「算学鉤致」の世界
 江戸時代、越中の石黒信由の和算書(1819年)です。
 和算八書百題の全てに解答し、遺題継承を終わらせました。
 信由のもとに全国から門人が集まったと言われます。
 また、信由は天文学、測量術、治水術にも長けていました。
 伊能忠敬の測量に同道し、測量器具に改造を加え、後年、精密な地図を作成しています。北前船の航行のための航海術の書物も著しています。
 努力する天才であった、石黒信由以下4代の残した資料は、新湊市博物館で見ることができます。
 「算学鉤致解術」吉田柳二訳(2000年、日本数学史学会、桂書房)という書物も出版されています。
 ここでは、高校生が取り組むのに適当な問題を二つあげます。



Q 数列の問題を解いてみよう。

書き下し例
今、織工有り、其の人数を知らず。只云ふ、人毎に織る絹は、初日一疋、二日二疋、三日六疋、四日十一疋。次第に此くの如く、日を追って、之を織る。而して毎日、逐一人を損する。竟に綜ての絹、五千九百八十五疋を織り得る。其の日数、幾何かを問う。


現代語訳例(省略)
高校生ならわかるでしょ。


解法例
右の画像にポインタをあててください。


Q 三角関数の問題を解いてみよう。

書き下し例 
 今、図の如き三斜有り。只云ふ、積二百十歩。また云ふ、中斜二十五寸。小斜十七寸。 大斜及び垂針、幾何かを問ふ。


現代語訳例(省略)
高校生ならわかるでしょ。


解法例
右の画像にポインタをあててください。