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ukulele伝説
ukuleleとの出会い そして伝説(LEGEND)が始まった


INDEX

 ukulele伝説 第1章

第1話 Ukuleleとの出会い
第2話 FomousFU-120Pとは?
第3話 FomousFU-120Pは何処へ
第4話 Famous 甦る(前編)
第5話 Famous 甦る(中編)
第6話 Famous 甦る(後編)
第7話 チューナーを買うのは難しい?
第8話 ウクレレブーム?
第9話 ウクレレ合宿
第10話 フェルトピックって何?
 
  ukulele伝説 第2章
  ukulele伝説 第3章
  ukulele伝説外伝(CUJ伝)
  ukulele伝説外伝(ukulele地蔵伝)


第1話 ukuleleとの出会い

ukuleleと初めて出会ったのは、98年の6月6日でした。
当時、小3の次女が、「デパートに子供用のベースが、1,980円で売っていたよ。私もベースが欲しいな」といったので、さっそく、地元のMデパートへ買いに出かけました。

なるほど、そこには小さなベースが置いてありました。
弦はベースと同じく4本。1,980円のカラフルな小さなベースを手にとって見たところ、4弦が3弦より細く、チューニングがさっぱりわからないので、店員さんを呼びました。
すると店長さんが来てくれて、
「ウクレレですね。チューニングは確かソドミラかな?」
と教則本を見ながらチューニングを試みました。

しかし、ペグがすぐ戻ってしまい、全くチューニングできません。
「これは、おもちゃですから。こちらの3,000円の方は楽器ですから」
と今度は3,000円のウクレレをチューニングしましたが、またダメ。
「この5,000円のは、うちの売れ筋ですので大丈夫です」
といって、チューニングしてくれましたが、またダメ。ペグのネジを締めてもダメでした。

「これらのウクレレは全部メーカーに返品します。しかし不思議ですね。今までウクレレのクレームは1件もなかったんですよ。買っていったお客さんは誰も弾いていないのかな?」と店長さん。
「いくらでもいいから、チューニングのできるのを探してもらえないですか」と私。

7,000円のもダメだった。9,000円のもダメだった。
最後に残ったのが12,000円のウクレレ。
これは、見るからにいままでのとは違う。名前がいい。「有名」と書いてある。

ようやく、チューニングのできるウクレレを見つけました。
それがうちのukulele1号機、「Famous FU-120P」です。

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第2話 Famous FU-120Pとは?

そんなわけで、Famous FU-120Pがうちへやってきました。
MデパートのY野楽器で一番高いukuleleです。
このときは、まだ、ukuleleのことは全く知らなかったので、
ukulele界では相当上に位置すると思っていました。

家へ帰って、段ボールの箱を開けると、可愛らしい姿に娘は大喜び。
「これが私のベース?なんだか形が丸いけど、気に入った!」
そう、Famous FU-120PのPはパイナップルのPだったのです。
親指でポロンと弾くと、澄んだ音色を奏でます。フレットは12。
表板はマホガニーの合板です。表面は家具のように光っています。

子供が遊びに行ったので、Y野楽器でおまけで付けてくれた教則本「4週間スピードマスター 基礎からのウクレレ(ヤマハ)」を見ながら、さっそくチューニングを開始。ピアノの音を頼りに合わせようとしましたが、さっき店で合わせたのに、もう狂っています。
「店長さんは、ねじ回しでペグを締めていたな」と思いだし、きつめに締めました。

チューニングができたので、本に沿ってlesson開始。まずはコードの押さえ方。
最初はC。なんと指1本。ギターじゃ4本使うぞ!
次はF。指2本でいいんだ!ギターじゃ初心者は絶対に弾けないぞ。
ギターをはじめた人の多くはFで挫折してしまいます。
次はG7。ギターのD7といっしょだ。
と、いうわけで、主要3コードはすぐに弾けるようになりました。

lessonは次々進み、3時間で教則本はすべて終了。
フレット間隔が狭いため、Dm7とF7が多少押さえずらかったけど、ほとんどのコードがギターに似ているため非常に簡単でした。
私に限らず、ギター経験者は誰でも、1分以内に牧伸二氏の「あ〜あ やんなちゃった」が弾けます(断言!)

