[明日はどっちだ!] [インデックス!] [昨日はこっちだ!]

1999/03/06

なんだなんだなんだー!団子三兄弟っつーのは!
あたしゃ聞いてないぞ、そんなのが流行ってるなんて。
昨日相棒が歌ってるの聞いたんだけど、そのCDっていうのがすごく 売れてるんだって?みんな情報早いねえ。昨日もうちの掲示板に その話が出てたし。

でもさ、どこの誰が歌ってる歌なんだろう、って思っちゃうよね。
「団子三兄弟」だって、ぷぷ。変な名前。
私はまだ、相棒が歌ってる一部分しか聴いたことがないから、どんな 歌なんだか知らないんだけどさ。

団子三兄弟、って聞いて最初にイメージしたのが串団子の家族。
三兄弟っていうぐらいだから、みんな男の子でしょ、そんで、お父さん は普通のサラリーマン。働き盛りの40代ちょび髭付き丸めがね。
お母さんは専業主婦でダイエット中。まあごく普通の中流家庭デスネ。 <デスネ、じゃねえよ!知らないくせに

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


■団子三兄弟、旅立ちの日■


昔々、ダンゴの国にごく普通の家族が住んでいました。
お父さんは山へ芝刈りに行くわけもなく、普通に会社に通う サラリーマンです。お母さんは、家のローンの支払いのために、 近所のスーパーでパートの仕事をしています。
息子は3人、みんな年が近いのでとても仲の良い兄弟でした。

そうです。ダンゴの国はとても平和な国だったのです。

ところがある日、何の前触れもなく、街のはずれに次元の穴が 開きました。その穴からはものすごい突風が吹き荒れ、中から得体の 知れない魔物が次から次へと姿をあらわしました。

「大変だー!魔物が襲ってくるぞー!」

「キャー!」

「子供たちを中へ!」

「おーい助けてくれー!」

「お母さーん!」

「わしはここじゃよ〜。誰かー!」

「うえーん、痛いようー」

「詩図化ちゃーん!」

「野火多さぁーん、たすけてぇ〜!」

街はいまだかつてない事態に、大混乱に陥っていました。
誰も助けてくれる人はいません。右往左往するだけです。
結局、逃げ足の速いダンゴ者(ダンゴモノ)と、元々家にいたダンゴ者だけが 助かりました。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




…街の明かりは消え、残った人々は家に閉じ込められてしまいました。 魔物がうようよしている街を歩くには、ダンゴの国の人たちは ヤワラカすぎました。
それに、もともとダンゴ者は、 乾燥すると弱ってしまうので、 長時間外を出歩くのは難しいのでした。

団子三兄弟の長男、タケルは言いました。
「お父さん、どうしてみんな戦わないの?どうして家に隠れてるの? 戦って勝てばまた元どおりの生活ができるんでしょう?
僕、本当なら来週の誕生日にドロームキャスト 買ってもらうはずだったのに…」

「バカモノ、戦って勝つだと?そんなこと無理に決まってるだろう。
よーく考えてみなさい。俺達ダンゴ者がいくらがんばったところで 所詮ダンゴはダンゴ。乾燥には勝てないんだぞ。魔物に出くわす前に くたばっちまうのがオチだ。」

「そんなこと言ったって、このままじゃみんなやられちゃうよ!」
タケルは叫びました。どうしても、ど〜してもドロームキャストが ほしかったのです。

「…もっとも、おまえたちのような、若いダンゴ者は水分が多いから 別かもしれんがな。しかし子供のくせに魔物と戦うなんて、父さんは許さんぞ。」

お父さんは全然取り合ってくれません。

しかし、その話を聞いた長男・タケルは、「子供だったら倒せるかも しれないんだ!」と思いました。そして密かに三兄弟を集めて、 魔物を倒しに行く計画を立てました。

三兄弟は、そろいもそろって無鉄砲な性格だったので、結論は すぐに出ました。
「ボク達だけで魔物を倒そう!」

…即断即決です。あまりにも軽率ですね。

三人は、とりあえず翌朝旅立つことに決め、その日はおとなしく寝る ことにしました。
「ヨーシ!魔物を倒したらドロームキャストだ!」
タケルは早くもドロームキャストを手に入れた時のことを考えながら眠りに つきました。武器防具などの事はまったく頭にありません。

…こんな事だから通信簿に「計画性がない」なんて書かれてしまうんですね。 三つ子の魂百まで、と言いますから、きっと将来はサラ金地獄で大変な 事になるに違いありません。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




ところが翌朝、まだ夜も明けないうちに、街全体がものすごい地響きで 揺れ動きました。ものすごい振動です。 震度3はあるでしょう。あまりの騒音に驚いて飛び起きたタケルは、大事に していた詩織ちゃんフィギア1/20 が床に落ちてしまうのを成すすべもなく見て いるしかありませんでした。
もしかしたら意外に恐がりなのかもしれませんが、寝起きが悪い のでぼーっとしているだけのようにも見えます。

