2006年ワールドカップ



日本と韓国の二カ国共催で行われた2002年ワールドカップはブラジルの優勝で大成功に終わってから4年。今回のワールドカップはドイツで6月9日(金曜日)にドイツXコスタ・リッカ戦でスタートしました。
今回はこのワールドカップ中の試合の内容はいろいろなテレビ、新聞やインターネット等の情報システムで知ることができますのでここでは我々のヴィトリアの街の様子を写真に撮って行きたいと思っています。



三日後に控えたブラジルの試合日に向けて街の飾り付けが始まったようです。でも、やっぱりブラジルの気質からブラジルが試合に勝ち進んで行かないと盛り上がらないようですが、それでも、ところどころに緑と黄の飾付けがありました。皆、火曜日の午後4時(ブラジル時間)の試合を楽しみに待っている様子が伺えられます。なにしろ、その時間帯はブラジルはストップしてしまいます。私も午後2時には仕事は止めてシュラスコ(焼肉)を楽しみながらブラジルの試合を見ようと思っています。非常に楽しみにしています。




負けてしまった。まさかの敗北である。
この結果はどのブラジル人が予想していただろうか。それだけにこの負けにはダメージが大きいことであろう。
僕個人としてはブラジルという国を背負ったブラジル選抜チームの敗北による悲しみや悔しさといったものではなく、むしろ、自分がひいきするチームの敗退の悲しみと云った方が適切かもしれない。
ブラジル全体が楽しみに大事に育んできたこの4年間のお祭りが、このわずか90分で泡のごとく消えて去ってしまう事に対して、何かむなしく、寂しく、やるせない気持ちである。フランスの勝利が決まりそうな試合終了数分前からこの切ない気持ちを抑えるのに懸命であった。こんな気持ちが愛する恋人を失った時のあのやるせない気持ちと云うものだろうか。僕と同じ気持ちになったのは殆どのブラジル人がそうだったろうと思う。

さて、今回のワールドカップ優勝候補だった王者ブラジルが何故負けてしまったのだろう。いろいろな敗因はあったのだろうが監督の采配、選手の体力不足、チームワーク等と数えたらきりが無い。

でも、私にはスーパースターを沢山抱えたこのチームの敗因はこのスーパースター達が天狗になりすぎたのではないかと思っている。2002年度のワールドカップに書いた「 ブラジル選手のほとんどは貧しい環境で育ち、裸足で破れたボールを蹴り、食衣住に貧困な生活のあげく、苦労のうえに成し遂げた世界制覇でした。」確かにその通りでした。
でも、そこには落とし穴がある様な気がしていました。貧しい環境で育ち、食衣住に貧困な生活のあげく、苦労のうえに世界制覇を成し遂げたスーパースター達はヨーロッパの経済国で天文学的な収入を得て、豪華な家に住んで贅沢な生活ができるようになった事です。
彼らが育った故郷のブラジルでは100年働いても稼ぐことができないお金を彼らはほんの一ヶ月で稼ぐ事ができるようになりました。(僕はひがんでいるわけではありません。)当然、このスーパースター達は金取り興行に精を出し、夜遊びと浪費の生活が中心になってしまいハングリー精神は薄れてしまい、闘争力に欠けてしまったのではないかと想像している。そう云った生活が今日のフランス戦に反映したように思われて仕方がないのである。1点先制されても何とか追付こうと這い上がろうとボールに食らい付くハングリー精神に欠けていたように思うのです。もちろん全てのブラジルスーパースターがその類ではありません。

ブラジル選手達は球場から引き上げて宿泊中のホテルに向かうバスに乗りこむ時に 期待を裏切られ夢を破られた大勢のファンから「商売人!商売人!」と罵声を浴びせられていたTVのニュースを観ていて、選手達に同情もした。何故ならば、ブラジルの選手達は今日のフランスとの試合前までは英雄扱いだったからである。 このワールドカップはオリンピックのクーベルタンの提唱である「勝つことではなく、参加することに意義がある」ではなくて、サッカーのプロのお祭りである。勝たなければボロクソである。「勝てば官軍、負ければ賊軍」とは良く言ったものである。

厳しい事を言ってしまったが、僕はブラジルが大好きな大好きな移住者である。精悍さ、知的さは無くとも、陽気さ、明るさを持ったブラジルの選手達が大好きだ。 夢を持たせてくれるそんなブラジルが僕は好きなんです。
新しく育ってきている若いブラジルの選手達よ! お願いだから僕らを裏切らないでくれ! 二の舞を演じないでくれ! 
泣いているブラジルは似合わないよ! 


上の写真は A Gazeta 新聞のものである。




昨日、近所の家のバルコニーにブラジル国旗と紙で作られたボールが飾られました。
アパートの窓にもブラジル国旗と緑と黄色のテープで飾られました。

公園の木にも黄色と緑のテープが飾られウキウキしますね。
商店やショッピングにもブラジル色がいっぱい!
何かを買いたくなる気持ちにされてしまう!。

車にも国旗が!
住宅街の通りにも住民達が協力し合って飾付けやブラジル国旗とワールドカップのボールをペンキで描いてある。

窓にはもちろん!国旗が飾ってある。
スーパーマッケトの入口にも緑と黄色の幕。

店員もブラジルのシャツでサービス。
ブラジル戦の前日だというのに早くもビールで乾杯。
駐車場で働くおっちゃん(まったく!あてにならんなー)。
車もコッパ・ド・ムンド(ワールドカップ)ムード。
ブラジルの試合1時間前の銀行。みんなブラジルファッション。
帰路に急ぐ少女達。