「ukuleleって、あんがい奥の浅い楽器なんだな」と思いました。
(しかし、後にこの浅はかな考えは覆されることとなる)

子供が外から帰ってきました。
ドレミの位置と親指でのピッキングを教えたところ、しばらくしたら「虫の声」を弾いていました。
わが娘の才能にびっくりしましたが、実は「虫の声」は、ほとんど開放弦で弾けるのです。
(1年後の今、娘が弾けるのは「虫の声」と「かえるの歌」だけです(笑))

そんなわけで、私は1日でukuleleをマスターした気持ちになり、もともとハワイアンには興味がなかったので、今後1年の長きにわたって、ukuleleを顧みることはありませんでした。

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第3話 Famous FU-120Pは何処へ

購入した日に、見捨てられたFamous。
どうして、こんな家に来てしまったのか?
楽器は、弾かれるために生まれてきたのに。
せめてなりたい、インテリア。
だけど部屋のすみっこにおいやられ、掃除機のホースで倒される。
指板には、誰がつけたか小さな傷。
ヘッドの角っこもとれました。
そして、1年が経ちました。

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第4話 Famous 甦る(前編)

99年4月、転勤になり新しい職場へ配属されました。
前の職場では、同僚達とバンドを組み、ベーシストとして活躍(?)してきましたが、今度の職場は音楽をやっている者は見受けられません。

2ヶ月が過ぎ、ようやく新しい職場へもなれてきた6月のある日、先輩のK島さんと一番若いスタッフであるY崎さんの3人で、人員輸送車で現場へ向かっていました。

 
「K島さんの趣味はなんですか?」
K島 「なにもないけど、これから写経をやってみたいんだ」
Y崎 「写経とは、渋いですね」
K島 「心が落ち着きそうだからな。で、Y崎はなにをやっているんだ」
Y崎 「趣味はなにもないんです。ひとつぐらいないと、老後が心配です」
「ギターはどうだ。うちのバンドに入れば教えてやるぞ」
Y崎 「私、実は楽譜が読めないんです。それにギターって高いんでしょ」
「じゃあ、ウクレレはどうだ?1万円で買えるぞ。弦も4本だし簡単だぞ」
Y崎 「でもハワイアンは知らないし・・・」
「コードを覚えれば、どんな曲でも弾けるぞ。ビートルズでも大丈夫さ」
Y崎 「ビートルズ。好きなんですよ。弾けたらカッコイイだろうな。K島さんも一緒にやりませんか」
K島 「俺は、とりあえず硯と筆が欲しい」
 
というわけで、Y崎さんはukuleleに興味を持ち、終業後、一緒に楽器屋へ行くこととなりました。

仕事も終わり、職場を出ようとしたとき、スタッフのリーダーである城さんから呼び止められました。
「Y崎さん。私のでよければ、あげるよ。明日、持ってきてあげるよ」

はたして、城さんのukuleleとは、どんなものなのか?
       Y崎さんはukuleleをはじめるのか?
       私のFamousはどうなるのか・・・

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第5話 Famous 甦る(中編)

次の日、城さんはスーパーの袋に何かを入れて出勤してきました。
「Y崎さん、持ってきてあげたよ。夕べ探したよ。何せ40年ぐらい前のものだからな
一応きれいにしてきたけれど、いらなかったら捨てても良いよ」

職場の作業台に置かれた、そのウクレレは、いかにも時代を感じさせる雰囲気がありました。
メーカー名は「ロマンツァ」(もちろんローマ字で書いてありましたが、スペルを忘れました)。
弦はおそらく元は透明だったと思われるが、黄色く変色。指板にはニスが塗ってある。
そして、ペグを見た瞬間、私は驚きました。なんと木製のペグです

チューニングは当然合っていないので、合わそうとすると、ペグはヘッドの穴にただ押し込んであるだけなので、すぐに戻ってしまいます。
手でペグをヘッドに強く押し込みながら、ようやくチューニングができ、Gを鳴らしたところ、うちのFamousとは違った、ふくよかで、甘い音色が響きました。

