ものみの塔教理史1

1799年

「ナポレオンは, このエジプト遠征を1798年に開始し, 1799年10月1日にフランスに帰還し終えた。この遠征は, 手短に言えばそうである。40-44節(ダニエル書11章)の預言によって生き生きと説明されている。預言者自身の数々の言葉, 終わりの時の始まり, さらに1799年のしるしにおいて完成された。」『神の立琴』 1921-1926年版228-229頁。

「西暦539年から1260年は私達を1799年に連れて来て, もう一つの証拠は‘終わりの時’の始まりの確定的なしるしである。これは西暦539年の日付からでありダニエルの他の預言的な日は, 計算されなければならない。」 『神の立琴』 1921-1926年版229頁。

「ローマ・カトリック教徒の中にはイエス・キリストの千年統治は1799年に終わったと主張した人がいました。その手にフランス軍がローマを攻め落とし, ローマの支配者であった教皇をその座から引きおろしたため, 教皇は捕虜となってフランスに追放され, そこで死亡したからです。」「ものみの塔」誌1989年9月1日号12頁。


(補足:ものみの塔協会は, ‘1799年から終わりの時である’と言っていた事実を覆い隠している。)


1872年

「私達は, すでに1872年の10月以来七番目の千年期(ミレニアム)の中に生きている。」 ラッセル著『時は近づけり』1889-1927年版。363頁。



1873年

「ここに於いて私達は, 西暦1873年はアダムの創造から6,000年であったという証拠を提出する。また, 聖書が七番目の1,000(年)が道理のある土台ではなく, 尊い伝統的世界の回復の大安息日, キリストの治世の時代となる直接的論述を全く, 含んでいない。」ラッセル著『時は近づけり』1889-1927年版。39頁。

「もし, 地球上の歴史の七番目の1,000年の期間がキリストの治世の期間である特別に述べられている時代となるのであれば, 私達は, それが西暦1873年に始まり, 私達はすでにその中にいることを証明している。」 ラッセル著『時は近づけり』1889-1927年版。40頁。

(補足:ラッセルは, アダムの人類創造から6,000年が西暦1872年に終わり, 西暦1873年により千年期に入っていると述べている。1943年にこの考えは, 『真理はあなたがたを自由にすべし』という書籍で, 100年間の挿入を廃止。ラッセルの時代は, アダムの創造は, 西暦前4128年となっていた。

そしてアダムの創造から人類に罪が介入するのに, 2年かかったと推論。1943年以降はアダムの創造は, 西暦前4025年であった。この教えは, 1950年代中頃に入りアダムの創造は, 西暦4026年となった。1975年ハルマゲドン騒動は, 西暦前4026年に6,000年を足した1975年から出た問題であることは, 言うまでもない。cf『千年王国』203-5頁, 『新しい天と地』, 『宗教は, 人類のために何を成したか』, 『神の自由の子』, 『聖書研究第二巻』)



1874年

「聖書の証拠は, 西暦1874年から彼の臨在と神の準備の日である。従って主の再臨は, 1874年に始まり1874年1914年, 1918年は彼の来臨について言及している特別な日付である。

預言は成就の過程あるいは, 成就するまで理解することはできない。1874年から1914年までに主の到来に関する預言は成就され, 理解することができた。さらに他の人々ではなく これらの主に対して忠実な人々であり, 事物の発達を見張っていた人々により理解された。 しかし, 次の通り, 1874年以来の主の臨在により, さらなる証拠として白日に出されるこれらの事柄のいくつかについて述べる。

加算機(昔の計算機), 飛行機, アルミニウム, 診療所の消毒剤, 人工染色料, 自動連結器, 有刺鉄線, 自動車, 炭化珪素(カーボン), レジスター, セルロイド, クリームセパレーター, ディスク・プロウ, 電気鉄道, 電気溶接, エレベーター, エスカレーター, 火を使わない炊飯器, ガスレンジ, 収穫機, ガス灯, モーター , ライノタイプ, 自動タイプ, 映画, 低温殺菌, ラジウム, 鉄道信号, X線, 摩天楼, 煙のでない粉, 潜水艦, 地下鉄, トランシーバー, 電話機, テレビ, タイプライター, 電気掃除機, 無線の電信と無線の電話技術・・・である。」『神の立琴』1921-1926年版233-235頁。

「一年を一日とする, 同じ規則を適用することにより聖書の年代表によって主の再臨にふさわしい西暦539年から1335日である西暦1874年に私達を, 連れてくる。」『神の立琴』1921-1926年版230頁。

補足:二代目会長ラザフォードは, 電信機器や産業機器の発明, 発達が‘終わりの時’のしるしであると述べている。つまり, 1799年のナポレオンのフランス帰還は, 聖書の1260日の解釈に相応しく, 当時の年代計算の土台の一つは, 西暦539年であった。ラザフォードは, 「1799年からの‘終わりの時’と1874年からの‘主の再臨’を混同してはならない」と神の立琴の中で述べている。

「1874年に付いての多くの言及を含む, 『神の立琴』の中に「私達の主の帰還」という章がある。聖書的証拠は, 主イエスの再臨は, 西暦1874年に始まっている。」『預言』第65頁。

「ジェームズ王による欽定訳聖書から作成された不正確な年代表に基づいて, ラッセルはキリストの「臨在」が人間の目には見えず, ただ信仰の目によって見える仕方で, 西暦1874年に始まったと算定しました。」『世の苦難からの人間の救いは近い!』1976年版第282-3頁。

