タイサンボク(泰山木)
Since 2011/07/09


 山東省に泰山という有名な山があるので、中国産の木だと思っていたのだが、原産地は北アメリカ南東部とのこと(「世界大百科事典」、平凡社 1972年)。日本に入ったのは明治の初めで、もとは「大盞木」の音読みだったが、「盞」の字が難しいせいか、泰山木とか大山木などと書かれるようになったという(「世界の植物」、朝日新聞社 1977年)。「盞」は「さかずき」のことで、直径20a以上になる大きな花を大杯に見立てたネーミングのようだ。

 アメリカのグラント将軍(のち大統領)が明治12年に来日したとき、夫人が上野公園に記念に植えたことから「グラントギョクラン」という名もあるという。「ギョクラン」は「玉蘭」で、木蓮(または白木蓮)の中国名らしい。そういえばタイサンボクも同じモクレン科だ。

 下の写真は相生市那波南本町にある中央公園のタイサンボク。同公園では国道250号沿い(南東側)に10本前後植えられている。世界大百科事典(前出)では花期は5〜6月となっているが、撮影が2011年7月4日なので7月の花に分類した。開いた花には例外なくコガネムシが来ていていた。

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