壱岐百合畑画廊お茶つくり

やねがえ



私の原風景 「やねがえ」 家がまだ「ムンカラ家」の頃の絵です。 「ムンカラ家」とは「麦わら」(又は「麦から」と言う)で屋根を葺 いた家のことです。 麦からの屋根ですから年月がたつと当然傷んできます。台風が来たり、 大雨が降るとよく雨漏りがしておりました。洗面器やら、鍋やらをす けたものです。 二三年に一度この屋根を葺きかえていました。(と思います。) 私がまだまだハナタレ小僧の頃のことです。 「やねがえ」は「葺きかえ」とも言っていたように思います。 その頃はまだ畑に大麦を植えていました。収穫のあとその麦わらをと っておいて屋根葺きに使うのです。 全部かえるとそうとうの麦わらがいりますので中央部分のところは古 いわらと新しいわらを交互にして段々のまだら模様になっていたと思 います。 屋根がえの道具は大きな鎌(軒とか屋根の表面を切りそろえていた?)。 また、壁塗りに使う左官屋さんの小手のめっちゃ大きなものとか。 縫い針みたいな長い杖とかを覚えているような。気がします。 煮炊きを家の中でしていましたので(当たりまえか)、屋根の側面に はけぶり(煙)抜き用の耳みたいな出っ張りがありました。 古い麦わらはこの煮炊きのけぶりですすけておりました。 やねがえは近所のおんちゃんたちのしよらしたつですが、こんススで 顔む体むまっ黒になりよらしたつです。 目のふちも鼻ん穴んなかもまっ黒。 そしちかり、こん顔でこどんたちば追いかけちせびらかしよらしたつ ば覚えちょります。 (後半な壱州弁になっしもた。) 上のwebの「戻る」より表紙に戻って下さい。