つと


つと




私の原風景。(5) 近所で「作事(さくじ)」がありました。「家建て」です。 「棟上げ式」のことで「葺きおろし」(「葺き上げ」とも?)とか言って いました。 今でも言うんじゃないかと思います。 ここ伊勢のほうでは「建前(たてまえ)」と言っています。 その「葺きおろし」から帰ってきました。 おみやげは「わらづと」に入れて持ってかえりました。 父はもう酔い酔いで寝てしまいました。 「わらづと」はプラスティックや発砲スチロールなどのパックが なかったころ、食べ物を入れて持ち歩くものです。 (「つと」で国語辞典にのっております。) 帰ってきてそのツトを開いてお土産を食べます。 お祝い事のお土産ですからごちそうです。 ここに至って姉がしゃしゃり出て来ます。 兄がいなくなった後、「あたしが取り仕切る。」が 見え見えです。 うまいものから先に取って行きます。 けんかの始まりです。が、この力関係が逆転する、いや 同レベルになるにはもう数年かかったかと思います。 上のwebの「戻る」より表紙に戻って下さい。