南紀勝浦(十津川)ツーリング旅行記
深い山の中をひた走る....
行程:五条市(R168)→(吉野寺大塔) →(谷瀬吊り橋)→十津川村→(道の駅十津川郷) →(十津川温泉)・・・・82km
十津川村(R168)→(奥熊野古道ほんぐう)(熊野本宮大社) →(道の駅静峡街道熊野川)→(R168)→新宮市→(熊野速玉大社) →(R42)→那智勝浦町・・・63km


全国自転車ツーリング旅行HP『CharyTime』

十津川というと以前さんぴん氏のHPでも話題になったところで当時、日本で一番広い村として有名になったところです。 広いだけに山の奥地の秘境というイメージがありだいぶ前から気になっていた箇所でもありました。 今回、予算的なものと以前から温めていたものや、同時に紀伊地方の未開といった条件も重なり 実行することに至ったのです。 また勝浦の地方はマグロやくじらなど海の幸や文化もあり景色も良い。冬場は天候が安定するなど条件も良いですし 潮岬、熊野三山といった目的も具体的であることも後押しした理由になりました。 十津川自体はだいぶ道がよくなってきているということですがまだ発展途上で旧道の箇所も少なくないようです。 そういった情報を事前に十津川ツーリングをしてきたページを見て参考にしておりました。 では実際どうなるのか・・・といった感じで出発に至りました。



五条→十津川

1日目
電車はやや乗り遅れなどありましたが対して時間的なロスもなくスタート地点である五条にたどり着きました。 冬場に本格的ツーリングをやるのは実は初めてかもしれません。大概は沖縄とかに飛んで寒さから脱退していましたから(笑) なだけにこの寒さがどうくるのかある意味わかりませんでした。

さて、五条は山間のちょっとした町といった感じでここを拠点にだんだんと山間に入ってゆくのだろうなと感じました。 最初は民家などいろんな建物があったようですが次第に山の中に入ってゆくような感じでしたね。 道そのものは可もなく不可もなくといった普通の道路だった印象です。 交通量は全体的には多くはありませんが山間部ということを考えれば多いかもしれません。やはり新宮と奈良を結ぶ 主要道路ということもあるのでしょうか・・・アップダウンは予想どおりありますが、168号線の新天辻トンネルまでは ひたすら登りが続く感じです。道も工事が中途なんで広くなったり狭くなったり安定していません。







西吉野トンネル
トンネルですが、西吉野、西野共に歩道スペースはなく長いので良いとは言えません。慣れない人は 旧道カットしても良いと思います。ちなみに私はテールランプ、反射鏡たすきにライト前方4つ後方2つと重装備で挑戦しました。 トンネルの中で向こうにはやく気づいてもらうことが必須ですから準備は必要です。 それでもこの2つのトンネルはショートカットできますが新天辻トンネルだけはそうはいきませんでした。 というのもこの天辻隊道という旧道でカットする案において非常に酷道でがれ場や倒木、またこの時期は積雪している (現に峠付近は積雪しておりました)ので自転車で周るのは困難であるからです。そんなこともありこの2km超あるトンネルを くぐることを想定しての今回の装備で望みました。今まで2kmクラスのトンネルはありましたが歩道やある程度の路肩は 存在してのものでした。ただしこのトンネルはかなり古く、歩道はおろかまともな路肩もない状態なんでかなりキツいです。 騒音もあり狭く、大型車などきたら一度自転車を止めて待機するなどしておりました。
新天辻トンネル















さて、このトンネルを抜けると箇所箇所に積雪しておりある程度の標高はあるのだなと感じました。 ここから峠は越え十津川に入り、いよいよ下りという感じでした。下り道中の途中に道の駅「吉野大塔」がありますが 残念ながら閉まってました。ここで非常食であるドーナツを一つ食べます。しっかし寒いわ・・・路面にフツーに積雪してますし まさに冬を実感しております。ジャンバー厚着でツーリングしたのってあまりないからなあ・・・ 道を下りきり天川との分岐を右折して集落へ・・・集落にくると旧道のままなんで道が狭くなりますわ。。。 国道というよりフツーの路地ですね・・・脇には大規模な道路工事が進められ将来的にバイパス化するんだろうなと感じております。






