ヒサカキ
Since 2012/04/11


 ツバキ科の常緑広葉樹。低木のイメージがありますが、成長すると樹高は5b以上になります。3〜4月に淡黄色または赤紫色を帯びた花が下向きに咲きます。果実は直径4_ほどの球形で、秋に紫黒色に熟します。

 当地(兵庫県相生市)では「アオラ」と呼ばれ、シキミの代用として、仏花に使われます。ウィキペディアによると、サカキ(榊)の少ない関東以北では、サカキの代用として神前でも(玉串などに)用いられるようです。名称は、「サカキではない(非榊)」というところから来ているという説があるそうです。

 オス、メスの区別のある「雌雄異株」の木だと思っていたのですが、ウィキペディアによると、「実際には雄花と雌花の他に両性花があり、個々の株ではこのどれかだけをつけるものは多くないらしい」とのこと。世界大百科事典(1972年、平凡社)では、「雌雄異株または同株」となっています。雌雄異株は定説ではないようです。

 下の写真は天下台山(兵庫県相生市)の東部墓園側登山道で採取したものです。これらの木はいずれも、雄花と雌花が別々の株に咲いていて、正しく雌雄異株になっていました。

 私は近年、冬になると、父祖伝来の里山に入り、シイタケの原木にするコナラを残して、それ以外の木を伐採しているのですが、切り倒す木の中で最も多いのがこのヒサカキです。高さ5b、幹の直径10aを超える大物を含め、ウンザリするほど生えています。そのほかには、カクレミノ、ソヨゴ、クスノキ、ムベなどが目立ちます。気候温暖化のせいか、暖地性の常緑広葉樹が昔(50年前)よりも増えているような気がします。伐採した木は2年間乾燥して、自宅で「薪ストーブ」の燃料にします。    

(画像はクリックすると大きくなります)

雄花

雄花

雄花

雌花

雌花

雌花


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