
クレマチス
むかしから「鉄線」として親しまれてきたクレマチス。ふつう思い浮かべるのは大輪の華やかな花ですが、世界中をながめると、じつにバラエティーに富んだ色形のクレマチスがあります。以前は本でしか見たことのなかったような品種が、いろいろとお店に並ぶようになりました。珍しくて、少しずつ求めていくうちにずいぶんたくさんのクレマチスが集まっています。ここでは自分の育てているものを中心に、画像とデータをご紹介したいと思います。
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ベル型のクレマチス 従来の大輪の花形とちがい、釣鐘(ベル)状の形をした花のものを指します。系統でいえば、テキセンシス系、インテグリフォリア系、ほかに北アメリカに自生するたくさんの原種があります。日本にもハンショウヅルの仲間がありますね。 テキセンシス Clematis texensis
原産地:北アメリカ・テキサス〜メキシコ 別名:紅花半鐘蔓 花期:5〜10月 耐暑性:強い 耐寒性:やや弱く、冬は地上部が枯れる * 本から得た情報のみ ころんとした花がかわいらしいです。ベル型というとまさにこの形。長いことあこがれの存在でした。通販カタログの値段表をうらめしく思いながら眺めたものです。がしかし。実物を見ておどろきました。なんていったって花がでかい!柄から先まで5cmくらいあります。しかもかなり肉厚。プリティーだった印象が180度変わってしまいました。画像は茨城県の筑波実験植物園にて撮影 2002年6月6日 インテグリフォリア系 Clematis integliforia
花期:5〜9月 耐暑性:栃木県南部にてOK 耐寒性:栃木県南部にてOK ふつうクレマチスはつる性ですが、この系統は直立した茎のてっぺんに花が咲きます。花(正確にはガクの部分)は先がねじれています。四季咲き性で、切り戻すことによって新しい花芽が上がってきます。冬は地上部が枯れます。すべてではないかもしれませんが香りのある品種もあります。画像は「ヘンダーソニー」と思われる品種です(たぶんそうだと思います。というのは購入時に名前をきちんと覚えられなかったので)。自宅にて撮影 2002年5月8日 ベル型クレマチス
原産地:北アメリカ 花期:5〜10月 耐暑性:栃木県南部にてOK 耐寒性:栃木県南部にてOK 雑誌『園芸ガイド』の読者プレゼントに当選してタネをもらいました。発芽してから待つこと2年半、かわいらしい釣鐘のような花を見ることができました。これを見られるなら2〜3年くらい待つのもへっちゃら!なのです。 由来は北アメリカ原産のクレマチスの原種が自然交配したタネです。天然ものなのでどんな色・形になるかは咲いてのお楽しみでした。色は紫系が多いですが、なかには赤〜濃ピンクのものも出ました。また縁がフリル状のもの、花びら(正確にはちがうのですが)の内側も色づくもの、または緑〜白くなるものなど、少しずつ性格が異なります。 北アメリカ原産のベル型クレマチスは四季咲き性で暑さに強いものが多いため、私の持つクレマチスもその性質を引いているものと考えられます。冬は地上部が枯れますが、春に土の中から芽を出してぐんぐんつるを伸ばします。ある程度伸びたところで節(葉のつけ根)から蕾が出てきて、早いものでは5月ごろ一番花を咲かせます。 自宅にて撮影 2002年5月1日 クレマチス・アンスンエンシス Clematis ansunensis
原産地:中国 花期:12月〜1月 耐暑性:栃木県南部にてOK 耐寒性:栃木県南部にてOK 冬咲きクレマチスのなかでも特に最近よく見かけるようになりました。クリームがかった白い花はざらっとした質感が布の表面に似ています。地植えにした2002年夏に他の草花に埋もれて枯れてしまいました。夏は休眠期で、2001年夏は鉢植えで耐えていたので、暑さに弱いわけではないと思います。常緑種。自宅にて撮影 2002年1月18日 クレマチス・シルホサ ’フレクルス’
原産地:シルホサの原産地は南ヨーロッパ〜小アジア 花期:10〜3月 耐暑性:栃木県南部にてOK 耐寒性:栃木県南部にてOK これも冬咲きクレマチスのはずですが、体内時計がどこかで狂ったのか、初開花は春になってからでした。新葉の時期にシャクトリムシに葉をすべて食べられてしまったのが影響を与えているかもしれません。しかし2年目の今年も今(2月)のところ咲く気配がないということは。。。花の外は白く内側に絣状の模様があります。鉢植えのまま2年たちましたが、あまり大きくなりません。自宅にて撮影 2002年5月27日 管理方法(冬咲きクレマチスを除きます) 冬 この仲間は冬は寒さで地上部が枯れるのが運命のようです。しかし根は生きています。鉢植えの場合は土を乾かしすぎないように。 春〜秋 暖かくなると土から細い芽が出てきます。これが株が活動をはじめた証拠ですから、水やりごとに液体肥料を少しずつ混ぜてやります。水・肥料ともに大食漢なので、忘れずに与えてください。肥料を忘れても成長が遅くなるだけなのであまり心配はありませんが、水切れはダメージが大きいので要注意。(つる性のものは、長く伸びると折れやすくなるので、支柱を添えて斜めに誘引します) 下から何節か育つと、葉の付け根につぼみが出てきます。花期が春〜秋と長いので、施肥・水やりは続けましょう(と言いつつ、秋まで咲かせられたことはまだありません)。 花後の剪定 NHK「趣味の園芸」(講師:金子明人さん)によると、花後は根元から2節くらい残してばっさり切る、そうです。(しかし私にはそこまで切る勇気はありません。たしかに、そのまま伸びると茎が横に倒れ、見苦しい姿になることは経験しました)また剪定時期と開花時期は次のような関係になるそうです。5月中旬に剪定すれば5月下旬ごろ次の花が咲く、というような見方をします。 剪定時期 次の開花 5月中旬 → 5月下旬 7月上旬 → 7月 8月下旬 → 9月上旬 10月中旬 → 12月 |