ヘリコ不時着

ヘリコプター不時着



私の原風景 「ヘリコプター不時着」 鯨伏中学校が続きますが。 引越し前の鯨伏中学校は湯の本湾を見下ろすちょっとした高台にありました。 治湯が丘(やとうが丘)と言うらしいです。 (鯨中応援歌の中にこの地名が歌いこまれています。) 湯の本らしい名前ですが・・。 ある日の夕方のこと、クラブ活動を終えて、空っぽのおなかを抱えて家への 道を三分の二もたどった頃、パタパタパタパタとヘリコプターの轟音が聞こ えてきました。 暫く湯の本湾を旋回し、前の鯨伏小学校の上空で旋回し、今にも着陸しそう な雰囲気でした。が、再び舞い上がり、また旋回しだしました。 と、鯨伏中学校の上で止まり、そこに降りて行くではありませんか。 私がいたところからはもうグランドは山影で、着陸の瞬間は見えなかったの ですが、降りたのです。 私は、かばんを田のくりに放り捨てて、せっかく登ってきた坂道を一目散に 駆け下りてまた中学校に逆戻りしました。 学校に行ってみるとヘリコプターがグランドに着陸していました。 私が駆けつけた時はまだそんなに人だかりはしていませんでしたが 先生達もポカン状態だったと思います。 それから暫くして大騒ぎ。野次馬黒山状態。 ヘリコプターのパイロットはサッサとシートを掛けてそんなにあわてた風でもなくでした。 こんなに近くでヘリコプターなんか見たのは初めてでして「ウワー」と思ったものでした。 次の日に飛び立つところが見たくて早めに学校に行ったのですが既にいませんでした。 あとで担任の先生が教えて下さったのですが、対馬への飛行の途中に霧が出て 飛行不能となり不時着したと言うことでした。 最初は小学校のグランドに降りようとしたんだそうですが電線があって降りられなかった そうです。 さしずめ今なら大ニュースで大問題になるところでしょうが、 なんてこたない鄙の事件でした。が、私の記憶の中には大事件のひとつです。 上のwebの「戻る」より表紙に戻って下さい。