@ 子宮内膜症

私は平成7年に、産婦人科を初受診してからずっとこの病気と闘っています。
ドクターからだけの説明ではこの病気の事をきちんと知る事はまずできないと思います。
下記の内容を読む前に知っておかなければならないのはまず・・・
1.原因がはっきりとわかっていない。
2.閉経、または根治手術をするまで治らない。病巣をかかえたまま閉経を迎え
  ても、臓器には痛みが残る場合がある。完治する治療法は、ない。

子宮内膜症っていったい何?
ごく、簡単に説明してしまうと、月経以降子宮の中に準備された「赤ちゃんのベッド」が、妊娠が成立しなかった場合、月経として流される。この「赤ちゃんのベッド」が子宮内膜。この子宮内膜に似た組織が、できないはずの場所(卵巣等)へできてしまって、生理になると同時に同じ活動をする。要するに、妊娠しなかったからいらなくなったベッドを月経として流す。行き場のない月経血は、そこへ溜まってしまう・・・。その出血は、嚢腫、斑点という形での病巣となります。
出来る場所が肺や胃であっても、子宮内膜症です。

子宮内膜症の種類
卵巣チョコレート嚢胞 卵巣に内膜症に似た組織ができ、そこから生理ごとに出血し、古い血がたまって卵巣が大きくなり、癒着したり破裂する事もあります。
子宮腺筋症 子宮の壁の中に広がるもの。子宮の壁が厚くなります。
深部子宮内膜症 ダグラス窩の奥に発生し、痛みが強い。
骨盤子宮内膜症 骨盤の中の腹膜の表面に発生する。ダグラス窩、卵巣、仙骨子宮靭帯、広間膜背面、膀胱子宮窩など。腹膜病変のこと。
多臓器子宮内膜症 へそや、肺、直腸など、いろいろな臓器に内膜症ができることをいいます。肺にできると、生理ごとに吐血します・・・。

主な症状 ・あらゆる生理痛(腹痛・腰痛・頭痛・胃痛・吐き気・めまい等)
・性交痛
・排便痛(肛門奥痛等)
・排卵痛
・不正出血
・過多月経
・レバー状塊の出血(月経時)
・不妊状態
・足の付け根の痛み
・内診時の痛み    などなどなどなど・・・・。

診断 臨床診断 開腹・腹腔鏡・組織診なしでの診断で、子宮内膜症であると推測される、という診断です。
問診・触診(内診・直腸診)・エコー・CT・MRI・血液検査(CA−125)による。
確定診断 開腹・腹腔鏡手術・組織診による視診。

治療方法
対処療法 解熱鎮痛剤、漢方薬の投与による痛みの緩和。
薬物療法 ダナゾール ステロイド・男性ホルモンの経口投与。
4〜6ヶ月。
偽妊娠療法 ピル。保険はきかないけど、偽閉経療法よりは安い。経口投与。
偽閉経療法 リュープリン(1.88、3.75)、スプレキュア(注射と点鼻薬とある)、ナサニール。
GnRHアゴニスト療法とも呼ばれる。体への負担が大きいため、6ヶ月までの投与。
肝機能、耐糖度、骨量に注意。副作用大。
手術療法 根治手術 子宮全摘、卵巣子宮全摘。
腹腔鏡下でも行う事が可能です。
開腹保存手術 開腹し、医師の目と手と知識でできるだけの癒着、病巣の処置をしていただきます。子宮、卵巣は残します。
腹腔鏡下手術 お腹に3〜4つの穴を開け、直接医師の目と手での手術ではなく機械を使っての手術です。患者への負担、繰り返す病気であるため、開腹よりも多くなっているようです。
アルコール固定 経膣ブローブから針を卵巣へ直接刺して、チョコの内容物(血液)を抜き、アルコール(エタノール)を入れて焼きます。確定診断に入りません。日本でしかされていない手術です。術後は癒着が増す可能性大。