 
「ちゃんと、弾けるようだね。Y崎さん、これでまた新しい芸が増えるね」
Y崎 「ありがとうございます。一所懸命、練習するであります」
「あ〜あ やんなちゃった ぐらい弾けなくちゃな」
こうして、Y崎さんはウクレレプレイヤーとなりました。

次の日、Y崎さんは教則本を買ってきました。

Y崎 「3時間で弾けるウクレレという本を買ってきました。
きのう、夕飯をとってから、すぐに自分の部屋にこもって6時間くらいやったんですが、全然弾けません。なにせ、チューニングができません」
「本を見せてみな。これは無理だ。レベルが高すぎる。うちにあるから、持ってきてあげるよ」
Y崎 「でも、この3時間という本にはCDがついているので、分かりやすいのですが。
とにかく、私は譜面が読めないのであります」
「それじゃ、MIDIでテープを作ってきてあげるよ」
というわけで、Y崎さん用の教材を作ることになりました。

家に帰り、久しぶりにFamousを手に取りました。
埃まみれで、掃除機のホースで倒されて、小さな傷がいっぱいついています。
ティシュで軽く拭き、一発Gを決めると(なぜか、ウクレレでは一発目はGとなっています)、
「あれ、こいつ音がよくなっているぞ」


 再び手にしたFamous・・・
 謎のウクレレ「ロマンツァ」・・・

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第6話 Famous 甦る(後編)

不思議なことが起こりました。
買ったときは、ペコペコとした音しか出なかったあのFamousが良い音で鳴り始めました。
昔の楽器は、材が良く乾燥しているので音がいいといわれていますが、Famousはたった1年で、張りがあってサスティーンのきいた音色となっていました。
そうなると現金なもので、急に愛おしくなります。

教則本「4週間スピードマスター 基礎からのウクレレ(ヤマハ)」を引っぱり出し、はじめから、1曲1曲弾いていきました。
「乾杯」「AND I LOVE HER」「君といつまでも」「BEYOND THE REEF」...
Famousの音色は明るいけれど、曲によっては哀愁があります。

これらの曲のなかで一番簡単な「乾杯」をY崎さん用の教材としました。
パソコンに向かい、MIDIデータを打ち込み始めました。
左手にウクレレを持ち、コードの構成音を1音1音確かめながら打ち込みます。

ギターの場合だと、ギターを弾いては、いったんギタースタンドに置いて打ち込む、という繰り返しで、けっこうメンドクサイものがありますが、ウクレレの場合、左手一本で支えられるので、右手だけで打ち込んだり、両手を使って打ち込むときは、小さいのでひざに乗せればじゃまになりません。

ウクレレの伴奏とメロディーを打ち込み、再生しながらFamousと合わせました。
「これは、気持ちがいい!」気分が乗ってきました。
次は「BEYOND THE REEF」。ウクレレの伴奏に、メロディーはスティールギター、当然ベースも入れて、ついでに波の音とカモメの声を入力。
再生すると、これはハワイアンそのものです。
ウクレレのパートをミュートし、Famousと合わせると、まさにワイキキビーチにいるようです。

「ウクレレって、楽しいもんなんだ」
気づくのが遅すぎました。そして、右手でポロポロと適当に弾くだけで、心が落ち着きます。
動物好きの人は、犬や猫をひざに乗せて撫でていますが、きっと、ウクレレを持ったときと同じ様な気分なのでしょうか?

この日以来、パソコンへ向かうときはいつもウクレレを持つことが習慣となりました
特にインターネットをやっているときは、画面がでるまでウクレレを弾いていれば、待ち時間が気になりません。

Famousが甦りました。いつも側にいなければならない存在となりました。

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第7話 チューナーを買うのは難しい?

