ちびくまの不思議な世界


「自閉症」という言葉を聞いたことがない方はいらっしゃらないでしょう。
では、それがどういうものか、ご存知でしょうか?少し前になりますが、「レインマン」という映画で、ダスティン・ホフマンが自閉症者レイモンドを演じていました。奇妙だけれど、驚くべき能力と愛すべき人間性を持ったレイモンドに次第に惹かれていく弟役にトム・クルーズ。限りなく真実に近い自閉症者の姿を描いた作品として、自閉症に関わる人たちから、高く評価されている作品です。

ですが、現在の一般社会での自閉症の理解は進んでいるとは言えません。かく言う私自身、ちびくまを授かるまでは自閉症児を(それと知って)近くで見たことさえありませんでした。おまけに、マスコミでは自閉症についての、間違ったイメージがどんどん横行しています。そこで、このサイトを覗いてくださった皆さんに、ちびくまを通して、自閉症の世界を少しだけ覗いてみていただきたいと思うのです。

ちびくまは大学病院の発達検査の結果、“Autism Spectrum Disorder"(広義の自閉性障害 )の範疇に入っていることははっきりしていますが、より厳密な形で症名をつけることがまだできない状態です。現段階では「実際の年齢に期待される以上の識字能力」と「言語発達の極端な遅れ」が同時にある、「ハイパーレクシア」な状態にありますが、これが一時的特徴として出ているものなのか、症名とすべき確固たる学習スタイルであるのかについては、まだ確定できない状態なのだそうです。日本では一般的に「自閉症」をより狭義にとらえる傾向があるようですので、日本で診断を受けようとすれば、「発達に障害は見られるが自閉症ではない」という結果が出るのではないか、と推測しています。

ですが、これまで自閉症に関する書籍をいろいろ読んできて思うのは、診断名がどうであれ、広義の自閉性障害に属する子供を理解するには、自閉症の知識が役に立つし、療育の面では、自閉症に対するアプローチが有効な部分がかなりある訳で、狭義の自閉症そのものにぴったりあてはまらないからといって、これらの子供が療育や福祉の埒外に置かれてはならないのではないか、ということです。

以下のページではそういう意味から敢えて、特に「狭義の自閉症」という断りがない限り、近縁障害をも含めて「自閉」「自閉症」と呼びたいと思います。

それでは、ちびくまの不思議な世界へどうぞ。


「自閉症」ってそもそも何?

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