ものみの塔1999年12月1日号

今回は, ものみの塔1999年12月1日号に絞り論考していきましょう

この他にも聖書と整合しないところが, 存在しますが代表的なものに絞りました。

聖書は, 特に注記のない場合, 『新改訳聖書』を用いています。

All Scripture quotations, unless otherwise noted , are taken from the Holy Bible Shinkaiyaku Version.


3頁「キリスト教の根本主義者たちは数十年間にわたって, 社会全般に及ぶ[ある種の]崩壊が間近に迫っていると預言してきた。」

質問:どういう意味の預言でしょうか?


4頁「黙示録的終末をめぐる騒ぎの歴史的経過…古代ペルシャの時代にまでさかのぼります。」

訂正:黙示録の黙示的な部分の多くは旧約聖書の中に見いだされます。

ヨブ記 9:6「神が地をその基から震わすと、その柱は揺れ動く。」

エレミヤ 10:10「しかし、主はまことの神、生ける神、とこしえの王。その怒りに地は震え、その憤りに国々は耐えられない。」

ヨエル 2:30-31「わたしは天と地に、不思議なしるしを現わす。血と火と煙の柱である。 主の大いなる恐るべき日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。」

ゼカリヤ 14:12「主は、エルサレムを攻めに来るすべての国々の民にこの災害を加えられる。彼らの肉をまだ足で立っているうちに腐らせる。彼らの目はまぶたの中で腐り、彼らの舌は口の中で腐る」


4-5頁「聖書「啓示」の書は「全能なる神の大いなる日の戦争, つまりハルマゲドンについて述べており…啓示 16:14, 16; 20:1-4」

訂正:ハルマゲドンは反キリストの軍隊が集められる場所です。

黙示録 16:16「こうして彼らは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる所に王たちを集めた。」


5頁「カトリックの“聖”アウグスティヌス(西暦354-430年)が, 千年期はキリストが誕生したときに始まり, その期間の後に最後の審判があると述べていたためです。」

訂正:ラッセルやラザフォードらは1872年から千年期に入っていると教えていました。詳しくはここの聖書研究シリーズ第二巻, 第三巻をご覧ください。


5頁「“アポカリプス”という語は「覆いを外すこと」または「ベールを外すこと」を意味するギリシャ語から来ています。聖書の「啓示」の書の場合は, 何のベールが外されたのでしょうか」

ノート:その答えはイエス・キリストです。

黙示録 1:1-2「イエス・キリストの黙示。これは、すぐに起こるはずの事をそのしもべたちに示すため、神がキリストにお与えになったものである。そしてキリストは、その御使いを遣わして、これをしもべヨハネにお告げになった。ヨハネは、神のことばとイエス・キリストのあかし、すなわち、彼の見たすべての事をあかしした。」


6頁「それらのクリスチャンの多くは, 地上に楽園のような状態をもたらす, キリストによる千年統治を信じていました。」

注意:地上の楽園は千年間のみです。新しい地には海はありません。

黙示録 20:2-8「彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕え、これを千年の間縛って、底知れぬ所に投げ込んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。サタンは、そのあとでしばらくの間、解き放されなければならない。また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた。

また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。そのほかの死者は、千年の終わるまでは、生き返らなかった。これが第一の復活である。この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。しかし千年の終わりに、サタンはその牢から解き放され、地の四方にある諸国の民、すなわち、ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らの数は海べの砂のようである。」

ペテロ第二 3:13「しかし、私たちは、神の約束に従って、正義の住む新しい天と新しい地を待ち望んでいます。」

黙示録 21:1-2「また私は、新しい天と新しい地とを見た。以前の天と、以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとを出て、天から下って来るのを見た。」


7頁「聖書と言うよりもギリシャの哲学を頼っているオリゲネスは, メシアによる王国の下で地的な祝福がもたらされるというすばらしい希望を弱め, …」

訂正:ものみの塔は, 霊的な神の国の概念を全く理解せず持っていません。

ローマ 14:17「なぜなら、神の国は飲み食いのことではなく、義と平和と聖霊による喜びだからです。」

コリント第一 3:16「あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。」


7頁「ルター派, カルバン派, 英国国教会派のプロテスタント宗教改革者たちは常に……アウグスティヌスの見解を重視した。」こうしてキリスト教世界の諸教会の会員から千年期の希望が奪われました。」

ノート:エホバの証人やものみの塔は真のクリスチャンの希望を奪ってきました。

テモテ第一 1:1「私たちの救い主なる神と私たちの望みなるキリスト・イエスとの命令による、キリスト・イエスの使徒パウロから、」


7頁「スイスの神学者フレデリック・ド・ルージュモンによれば「[アウグスティヌスは]もともと抱いていた千年統治に関する信仰を否定したため, 教会に計り知れない弊害をもたらし, …」」