試合前に街角で出くわした少女達。
TV試合観戦中ブラジル国旗をまとう夫婦。

1対0で辛勝しても若者は無関係で踊りまくっていた。
お母さんのエゴでのブラジルファッションに迷惑そうな赤ちゃん。
今日はヴィトリアから約140Kmの距離に位置するCASTELO(カステロ)という都市で行われるお祭りCorpus Christi(聖体祭)での様子です。 
Corpus Christi(聖体祭)はサンパウロ日本人学校のHPに説明がありますので参考にしてください。 http://kids.glocom.ac.jp/schools/jpsp/feriado/feriado5.html
街の老いも若きも子供もみんなで夜中まで道路のじゅうたん造りに励む。じゅうたん造りの材料は色付き砂、コーヒーの殻、花、木くず等です。

早朝には観光客に披露。
沢山の観光客。


ワールドカップと縁がないこのお祭りもやっぱりサッカーが中心だった。


ブラジルの国旗を売る女性。

やっぱりこの時期はブラジル色。
ビールを飲みながらテレビでブラジルの第二戦(オーストラリア戦)を楽しむブラジル人。

ブラジルの2対0の勝利。予選通過だが もう少し点をとって日本の仇をとってもらいたかった。
ブラジル X 日本戦の様子です。地元TVが日本人の観戦様子の取材に来た。試合前のインタビューで 「3対1で日本の勝ち!中村のゴールです!」と答えている日本語教師。壁には日本国旗が大きく掲げられていた。
日本の先制ゴールに沸く日本人達。このゴールでまさかの期待はどの日本人にもあったはず!。
ブラジルの同点ゴールに沸くブラジル人と日系2世。このゴールにはがっかりの日本人達。

ガーナ戦開始30分前の街の様子。小走りで家に帰る人々とスピードを出して帰路に急ぐ車。
試合中の上の写真の通りの様子。車も誰一人と歩いていなかった。店も銀行も閉まっていた午後1時の様子である。

2002年ワールドカップ





初めてのアジアで、そして、日本と韓国の二カ国共催で始まった2002年ワールドカップはブラジルの優勝で大成功に終わった。この1ケ月間のドラマは日本、韓国だけではなく、もちろんブラジル、全世界の人々の心の中に刻まれた事と思います。韓国はこのイベントで国民の団結と闘争心を、そして、経済,社会全ての面を全世界にアピールする事が出来、日本は経済力、社会的なものはもちろん、安全性と秩序の素晴らしさを全世界にそして、国内ではサッカーの面白さを高齢者から子供、主婦までにアピール出来たと思います。私が頂いたメールからご当人のお許しを得ずに記載したいと思います。お許し下さい。

“W杯授与の時なんと、ブラジル選手の美しかった事、そして私の故郷の横浜が美しかったこと感動しました。でもあっとゆう間の1ヶ月でなんだか寂しさで脱力感でいっぱいです。”

“W杯に振り回された気もしますが、その分にわかサポーターとして楽しませて貰いました。終わってしまい明日から寂しくなります。4年後、日本がどの位成長しているか楽しみです。”

“日本で開催されたおかげで、サッカーファンが増えました。 かくいう私も、にわかサポーターですが、ほとんど毎日、テレビにかじりついて観戦しました。・・・省略・・・日本のサポーターは、よその国でもその国のユニフォームを着て、その国を応援する。 よい試合にはどの国でも拍手を送る、ということで、外国の特派員に驚かれたようです。でも、これが日本が弱い理由だとも書かれました。特に、キャンプ地となった町では、かならず、キャンプを張った国を応援しています。 そして、日本のサポーターは、街で騒いでも、ゴミを拾い、持ち帰るというのも外国人には珍しかったようです。(と、日本自慢)

と云うように日本に付いては日本という国、国民の素晴らしさを再確認したようです。そして、競技場で国旗の日の丸を振って、日本!日本!とコールしている姿をブラジルでTV観戦していたら、つい少し前まで日本国旗、国歌に反対していた人達がいる事がなんだか不思議でなりませんでした。きっとこの大会で日本国民の中に自然体で日本国旗、国歌が身に付くような気がしています。
ブラジル選手のほとんどは貧しい環境で育ち、裸足で破れたボールを蹴り、食衣住に貧困な生活のあげく、苦労のうえに成し遂げた世界制覇でした。 彼らの育った過程を思い出した時、皆、素直に喜びを分かち合い、心温まるW杯授与のシーンは目頭が熱くなりました。精悍さ、知的さは無くとも、陽気さ、明るさを持ったブラジルの選手達おめでとう! 夢を持たせてくれるそんなブラジルが僕は好きです。でも、ブラジル選手のキャプテンのカフー選手が W杯トロフィーを掲げた時に叫んだ 「レジーナ!(自分の奥さんの名前) 僕は君を愛しているよ!」とトロフィーにキッス。・・・ これは私には出来ません。これがブラジル人ですかネ。


   

試合が終わってカンブリ海岸に向かう途中に出くわした。追突されたらどうするの!
小型トラックの荷台。 親父も子供も一緒。

犬も借り出されて!おとなしいブルちゃん
カンブリ海岸
酒と優勝に酔った若者。車におかまい無く、車道で踊っていた。
大口のマスクをかぶった若者。
踊りまくる若者達。  
カンブリ海岸。
緑の塗料を塗った若者。
カンブリ海岸のマンション。老いも若きも。
TV取材班と停留所の屋根上で。
踊る若者達。  
子供も踊る。
海岸に向かうある家族。