ここからさらに南下してゆく。十津川そのものはお世辞にも清流とは言えません。まあなかしょうさん曰く古いという表現が 一番良いのではないでしょうか・・・なんかね。人の手がくわわったような感じがあるんですよね。。ガレているというか。。 いろんなものが古いんですわ。。。忘れ去られた廃墟のような印象・・まあこういうの嫌いじゃないんで良いんですけど。。





谷瀬吊り橋















谷瀬の吊り橋へつきました。ここはある程度観光地で九重夢吊り橋が出来るまでは日本一の長さを誇っていた吊り橋だったような気がします。 山間の吊り橋もなかなかはえます。網目のフェンスに床板が張られているちょっとスリリングなつくりで実際ゆれると躊躇しますね(^^; 子供が走ってましたけど度胸ありますわ・・さて向こう岸までゆくこともないので半ばで引き返して出発。 このときはすでに昼過ぎだったんで昼飯を取ることにする。ちなみに谷瀬の吊り橋付近にはいくらか飲食店があるのは 調査ずみだったんで少し進んだところにある蕎麦屋にて一服することにした。 十津川の水を使用した蕎麦屋でけっこう好評とのことである。確かに香がよくのど越しがよかった。 これぞ年越しそばかな〜なんて思ったり。。






























ちなみにこのときから天候が思わしくなく冷たい雨がパラついていた。この段階で面倒くさがらずにゴアを着用するべきだったが そのまま走行したため本降りになりかなり身体が冷えてきた。これはけっこうこたえましたね・・・ 手足もかなり痺れてきて感覚が悪くなってきましたし。。。 風屋の貯水池の脇を走りながら距離を稼いでゆきます。雨は止んできましたがシミテックスでこの時期にはかなりきつかったです。 避難所(?)につかったのは道の駅「十津川郷」で足湯があるんで助かりました。 もう足がかちこんでいてペダルを漕ぐ足も痺れてましたから。。。ここで手足を温めて物産屋で身体を温めて充電。

復活してから再出発。山間の道をひたすら走り、そのまま集落を経て十津川温泉へ。


十津川温泉ホテル昴宿情報
いろいろ宿があったんですけど、事前にホテル昴に予約しておりました。ちなみにここはチャリダー的には少しグレートが高い かもしれません。フツーに民宿とかにしてもよかったんですけどつい気軽なネット予約に走ってしまうんですよね・・・ まあ温泉とかも楽しみたかったですし、たまには良いかな〜という感じです。夏場とかだったら敷地内で野宿出来そうだなあという感じでした。 おかみさんが部屋に案内してくれるあたり、敷居は高いと思いましたね。しかしながらしめった靴に対し新聞紙などを 持ってきてくださったりといろいろお世話をしていただいたので親しみを持って接することが出来ました。 この施設、野外プールとかもあるようですがあいにくスパッツを持ってきてないし疲れているので行きませんでした。 というより温泉で一服したいという気持ちの方が強かったですね。。。しばし休憩のちに隣接の星の湯にて一服。 さすがに死力尽くした後の温泉は格別ですわ・・・生き返ります。檜風呂やら露天風呂とかもあったんでよかったですね。 やはり冬場の露天は格別ですわ寒空で冷やされながら暖かい湯に入っているときの寒暖の差がなんともいえず引き締まります。 さて、館内に戻りしばし夕食タイム。こういう一段上の宿に泊まるとなんとなく雰囲気が落ち着かないんですよねぇ... 客も年配っぽい人が多いですし私みたいなソロのチャリダーは浮くんですわ・・・いろいろな郷土食が盛り沢山で楽しめました。 マッサージなどもあってやってみたかったけど予約でいっぱいらしいです。この後は大したこともせず就寝に至りました。