「ああ、詩織ちゃんが〜。せっかく飾っておいたのにゴメンよ詩織〜!」

タケルがそんなことをしている間にも振動はどんどん大きく、激しく なっていきました。
そしてとうとう、家の窓から身の丈30メートルはあるかと思われる 魔物の小ボスの姿が見え隠れする 距離まで迫ってきました。

でん♪どん♪でん〜♪ずずんずずっずっずー♪


大変です!このままではみんなやられてしまいます。

「このままじゃ家が壊される!神様仏様観音様尊師さま助けて!」

タケルがそう叫ぼうとしたまさにその時、 小ボスはタケルの家の目の前で方向転換しました。 ご都合主義といえばその通りなんですが、偶然逆の方向に興味を引かれ るものを見つけたのかもしれません。 まあそんな事は小ボスの勝手なのでどうでもいいことです。
とにかく、あぶないところで一家は難を逃れました。

父さんも母さんもまだ寝ています。昔から地震が来ようが台風が来ようが 泥棒が入ろうが絶対に目を覚まさない二人です。
まだしばらく起きることはないでしょう。

「おい!今がチャンスだぞ!小ボスが向こうの建物に気を取られている隙に こっちから先制攻撃だ!」

一見軽率に見えたタケルでしたが、どうやら軽率どころか 本物の馬鹿だったようです。 武器も防具も持たずに飛び出してしまいました。
弟達もタケルに続いて家を飛び出して行きました。久々の屋外です。 何の装備もしないで出て行くにはちょっと、いやかなり危険な気も しましたが、ここまできたらもうやけくそです。三人は小ボスの死角 をねらって、いったん街のはずれまで抜け出していきました。

「ここまでくればもう大丈夫だ!」 タケルは言いました。

「何も考えずについてきちゃったけど、兄ちゃん、これじゃあただ逃げた だけじゃんかよー。どうすんだよー。」

それもそうです。当初の目的は「魔物を倒すこと」だったはずなのに なぜこんな町外れまできてしまったのでしょうか。
書いている私にもわけがわかりません。

「馬鹿だなーおまえ達。こんなヨワっちいおいら達がいきなり素手で 戦っても勝てるわけないだろ。だから隣の街まで行って、武器を調達 するんだよ。戦いはそれからだ。」

なるほど。そういう事だったのですね。
でもさっき家を飛び出す時は「先制攻撃だ!」 なんて言っていたところを見ると、単なる気まぐれか臆病風に吹かれた に違いありません。
しかし弟達に何の疑問も持たせずに「兄ちゃん、頭いい!」 なんて言わすとは、なかなかのやり手でもあるようです。

さあ、いよいよお約束通りの展開になってきました。
こういう展開の話はどこかで聞いたような気もすが、 まあ冒険なんてそんなもんです。
ちなみに最初のうちは、リアルタイムバトルだとすぐに死んで しまうので、こちらがコマンドを入れるまで敵に攻撃されな い様に設定しておいたほうがいいかもしれません。
まあ、仮に死んだとしてもリセットすればすむことですが。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




ここからのお話は皆さんもご存知のとおりの展開なので書く必要は ありませんね。
なぜならタケル達はこの後、皆さん良くご存知の退屈極まりない 経験値稼ぎに明け暮れるからです。 その後、うまい具合に話が進んで経験値50ぐらいになった頃、 大ボスが現れる予定です。

その頃には今と違って「奇跡の串」「勇者のたれ」 などの伝説の武器・防具を身につけているかもしれませんが、 そのためには膨大な時間をかけて、「メダル探し」 をしなくてはならない 、というのがつらいところですね。

それ以外にも、途中で仲間が一人二人増えてみたり、王様の言い付けで 幻の薬草をダンジョンの奥まで取りに行く、なんていうエピソードも あるでしょうが、とにかく最終的には中ボス(2,3匹)大ボス を倒した後、気球か飛空艇に乗って里帰りということになっています。

さあ、そうと決まったらさっそく出発です。

「よし!とりあえず間に合わせの装備を探そう!」

「兄ちゃん、こんなところに”こん棒”があったよ!」

「あ!ここには”布のふく”が落ちてる!」


三人の旅の幸先は良いようですネ。これなら大丈夫。

「じゃあ出発するぞ〜!」
「オー!」




こうして、団子三兄弟は、新たな冒険に向けて旅立つことになったのです。
続く…<ワケないっつの!



団子三兄弟想像図


団子三兄弟、と聞いてからワタシの頭の中ではずうっとこん な絵が浮かんでいたのですがまさか冒険に出かけることになると は思いませんでした。
結局いまだに団子三兄弟がどんな歌だかわからずじまい。相棒に 聞いたらまたインチキなことを教えられそうなので、誰か掲示板 にでも書き込んでやってください。ホントの団子三兄弟をワタシ に教えて!


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


[HOME] [伝言板]