訂正:真のクリスチャンはアウグスティヌスと同様に信仰をイエス・キリストに置きます。アウグスティヌスの著作集とパウロ書簡を一度読み比べてください。正しい信仰を持っていたことが分かります。

ガラテヤ 3:26「あなたがたはみな、キリスト・イエスに対する信仰によって、神の子どもです。」


9頁「エホバの証人は…黙示録的終末論を掲げるセクトでも地球滅亡を唱えるカルトでもありません。」

訂正:ものみの塔は「この地球は滅びる」とは教えませんが, 全世界的に認められた破壊的カルト集団です。


9頁「したがって「啓示」の書に収められている預言の言葉に付け加えたり, そこから何かを取り去ったりはしません。」

質問:ならば1935年に天に行くグループが締め切られたという聖書的根拠を示していただけますか。「私達の教えは, 全て聖書に裏づけられています。」というのなら是非教えてください。「天に行くグループが1935年に締め切られた」というのはラザフォードが大会で発表しただけで聖書的根拠は何もありません。

144000人が集められるまでは地には災害があってはならないのですが, 何故第一次世界大戦があったのでしょうか。

黙示録 7:3「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を与えてはいけない。


9頁「裸身の天使の挿し絵」

ノート:裸の天使像は「裸を美とする」ギリシャ文化の影響を受けています。啓示 3:16; 16:15をお読みください。


9頁「そこには, キリストの千年統治やその王国」

質問:来るべき王国政府の雛形であるものみの塔組織の中の方が, 一般社会より離婚が多かったり悲しみや嘆きが多いのは何故でしようか。被害者家族の声も聴く必要があるでしょう。


9頁「エホバの証人は, こうした喜ばしいおとずれを布告する者として, 実際には天の象徴的な使者の代弁者を務めています。」

訂正:この節は象徴的な言葉ではないので「御使い」は, エホバの証人ではありません。エホバの証人は, 空中を飛びません。ラッセルの著した本では, この御使いを「聖書研究シリーズ」といっていますが本当でしょうか。


9-10頁「永遠の良いたよりには…地を破滅させている者を破滅に至らせるエ定められた時が到来したという知らせが含まれています。」

訂正:福音は, イエス・キリストを通しての救いであり破滅についてではありません。

ローマ 1:16「私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。」


10頁「み子イエスについては忠実な証人…」

ノート:イエス・キリストはご自分の証人です。

ヨハネ 8:18「わたしが自分の証人であり、また、わたしを遣わした父が、わたしについてあかしされます。」


10頁「イエスの流した血に信仰を置くことに加え…」

訂正:イエス・キリストを信じる者は永遠の命を持っています。人々は, イエス・キリストのみを通して救われ, 死から命に移っています。

詩篇 2:1-2「なぜ国々は騒ぎ立ち、国民はむなしくつぶやくのか。地の王たちは立ち構え、治める者たちは相ともに集まり、主と、主に油をそそがれた者とに逆らう。」


11頁「エホバの証人に依る聖書教育活動の主な目的の一つは「地に住む者たち」がエホバを知り, 崇拝し, 創造者としてその地位を認め, 義にかなったその主権に進んで服することを助けることです。」

訂正:エホバの証人による教育活動の主な目的は, 信者を幼稚化させ「忠実で思慮深い奴隷」を神格化し, その権威を高め組織に忠実に献身させることにあります。 エホバの証人は, イエス・キリストを見失っています。

ヨハネ 14:7「あなたがたは、もしわたしを知っていたなら、父をも知っていたはずです。しかし、今や、あなたがたは父を知っており、また、すでに父を見たのです。」


11頁「一定の人が, キリストの流した血に基づいて, 天でキリスト共になるように召され, 「地に対して支配する」ということです。」

訂正:すべての人がイエス・キリストを信じることにより神の子供となり天に行きます。限定はありません。

ヨハネ 3:16「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」


11頁「幸いにも, キリストは黙示録の他の三騎手によって象徴されている害毒を征服します。それらの騎手が……(啓示 6:1-8)」

訂正:この幻は反キリストである来るべき世界の支配者のことです。

ダニエル 7:21-22「私が見ていると、その角は、聖徒たちに戦いをいどんで、彼らに打ち勝った。しかし、それは年を経た方が来られるまでのことであって、いと高き方の聖徒たちのために、さばきが行なわれ、聖徒たちが国を受け継ぐ時が来た。」


11頁「人間が救われ, またエホバのすばらしい目的が成し遂げらていくうえでの, 神の子羊であるキリストの特異な役割−これがエホバの証人の聖書教育活動で取り上げられる主要な論題です。」