十津川→那智勝浦
2日目
朝は普通の時間に起きて朝風呂に出かけることにする。これは昨日とは女湯と交代で違った湯が楽しめるとのこと。 今度は壺湯でして貸切気分が味わえた。朝食は茶がゆでこれまた身体によく汲み出し湯豆腐とともにおいしく頂けました。 朝には野猿という人力ロープーウェーが敷地内にあるので楽しんでみる。最初は下り傾斜ですす〜っと進むのですが次第に 重くなってきて中盤から先はかなり腕の筋力を要しますね・・・はっきりいって疲れますわ。木の箱の中なんでちょっと窮屈なんで 1人しか無理ですね。最後あたりは登り傾斜なんでかなりいっぱいいっぱいでしたわ。。
野猿





























さて、今日の目的は新宮まで抜けて勝浦まで行く予定。距離的には60kmくらいで下り傾斜になるかと思うので 昨日ほどばりばりとはいかないと考えられる。しかし距離がないわけではないので油断は出来ないであろう。 ここから168号線から南下し本宮方面へと向かう、ややアップダウンの道をゆきながら十津川ぞいを走る。 十津川もずいぶん川幅が広くなったような印象を受けます。山間を縫って流れる川といった感じ。








七色集落あたりではバイパスがあって河川を貫くような感じになっていた。旧道が集落間を抜けている傍らで どーんと貫いていて地元人の景観はどのようになるのか多少は気になった。 このあたりのトンネルも昨日のようなキツいないようではなく幾分走りやすいものでした。 しばらく走ると旧道に戻るといったことを繰り返すような感じです。だから多少違和感のある区間はある感じでした。









そこから道の駅「奥熊野古道ほんぐう」があるので立ち寄る。熊野川のほとりにあり田舎の景観を楽しむこが出来る景勝だ。 またここは熊野古道を歩いた人の記録がありなかなか参考になった。馬とか川くだりとか今みたいに道が発達したいない中で この奈良の山間を歩くことは大変なんだなと痛感致しました。







熊野本宮大社(大斉原)














しばらく行くと熊野本山の一つである熊野本宮大社へ。この辺は景観保護地域っぽい街並みになっていてすっきりしている印象だった。 ただあいかわらず観光客は多い・・・年末ですからね。。本宮大社そのものはさほど大きな神社って感じではないのだが 古風って感じでしたね。階段を駆け上がって・・・みたいな。 お守りはヤタガラスの紋章があってご当地の印象が強かったので買いました。ちょうど年始でもありますし。 あと近くには大斉原という大鳥居があって昔はここが本宮だったらしい・・なるほど、かなりでかい。。遠くからでもよく見えます。 知っている限りでは一番大きな鳥居じゃないでしょうか。

ここから、川湯温泉とか予定してましたがさすがに時間がないのでパス。仙人風呂とかいって広い風呂があるようなんですが どのみちこの辺は温泉の宝庫だったりするんで(^^;

熊野川














ここからは熊野川ぞいに新宮方面へとひたすらむかうのだがけっこう走りやすい道になっている。 この辺は工事区間なのか否かさだかではないのだが・・・・ このあたりは景勝地で静峡とか渓谷ぞいを川下りする船もある。船着き場には団体さんもけっこういた感じだ。 ここは団体くさいので私は道の駅「静峡街道熊野川」にて茶がゆ定食をいただく。茶がゆとめはり寿司がついていてどちらも名物である。 お茶はほうじ茶っぽい茶色で確かに香ばしい感じでした。めはり寿司はのざわなのような葉っぱにおいなりさんのように包まれた寿司で ぱりっとした歯ごたえと深みのあるおいしさでした。




