書籍「聖書から論じる」の引用文献の検証1

今回は、書籍「聖書から論じる」を検証していきましょう。1

ものみの塔聖書冊子協会は、1985年に「聖書から論じる」を頒布し、1989年に
改訂版を出版した。以下「論じる」と略す。
その画像はここである。

「論じる」邦訳版219頁は、こう述べる。
「エジプトではいたるところで石碑や墓に種々の形の十字架が見られる。
多くの権威者たちは、それらを男根[男性の性器を表したもの]もしくは、
交合の象徴として見ている。.....エジプトの墓では、男根象のそばに
輪頭十字[上端に輪、または取っ手の付いた
十字架]のあるのが見られる」ー性崇拝の歴史概説。
(ロンドン, 1940年), H・カットナー, 16-17頁。

「聖書から論じる」英語版91頁は、こう述べている。
"Various figures of crosses are found everywhere on Egyptian monuments and
tombs, and are considered by many authorities as symbolical either of the phallus
[a representation of the male sex organ]or of coition......In Egyptian tombs the
crux ansata [cross with a circle or handle on top] is found side by side with the phallus."
---A Short History of Sex-Worship(London , 1940), H.Cutner,
画像は

ものみの塔が引用しているA Short History of Sex Worship(性崇拝の歴史概説)
の表紙は、ここである。
ものみの塔の引用部分は、

この中でBarning Gould is of the contrary opinion and refuses to identify the
cross with phallus.古典語も入っているが、要約すると、「陰茎と十字架を
同一視するのを避け、反対意見とすることが出来る。」
と続いている。

さらに

The question of their connection is still hotly disputed,
「それらの問題は、まだ熱く論じられている。」と述べられている。
つまり、「十字架は、男根崇拝から来ている」とする説と「そうではない」と
する説があり、今も結論は出ていないと著者は、言明しているのである。

「性崇拝の歴史概説」の著者カットナー氏は、見開き第1頁の挿絵

で「貝, カギ十字架, 10の文字, ダビデの星文字, ハスの花, 三日月の絵も性崇拝の
象徴として用いられた説がある」ことを図示しています。

 エホバの証人の方たちは、十字架を尖塔に頂く教会をあざ笑うことだろう。
「ははは。男女交合の印、性器崇拝の印を尖塔に置くとは、まさに大いなる
バビロンに相応しいわ」,と。
 しかし、引用されている文献は、その様に結論付けていないことを
知ってもらいたい。キリスト教会は、イエス・キリストの贖いと愛に心を
とめるために十字架を用いているに過ぎない。
 プロテスタント教会に限定して言えば、十字架を礼拝している教会は
存在しない。

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