「乾杯」と「BEYOND THE REEF」の教材テープを作って、Y崎さんへ渡しました。
 
「このテープに合わせて練習してごらん。ウクレレ用のカラオケも入っているからね」
Y崎 「ありがとうございます。だけど、まだチューニングができないのです」
「それじゃ、今日の昼休みにチューナーを買いにいこうか」
Y崎 「あと、弦も新しいのに替えたいです」
 
というわけで、昼休みになりました。
市内で一番大きなN楽器店に行きました。
Y崎さんは、いつもの作業服姿で首からタオルを下げています。
店に入り、「ロマンツァ」をスーパーのビニール袋から出して、
 
Y崎 「このウクレレ、もらったんですが、弦が古いので新しいのに張り替えてもらえますか」
店員さんは、胡散臭そうにY崎さんを見て、
店員 「(こいつ、どこで拾ってきたんだ?)うーん。相当古いですね。ブリッジが取れかかってますね」
Y崎 「直すのにどのくらいかかりますか」
店員 「うちは5,000円からウクレレを置いていますので、そちらを買った方が安いですよ」
Y崎 「でも、このウクレレは由緒正しいものなので。弦を張り替えてください」
店員さんは自分が弦の張り替えをするとブリッジを吹っ飛ばす恐れがあるので、

店員

「弦は自分で張り替えるべきです!(断言)。こちらが、ウクレレの弦です」
 
と言って、Y崎さんへFamous製のセット弦を手渡しました。
 
Y崎 「それから、全く音程が分からないので、チューナーが欲しいのですが」
店員 「お客さん、チューナーというのは、音名が合っていれば1オクターブ違っていても、同じ表示になります。お客さんは初心者のようだから、弦を切ってしまうと思います。
音の高さをきちんと分かるまでは、この笛の方がいいですよ」
 
なんと、Y崎さんはチューナーを売ってもらえませんでした(爆)

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第8話 ウクレレブーム?

99年6月のある月曜日、Y崎さんが派手な本を小脇に出勤してきました。

Y崎 「きのう東京へ行ったら、こんな本が売っていたので思わず買ってしまいました」
POPEYEの本じゃないか。なになに、ウクレレってこんなに高いのがあるのか」
Y崎 「このカマカというのが、イイらしいです」
「このマウイというのは、ゴッツイ高いな!」
Y崎 「私は、さとう珠緒ちゃんのウクレレが欲しいです」
 
私は、それまで自分のFamous FU-120Pが、ウクレレの中では相当高価なものであると思っていましたが、世の中にはこんな高いウクレレもあったのですね。
それに、とても美しい。

私もこの本が欲しくて、本屋に買いに行きました。
しかし、うちの近所の本屋では売っていません。
CD屋をのぞいてみると、なんとこのPOPEYEの本が売っていました。
この本以外にも、数冊置いてあり、おまけにウクレレCDコーナーができていました。

「ひょっとして、ウクレレはブームなのか?」
と思いつつ、POPEYEの本とマハロ!ウクレレという本を購入しました。

うちへ帰り、インターネットでウクレレに関する情報を得ようと検索すると、ウクレレサイトがいっぱい出てきました。
とりあえず名前にひかれて「Ukulele On Fire」を見ました。
ここではウクレレ国勢調査をやっています。
調査結果をみると、日本にはこんなにいっぱいの人がウクレレをやっているのかと驚きました。
さっそく私もウクレレ国勢調査にエントリーしました。
そして、このサイトのリンクから、次々、ウクレレサイトを訪れて見ました。

各サイトの人たちのウクレレに寄せる、熱い気持ちが伝わってきました。
ウクレレって、奥が深いんだ!」そして「ウクレレブームはすでに始まっているんだ!

かくして、私はウクレレの熱い世界へのめり込んでしまいました。

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第9話 ウクレレ合宿

私がベーシストとして活躍(?)しているバンドで、合宿練習をしようという話が持ち上がりました。
バンドのメンバーだけだと寂しいし、やはり聞いてくれる人がいるとPLAYにも熱が入るので、
お客をさがすこととなりました。私はもちろんウクレレ仲間のY崎さんを誘いました。