それにしても風が強い。。寒気が来ているらしく大阪などは雪が降っているらしい。この地域でさえ雪がぱらつくくらいであった。 それよか風が強くけっこうあおられて走行がぐらつきましたね・・・ 天気そのものは南紀の為か晴れ間が見えるくらいなのでよかったのですが。 ここからトンネルを抜けて一気に町っぽくなってきた。。 ずっと田舎の山間部を走ってたのでいきなり開けた感じはしましたね。新宮ってけっこうな繁華街ですし。。

新宮の目的は速玉大社ですかね・・・ちょっと北にゆくとそれはあります。 速玉大社は熊野三山の一つですがあまり人は多くなかったように感じました。一番人気ないのかな・・・ ただ一番古風で楽しめた気がする・・・




熊野速玉大社


ここから42号線を南下する。海岸ぞいの道だが交通量が多く生活道路的なイメージ。 線路からのぞく水平線がなんとも旅情をかきたたせてくれる。電車など通るとなお良いのだろうなと思う。 那智からはちょっと開けている感じで駅前にも温泉があるようであった。 このあたりで県道にそれて那智勝浦の中心街へゆく。さすがに海が近いのか風が強い。。。 港は入り組んだような作りになっていて観光船や漁船などでごったがえしていた。観光色はなかなか強そうに感じる。 ちなみに私はこの近くのホテルにて予約をしていた。値段じゃ7000円とやや割高であるが立地条件が良いのでここにしたと思う。 夕方はやや時間があったのでしばしホテル滞在し情報収集をする。ここは畳部屋なので落ち着く。 ちなみに私はフローリングより和室の方が好きな人なんで。



那智勝浦

ここ勝浦はもろ観光地って感じで港をえて対岸に大手ホテルがいくらか建っている。 往復しているホテル専用船で渡るのだが、ファミリーなどはみな向こう側だろう・・

誰か友人と来ていたらあちら側のでかいホテルに泊まっていたかもしれない。ちなみに日帰り入浴をしようと思ったのは ホテル浦島ってとこです。なんかホテルが竜宮城を模したようなテーマパーク的施設でいろいろすごかったですね。 ホテルの敷地に店やらなんやらアトラクションぽいものなどスパ銭のような内容でした。

日帰り入浴は1000円ですが、ここの敷地にある風呂なら入り放題らしいです・・・ちなみにそれぞれの移動距離が 1kmくらいあった(?)ので全部は行きませんでしたけどかなりでかいっすわ・・・私みたいな個人旅行者が来たら明らかに浮きます・・ 館内風呂とあと有名な忘帰洞にて一服。熱いのからぬるいのまでいろんな湯船があって楽しめました。 というかほとんど温泉テーマパークですわ・・・一日中楽しめる感じでした。残念なのは忘帰洞の海側に侵入防止の縄があったことかな。 これで風情がなくなりましたし・・・こういう大規模なところはいろいろ問題があるんですよね・・どっか忘れられたような田舎の民宿で 観る一人だけの空間が恋しくなります。

またマッサージがあったので立ち寄ることにする。こちらはちょっと痛かったかな・・・(台湾でやったのは悶絶モンでしたけど・・・) ちょっとマグロのおつまみ的なものと那智黒でも買って帰ることにした。そういや帰り際餅つき大会やってました。 ほんと規模でかいっすわ・・・・

帰って考えていたのはもちろん晩飯。こちらは那智まぐろを食すことを決定していた。店も決めていたのだが・・・ 問題発生・・行こうと思っていたところが来てみてなんと正月休みとのこと、また近隣の専門店も店を閉めているところが多い。 いろいろ周った結果、まぐろ三昧那智というちょっとしゃれた店に行くことにした。和風のフレンチレストランのようなところで ここでマグロ尽くしの定食とワタのトマト煮というものを頂く。トマト煮はフレンチっぽくトマトの風味が活かされていた。 定食の中身は刺身とカツ燻製、つみれ汁など一通りマグロが使われた内容でおいしく頂けました。 ただ店自体がフレンチ風なところなんでちょっと浮いたかも・・・

全国自転車ツーリング旅行HP『CharyTime』