竈(カマド)の作り方
火の燃やし方
炊事のための竈は大きく二つに区別することができる。地面を掘って竈にする場合と、石などを積んで作る場合とです。
何れも風のくる方向に口を向け、土を掘るときは、深さ30cmくらい、横巾は時と場合によりますが、中央の奥の穴の突出部を作って、煙の排出口を作った方が良く燃える。石を積む場合も風向と地形に応じて、三方に積むか両横に積む。
平らな所でも火は燃やせますが、早く燃え絶てしまい余熱の利用ができません。この場合は、同じ程度の太い生木を二本横に置き、その間で火を燃やし、この二本横木上に、鍋類を置きます。
火勢が強まったら、生木を適宣加えると、火持ちが良くなります。
消火法
  1. 出来るだけ火の気を消すこと。
  2. 熾きを散らし、大きな塊は潰し、薪の燃え残り等は離しておくこと。
  3. 熾きをかき回しながら水を振りかけ、かき回しておく。炭火が完全に消えるまで繰り返し行う。薪に付いていた火は、炭火にも注意します。
  4. もし水がない時には、砂か泥をかけて充分にかき回しておく。
  5. 火の有った場所に、自分の手を置いて、完全に火の気のないことを確かめる。
  6. 後に石か泥をかぶせておき、引き揚げる時にもう一度注意して観てから帰る。
焚火の型
  • ティ−ピ−型
    煮炊きする場合に非常に早く強い火が得られます。特に先端に集中する火力が強いものです。
    元火から次第に、インディアンのテントの様な円錐形に薪を組み合わせていきます。
  • 角型
    炭の様になって固形の火になって、長々と燃える火になります。元火が非常に強く燃え上がった時に、太い薪を二本並べて、段々と細い薪を十字に組み合わせて上に積み上げる。薪と薪の間は少しずつ隙間を作っておく。パン焼きや魚の串焼きのために、火力が強く長持ちする火が得られます。
  • 溝型
    細長い溝型の火床を予め作っておく。1〜3箇所に元火を作り、よく燃え上がったら平に崩し、この上に細長い角型の焚火にする。まず崩した元火の上に火床の長さに切った薪を並べ、その上に小さい薪を横に重ねます。薪の間は、風が通るように隙間を開けておく。もし火力が衰えたときは、横木を下に交叉させて風を送り込む。
元火の付け方
  1. 始める前に火床をしっかり作っておく。
  2. 手元に必要量の薪・焚き付け等を用意する。
  3. 風を背にして、三本の焚き付けを組み合わせて置く。
  4. 木っ端・付け木等を中央の三角形の部分に軽く載せ、これに火をつける。
  5. 焔が出て火が拡がり出したら、勢いのよい火になるまで、焔の中に木っ端・付け木等を静かに足して行く。
  6. 次に、焚き付けを一本々々がよく燃えやすいように置いていく。細いものから始めて、次第に太い木を加えていく。
  7. 火が盛んに燃え上がったら薪を加えていき、自分がイメージしている焚火の型に作っていく。