフード店のようにすぐに出てくるもんだと思っていたが・・・予想外であった。 なのでフェリーの出航時間ぎりぎりとなってしまいあせりました。 半分食べずに料金だけ払ってサヨナラ~になるのでは?なんて思ってましたし。 味わわずに大急ぎでかき込んでフェリーに飛び乗った。店の人には申し訳なかったが。。。

ここから隠岐の島(島後)へ向かうわけであるが、思いのほか空いていた。昨日の知夫里島行きのフェリーは 随分と混んでいたので拍子抜けした。空いているというか殆ど2等貸切状態である。 ただ広いカーペットの上にななめに寝転んでいるのも贅沢だ。殆ど個室である。 その中で終止、部屋の中で旅行書を眺めながらゆったりしていた。
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『隠岐の島』
船はいつのまにやら隠岐の島の 西郷港へたどり着く。ちょっとした街中という感じだろうか。 ここからはひたすら北にむけて走る。隠岐の島については他の島とは違って割りとフツーの印象がある。 田園の長閑な景色や落ち着いた林や家の景観。日本の田舎そのものいった感じ。

その前に隠岐国分寺に行ったのであるが、残念ながら無残にもなくなっていた。。。火事だったのだろうか。 構内にはおおきな杉がたたずんでいた。屋久島のときもそうだけど、はるか昔からこの木が育ってたんだと 思うとスケールの大きさを感じますね。名を八百杉といっただろうか。。。この島には 3大杉というのがあってそのうちの一つらしい。 寺にあるあたり神木という印象が強かったです。

そこから国道を北へ・・・途中、トンネルが懸念されてたんですけど、なんとか歩道があったので 問題なかった(狭いんで車が来たときだけ寄せます) そこから水若酢神社へ・・・そこは割りとフツーの神社といった印象。ちょっと構内を周った。 そこから進路を西にとる。西海岸方面へ行くわけですが、その前に島唯一の温泉があるというGOKAへ。 内容はまさに地元の人しか使わないような古びた銭湯って感じだった。ロッカーなどかなり古い印象。 ただ、男女混合の水着コーナーがあったようだが(私は時間の都合でパスしました) いい湯でしたねぇ~

ここから海岸方面へここは旧道に福浦トンネルというのがあるのでそこに行くことにする。 今は使われていないようですが、昔は使われていたそうです。 まさに岩をくりぬいただけという天然のトンネルぽかったですね。時折海を垣間見ることが出来るので 景観はよかったと思います。 ここから宿にアクセスします。ちょうど港のほとりにたっている旅館といったイメージ。 近くに滝が流れていてなんとも落ち着いた風貌です。周りにはなにもないし・・・ ただ、なかは近代的なホテルのようなつくりでちょっと敷居が高い感じでしたね。 一人旅だとどうしても民宿とかの方が入りやすいんですが・・・

晩飯もけっこう海の幸が並んだ豪勢な作りだった。しかも小奇麗でしたわ(^^;

(隠岐の島続き)


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