訂正:エホバの証人はイエス・キリストを宣べ伝えていません。

コリント第一 1:22-24「ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシヤ人は知恵を追求します。 しかし、私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのです。ユダヤ人にとってはつまずき、異邦人にとっては愚かでしょうが、しかし、ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵なのです。」


11頁「イエスが小さな群れ…」

訂正:当時は, 小さな群れとは12弟子を指しました。


11頁「この明確な数については, あとの章でも「人類の中から買い取られ」, 天のシオンの山で子羊と共に支配する者の総称として挙げられています。…聖書学者E・W・ブリンガーは…」

質問:それではルベン族とは何を意味するのでしょうか。

何故, 144,000人が実数であるとするのにイスラエルは[象徴]なのでしょうか。


12頁「そして, 王イエス・キリストの千年統治の期間中, その臣民として, イエスによって地上における永遠の命へと導かれるのです。それは良いたよりではないでしょうか」

質問:ものみの塔は, 永遠の命は, ハルマゲドンまで耐え忍びその後千年間組織に対して忠節を保った人に与えられると言っていたのではないでしょうか。


12頁「偽りの宗教「大いなるバビロン」」

質問:ものみの塔には偽りはないのでしょうか。


12頁「しかし, どんな人間また政治国家も, このことを権限や成し遂げる力は備えていません。」

ノート:それは当然です。恒久的な平和とその解決方法は国連や人間で形成される組織には, 不可能なことです。ものみの塔聖書冊子協会も例外ではありません。


13頁「千年期には何が起こるでしょうか。まず, その全期間にわたってサタンは無力にされます。」

ノート:千年間の後サタンは解き放たれます。


13頁「楽園となる地上でエホバに仕え, エホバを崇拝します。」

訂正:イエス・キリストを信じる者は天の御国に入れられます。

テモテ第二 4:18「主は私を、すべての悪のわざから助け出し、天の御国に救い入れてくださいます。主に、御栄えがとこしえにありますように。アーメン。」

テモテ第二 4:8「今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現われを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」

ガラテヤ 3:26「 あなたがたはみな、キリスト・イエスに対する信仰によって、神の子どもです。」

使徒 15:9「 私たちと彼らとに何の差別もつけず、彼らの心を信仰によってきよめてくださったのです。」

ローマ 3:22「すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての信じる人に与えられ、何の差別もありません。

ヤコブ 2:4「あなたがたは、自分たちの間で差別を設け、悪い考え方で人をさばく者になったのではありませんか。


15頁「忠実で思慮深い奴隷を用います。」

訂正:聖霊が全てのことを教えられます。

ヨハネ 14:26「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」

ヨハネ第一 2:27「あなたがたのばあいは、キリストから受けた注ぎの油があなたがたのうちにとどまっています。それで、だれからも教えを受ける必要がありません。彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、・・その教えは真理であって偽りではありません。・・また、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。」


17頁「間もなく, 象徴的な地震が起きて…」

質問:120年前からもうすぐ終わりが来ると言っていますが, まもなくっていつですか。


17頁「忍耐する人たちは幸いです。」

質問:忍耐するとは, 組織に疑問があっても質問しないと言うことですか。組織に文句を言わないと言うことですか。


19頁「復習したい点 エホバは啓示を伝達するのにどんな経路を用いましたか。このことから何を学べますか。」

答え:聖霊が全てのことを教えてくださいます。

ルカ 12:12「言うべきことは、そのときに聖霊が教えてくださるからです。」

ヨハネ 14:26「 しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」


19頁「復習したい点 どうすれば試みの時に安全に守られますか。」

答え:イエス・キリストを信じる者は裁きにあうことはありません。

ヨハネ 5:24「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。」

ヨハネ第一 3:14「私たちは、自分が死からいのちに移ったことを知っています。それは、兄弟を愛しているからです。愛さない者は、死のうちにとどまっているのです。」


21頁「1933年の初頭, 父と母はエホバへの献身の象徴として, テキサス州ヘンダーソンに近い養魚池で水のバプテスマを受けました。」

質問:当時はバプテスマを受ける際に「あなたは組織に対して献身しましたか。」という質問条項はありましたか。


22頁「ヘルマンの息子のミルトンと親しくしていました。現在, ミルトンはものみの塔協会の会長を務めています。」

質問:「霊的」ということと「組織上層部と親しかった」ということが, 混同されていませんか。


27頁「真に賢い人は, 知性に関するこの世の見方や, 成功を測る尺度に惑わされることはありません。」

質問:では何故, ものみの塔は, 聖書を神の言葉として認めない神学者の意見を自分たちの主張の裏付けとして頻繁に引用するのでしょうか。組織内での成功を図る尺度として高い立場や「特権」という言葉が頻繁に用いられるのは何故でしょうか。


文責:F

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