 
「Y崎さん。バンドの合宿へ来ないか?」
Y崎 「カンベンしてください。私、楽器は弾けないんですよ」
「ウクレレがあるじゃないか」
Y崎 「弾けるのはあ〜あやんなちゃったはっぴばーすでぃ森のくまさんの3曲だけですよ」
「それで充分。うちのバンドにはダンサーがいないから、君は踊ってくれ
Y崎 「カンベンしてください。それに次の日、山へ登る予定がありますので」
「女の子がいっぱい来るんだけどな。残念だね」
Y崎 「行きます!楽器運びでも何でもやらさせていただくでアリマス!」
「それじゃ、ウクレレと運動靴と卓球のラケットを持ってこいよ」
Y崎 「なんで、卓球のラケットなんですか?」
「泊まりに卓球は常識だろ」
Y崎 「???」
というわけで、Y崎さんもバンドの合宿に参加することとなりました。

合宿当日、私はFamousをスーパーの袋に入れ、リュックにひもで縛り付けて出かけました。
Y崎さんもロマンツァをスーパーの袋に入れてやって来ました。
T口さんは段ボールの箱にひもをひっかけてやって来ました

ここで、もうひとりのウクレレ奏者を紹介します。
99年4月からバンドに参加している、
T口さんです。
T口さんはY崎さんと職場で同期の女性で、キーボード担当です。
彼女は職場では「おおかみ少女」と呼ばれています。しかし、うそつきではありません(笑)。
学生のとき、狼の研究をしていたので、こう呼ばれています。
また、彼女は白衣が似合う人です。しかし、ナース姿を想像しないでください(爆)。研究用の白衣です。

「T口さん、はやくウクレレを見せて」
T口 「昔、友達からもらったんですが全然ひけなくて(といいながら、箱から出す)」
「Famousじゃないか!ラベルには60と書いてあるね。Famousのナンバーは金額を表しているから…」
T口 「6万円ということでしょうか?」
「絶対に6千円だと思う」
 
T口さんのFamousは買ったときの段ボール箱に入っていました。
この段ボール箱は丈夫なので運搬用のケースとしても充分です。
Famous60は見るからに安そうで、ベニヤでできています。
音は伸びがなく、ベンベンと三味線のような音色です。
しかし、さすがは日本を代表するウクレレFamousにふさわしく、作りは非常に丁寧です。
Y崎さんのロマンツァ、私のFamousFU-120P、T口さんのFamous60で比較すると、
 
音の良さ ロマンツァ>FamousFU-120P> Famous60(ロマンツァが圧倒的に音が良い)
製作年代 ロマンツァ>Famous60>FamousFU-120P(ロマンツァは40年前、Famous60は10年前と想像される)
仕上げ Famous60>FamousFU-120P>ロマンツァ(Famous60は意外と美しい)
となります。総合点ではロマンツァの優勝、FamousFU-120P とFamous60が同点2位です。

夜の11時までバンドの練習をやり、それから卓球タイムとなりました。
卓球台がひとつしかないので、順番を待つ間、3人はウクレレ、他のメンバーはフォークギターで70年代のフォークソングを歌っています。

 
Y崎 「T口さん、チューニングはハナコサンだからね」
T口 「はい」
Y崎 「Cは1弦3フレットをこう押さえて」
T口 「はい」
Y崎 「Fはこうやって。G7はこうだよ」
T口 「はい」
 
T口さんはいつもと違ってとても素直です。
Y崎さんは自分の知っていることを丁寧にT口さんへ伝えていきます。
主要3コードをマスターしてから、
 
Y崎 「これができれば、あ〜あやんなちゃったは弾けるよ」
T口 あ〜あやんなちゃったって何ですか?」
Y崎 「大正テレビ寄席の牧伸二先生のあ〜あやんなちゃったを知らないの!」
T口 「そのときはまだ地球に来ていなかったのです(笑)」(T口さん、君は宇宙人か?)
そのうち、卓球をやり終えたらまさんがやって来ました。

ここでらまさんを紹介します。
らまさんは、バンド発足以来のメンバーで、最初はオカリナをやっていました。
しかし、オカリナだと焼き物であるため、他の楽器と微妙に音程が合わず、
また、音量も小さいため、98年5月にキーボードに転向しました。

らまさんは、卓球の名手でもあります。
彼は99年正月に卓球の聖地(?)であるネパールはカトマンズへ行って来ました。
そこで彼は、ストーリート卓球で地元の長老達と勝負し、秘技「ダライラマ14世サーブ」を会得しました。
それ以来、彼は
らまさんと呼ばれるようになりました。

