二塚古墳



別名を銭取塚とも言う、前方後円墳。
全長60m、後円部径36m、前方部幅41m、高さは前方部、後円部ともに10m。
古くから後円部に横穴式石室が開口していたが、昭和33年の発掘調査で
前方部、造り出し部分にも横穴式石室が発見された。

後円部の石室は全長16.4m、玄室長6.7m、幅3m、高さ4.1m、
羨道長9.68m、幅1.73m、高さ2.65mの両袖式。開口部に柵があるので、
外からの見学となったが、羨道の左側壁が弧を描くように膨らんでいるのは、
土圧に押されているからだろうか?少し気味悪かった。

前方部と造り出しの石室は調査後埋め戻したという事を聞いていたが、墳丘西側の
草むらに人が通ったような後があったので、墳丘を登ってみると、すぐに見つかった。

造り出し部分の石室は全長7.82m、玄室長4.48m、幅1.35m、高さ1.26m、
羨道長3.34m、幅1.32m、高さ1.26m。
玄室に比べて、羨道部分の床面が0.9m高い、竪穴系横口式石室で珍しいが、
土砂が流れ込んでいるため、その差は確認できない。

前方部の石室は全長9m、玄室長3.9m、幅1.7m、高さ1.9m、
羨道長5.1m、幅1.4m、高さ1.5mの片袖式。
玄室内には凝灰岩の組合式石棺があったが、現在は棺底のみ残存している。

参考文献・「古墳辞典」(東京堂出版)
       「大和・飛鳥考古学散歩」(学生社)
       「奈良県の文化財」(奈良県教育委員会)
       現地案内板

墳丘
墳丘
墳丘
墳丘(後円部石室をのぞむ)
後円部・開口部
後円部石室・開口部
後円部・羨道
後円部石室・羨道
造り出し部・開口部
造り出し部石室・開口部
造り出し部・玄室より開口部
造り出し部石室・玄室より開口部
前方部・開口部
前方部石室・開口部
前方部・玄室
前方部石室・玄室
前方部・石棺
前方部石室・石棺
前方部・玄室より開口部
前方部石室・玄室より開口部



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