「それ以来, 業は拡大し, 他の真理の理解は, より鮮明に, より明確になった。しかし, 事実と聖書は, 臨在の時と同じ時であると考え, 問題なく明確である。」ラッセル著『時は近づけり』版権1889年, 1889-1927年版。236頁。


1881年

「神の新しくつくられたものの会員である私達の贖い主と共に, この共同相続権への一般的召しは, 1881年に締め切られたと私達は理解している。」ラッセル著『新しい創造物』(別名聖書研究第六巻)1915年版。95頁。

補足:現在のエホバの証人は, 天に行くとされる人達の144,000人は, 1935年締め切られれたと信じている。しかし, ラッセルは, 1881年に締め切られたと述べている。また,144,000人には, 原罪はなく, キリスト教会の人達は, 天に行く人達に数えられ, 地上に生き残るのは, 文字通りのイスラエルであると教えていた。つまり, 天の王国は, 二度閉められ, その音信は, 大きく変更されたのである。


1914年

「この章に於いて私達は異邦人の時の満たし(i, e)(それらの一時的支配権の終結の終わり)が西暦1914年に達するであろう聖書の証拠の証明を提出する。さらに聖書によって堅く定められた事実であることが認められる。これは, 証明されるであろう。まず‘汝の王国が来ますように’と主が私達に祈りを教えられた‘神の王国’の日付は, 宇宙的支配であり, 現在の制度の崩壊の上に, 地上に建てられるであろう。第二番目にそれは統治する権利を持つ彼が, 地球の新しい支配者として現れるとき, 証明する。かなりの期間の間, 彼が臨在することも証明する。そして異邦人の政府の倒壊が, 陶器師の器のように彼によってそれらが, バラバラに打ち砕かれるので, 彼自身の義なる政府が直接的に起こされる。詩篇 2:9, 黙示録 2:27。第三番目にそれは, 1914年の終わり[註1]の前暫くの間, 神聖に認められている ‘キリストの教会’, ‘王である祭司’, ‘キリストの体’は, 頭と共に栄化されるであろう。というのは, 全ての成員なしで完全に‘設立’することができない。

[註1]このところは, 1915年以降は「最期の成員の崩壊の終わり前」と変更される。

ラッセル著『時は近づけり』版権1889年, 1889-1914年版。77頁。

「事実, それは現在の全ての政府が26年以内に倒され, 解散させられ, 大きな事柄があると予想している。私達は特別かつ特有の時代に生きている。問題は最高潮に達する。主は, 地を速やかに新しくされる。・・・異邦人の時, 私達は立てられた真理, この世の王国の終わり, そして完全な神の国が1914年の終わり[註2]に於いて遂行される事になるであろうと考察する。」

[註2 1915年以降は「1915年の終わり頃」に変更される。『時は近づけり』は, 版権が1889年である。聡明な読者には, 1889年+26年=1915年なることは説明しなくともよいだろう。]

ラッセル著『時は近づけり』版権1889年, 1889-1914年版。98-99頁。

「聖書の研究生は, 1914年の何年も前からこれが重要な年となることを悟っていました。 聖書の年代的な面はこの年を明確に指導しており, 神のみことばを注意深く調べた者たちは, そのことを知っていたのです。そして事実は1914年がほんとうに特別な年であったと確信しています。

早くも1876年エホバの証人は聖書の預言が, 特に西暦1914年を人間の物事に深遠な影響を与える重要な出来事の起こる年として指導していることを悟りました。証人たちは, その事の根拠となる事柄を広く知らせました。『神の平和と安全』1976年, 70頁。

1904年という昔に, 「新しい創造物」という題の書籍が, 西暦1世紀に存在し始めたこの新しい組織に注意を喚起しました。 (「聖書研究」第六巻, 研究5, 主題(「新しい創造物の組織」)1914年における異邦人の終わりは, 何を意味するかに関する見解のせいで, 同書は, 人類史上初の世界大戦の戦禍の後で行われることになっていた際だった組織だった行動は予見していませんでした。−ルカ 21:24。」欽定訳。塔1989年9月1日号12-13頁。

(補足:ものみの塔の情報は, 組織についてのある一部しか伝えていない。つまり, 聖書の証拠は, 1914年がピラミッドの内部寸法から計算されたものであり, 1874年から40年間の収穫の業が完了すると同時に地上の政府は倒壊し, 神の王国が立てられると述べていた事実を覆い隠している。)


1914年の世代

「人類の約6,000年間の悲しみ, 死と, 苦しみ, の最後の救出は近づいており, この世代の内に実現するでしょう。」1957年出版『新しい天と地』 7頁。

「聖書中にある, わたしたちの時代についての預言的な情報については, 次のような詳細な点が含まれています。・・・(4)「事物の体制の終結」の始まりをみた世代のうち, 少なくとも, いくらかの人々が生き残ること。」1986年出版『平和と安全』70頁。下線は, ものみの塔協会。


1915年

「事実, それは現在の全ての政府が26年以内に倒され, 解散させられ, 大きな事柄があると予想している。私達は特別かつ特有の時代に生きている。問題は最高潮に達する。主は, 地を速やかに新しくされる。・・・異邦人の時, 私達は立てられた真理, この世の王国の終わり, そして完全な神の国が1915年の終わり[註3]に於いて遂行される事になるであろうと考察する。」

[註3 1914年以降は「1914年の終わり頃」。『時は近づけり』は, 版権が1889年である。聡明な読者には, 1889年+26年=1915年なることは説明しなくともよいだろう。]

ラッセル著『時は近づけり』版権1889年, 1915年版以降。98-99頁。

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