らま 「おもしろそうだね」
Y崎 「らまさんもウクレレをやってみますか」
らま 「どれどれ。小さくてカワイイね」
Y崎 「Cはこれ。Fはこれ。G7はこれです」
らま 「簡単だね。これなら自分にもできるかな」
Y崎 「この3つができれば、森のくまさんが弾けます」
らま 「本当だ。弦楽器は難しいからあきらめていたけど、ウクレレならできそうだよ」
Y崎 「らまさんもウクレレやりませんか」
らま 「どんなのを買えばいいのかな」
Y崎 「このPOPEYEの本を見てください。このカマカというのがイイらしいです」
らま 「こんなに高いの。私のカシオトーンより高いぞ
Y崎 さとう珠緒ちゃんのは安そうですよ」
 
わいわい言いながら、朝の3時までウクレレの練習をしました。
朝、7時起床。朝食をとってから、お昼までバンドの練習をして解散しました。
別れ際にY崎さんが、

Y崎:「とても楽しかったです。
    私、人にものを教えるのは初めてでした
    しかも、自分にはできないと思っていた音楽のことで。
    また、さそってください」

らまさんも、

らま:「ウクレレいいですね。欲しくなりました」

はたして、らまさんはウクレレ奏者になるのか…。
現在、ウクレレ奏者3名(私、Y崎さん、T口さん)

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第10話 フェルトピックって何?

ウクレレ合宿の次の金曜日、Y崎さんが尋ねました。

Y崎 「明日、東京へ行くのですが、ウクレレも見てきたいのですが」
「それじゃ、お茶の水へ行ってみれば」
Y崎 「スキーではなく、ウクレレなんですが」
「楽器といえばお茶の水。常識だぞ」
(実は私、このときはまだ、お茶の水楽器街へは行ったことはありませんでした)
Y崎 「どこの店に行けばよろしいのですか?」
「ウクレレといえばAキオ楽器がいいらしい」
Y崎 「そういえば、POPEYEの本にも書いてありました」
「田舎者とバカにされないようにな。エナメルの靴を履いて行け」
 
ここで私は、先日購入した本「マハロ!ウクレレ」のことを思い出しました。
これは、ウクレレ奏者山口岩男さん監修の本で、ウクレレをこころざす者は
必ず読まなくてはいけないテキストです。
この中に、専門店でウクレレを買うときの注意が書かれています。
 
「アロハを着ていき、アローハ!といって店へ入るんだぞ!」
Y崎 「アロハは持っていないでアリマス」
「店長にカマカある?と聞くこと」
Y崎 「あこがれのカマカですね!」
「なければ、適当なウクレレを手に取り、一発を弾いてから、ハワイアンバンプを弾け」
Y崎 ならまかせてください!ハワイアンバンプは無理です」
「弾けなくても、店長がこいつはただ者ではないと思うぞ」
Y崎 「やってみます」
「何も買わずに帰るとイヤミな奴と思われるから、フェルトピックを買うこと」
Y崎 POPEYEの本にも書いてあるやつですね」
「最後にFamousのカタログをもらうこと」
 
そして月曜日、Y崎さんが出勤してきました。
 
「お茶の水はどうだった?」
Y崎 「Aキオ楽器。行って来ました。マニアックな店ですね」
「アロハを着ていったか?」
Y崎 「そんなもん、持っていないです。それに、アローハ!とは言えませんでした」
「それから...」
Y崎 「カマカある?と聞いたら、ありませんと言われました。何時入るか分からないそうです」
「何か弾かせてもらったのか?」
Y崎 「ハイ。怖いので一番安そうなウクレレを借りて、Gを弾こうとしましたが、間違えました」
「それから...」
Y崎 「フェルトピックは買いました。だけど、これは何ですか?どうやって使うのですか?」
「私にも分からない(笑)。で、Famousのカタログはもらったのか?」
Y崎 「いたたまれなくて、フェルトピックを買ったら、速攻で帰りました」
 
Y崎さんはフェルトピックをgetしました。
レベルがひとつ上がりました。

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