ガクアジサイ(額紫陽花)
Since 2002/06/23


 ガクアジサイの花は、中央部の「両性花」と、外周部の「中性花」で構成されています。「両性花」とは雄しべと雌しべが揃っている花で、「中性花」は両方とも無い花です。「中性花」は当然、実(み)を結びません。ガクアジサイではない一般のアジサイは、すべての花が「中性花」です。ガクアジサイの「中性花」の数が自然交配で次第に増えて、普通のアジサイになったと考えられています。写真は我が家(相生市)のガクアジサイで、撮影は2002年6月18日です。

 アジサイの花の色は、はじめ青色から次第に帯紅色になり、最後には茶褐色に変わります。また、生えている場所の土の性質によっても変わり、昔から「美しい藍色の花を咲かせるには、根元にミョウバンを入れるといい」といわれています。近代の研究で、土壌が酸性のときは土の中に含まれるアルミニウムが溶出して吸収され、その働きで青色が強くなり、アルカリ性のときはピンクになることが明らかになっているそうです(週刊朝日百科『世界の植物45』による)。そういえば、ミョウバンはたくさんのアルミニウムを含んでいます。

 「あじさい」で思い出すのが「ア231部隊」です。松本清張の「黄色い風土」に出てくる旧日本陸軍の特殊部隊の名前で、「ア231」を「あじさい」と読ませてこの小説のキーワードにしています。確かドル紙幣の偽造をテーマにした小説だったと思います。ストーリーは忘れましたが「ア231」だけは妙に記憶に残っています。 

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