トイレのあきのさん

なるべくアホっぽい壁紙を探したけどなかったんで、自分でつくってしまった。うう。

豺呵ちゃんに、「旅行記がウケてるんだけど、みんな何であんな汚い話
喜んでるのかねー」というたら、
「だったらあの話書きなよ! タイトルは『トイレのあきのさん』!ぎゃはははっ」
って云われちゃった。そうか。あの話はここでかけばいいのか……。

他のページにも、映画のタイトルをもじったのがあるけど、
HPはみてないハズのサイカに、なぜこのやうなタイトルをつけられてしまうのか……。

まあそれはおいといて。

私は実は、10年くらいの間、「汚いトイレの家に住む夢」に苦しめられている。
幼少のみぎりからあんまりすげえトイレを見てきたせいだろう。
実際、下宿生活の中では、うれしくないトイレの部屋に住むこともあったし。
ここではそんなおとろしい夢を公開します。

誰か心理学にすごーっく詳しくて、夢解釈とかできる方がいたら
わしがこないな、しみじみ悲しくなる夢につきまとわれる理由を教えてください。
ただし、私も多少は心理学をかじってますので、
フロイト流のなんでもかんでも性衝動と結びつける解釈はいらんよ。

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   *その1*    しみじみ古いトイレ
*その2* 天井の低いトイレ
*その3* トイレの沢山ある家
*その4*  崩壊寸前のアパートとそのトイレ 
*その5* 屋上トイレと下宿人
*その6* トイレじゃないけど。
*その7*   床面の高いトイレ
*その8* トイレ戦記

   *その1*     しみじみ古いトイレ 

これはバージョンが多く、もっともよく見るタイプ。

大抵、アパート自体が古くて、壁なども薄汚れてしみだらけだったりする。
トイレはコンクリ打ちっぱなしかタイル張りが多く、
何もロシアのトイレみたいに力強く汚れてるわけじゃないんだが、
なんかこう、しみじみと、古くて、
以前の何代もの住人の、しぶきや、壁になすった指の垢や、
それらから発生した微生物が蔓延してる感じなのだ。
壁も水洗のレバーも触りたくもない(レバーなどは当然サビサビ)し、
自分で置いたスリッパやトイレットペーパーにも不潔がしみついてそうで使いたくない。

で、これ以上、何の事件が起こるわけでもなく、
ただ淡々と、つまらん会社づとめなどをしながら、
疲れてその汚い下宿に帰り、汚いトイレで用を足す日常を、
目が覚めるまで生きつづける。

ホームラン! とかじゃなくて、ファウルくらいのインパクトの辛さだが、
辛いのじゃ……。
目が覚めると、生きるのがイヤになっている。

 

   *その2*     天井の低いトイレ 

山の中に暮らすことになった。
元は寺らしいのだが、もう絵に描いたような『茅屋』で、
縁側の端は欠け落ちてる、壁の漆喰はばらばらと散らばる、
畳は波打ち、障子は閉まらず、
庭なんだか山なんだかわからん位ススキや茅が茂り放題。

で、ここの便所っつうのが、広さは20畳くらいあるんだけど、
天井が低いわけ。
入り口からして自分のモモくらいの高さしかなく、
そこからかがむというより、もはやはいつくばって
20畳のどまんなかにある和式便座にたどりつかねばならない。
しかもその床たるや、板は古すぎて乾燥して縮んだらしく隙間だらけの上、
そこここが腐り抜け、(当然、下は広大な汲み取り!)
ちょっとでも首をもたげると蜘蛛の巣でネバネバの天井に頭が触る。

頭を守りたければ、何かにつかまらないと、安定した姿勢で
用が足せないが、床は埃で真っ白に粉ふいてるし、
もちろん便座もキタナイ。いつ誰がつけたか分からんンコがついてる。
でも、なんで、この「隠し」部分にンコがついてるわけよ?

ほうほうの体で、反対側の出口から這い出すと、
そこは例の朽ちかけた縁側で、目の前には茫々の茅。

どっからかやってきた黒白の猫をなでていると日が暮れてきた。
ああ、これからここに住むんか…… わし、どんな悪いことして
こんな目に会ってんやろ……。

 

   *その3*     トイレの沢山ある家 

どうやら神戸のようだ。
と、いっても、いわゆるキレイでおしゃれな神戸じゃなくって、
半分ゴーストタウン化したような下町。
阪神高速だか、阪神電車の高架だかのすぐ下で、
戦前からそのままみたいな黒ずんだ町並み。

ここの、元は商店だったとかいう家に引っ越してくる。
例によって古い。柱も壁も真っ黒。
でもって、なんか今度のトイレは(も)変だ。
トイレ自体は、昔よく見た細かいブルーのタイル張りで、
和式の汲み取り。でもそんなキョーーッレツに汚くはない。

じゃ何が変なのかって、あれ? ここもトイレか?
居間の向こうもトイレだったよな。
え、土間の端もトイレ。奥の部屋の向こうもトイレ?
げえ、2階にも2つもトイレあんの?
居間入れても3部屋の家なのに!!

掃除してはあったみたいだけどさあ、
タイルのトイレって湿りやすいから、ニガテなんだよ。
どーしても微生物がタイルの目地に住んでそうじゃん。
だいたいこんだけの数の汲み取り口が家中に口開けてんだよ。
家ん中で息できないじゃん。

外に出ても、町中が家と同じく、古びて黒ずみ、色彩がおよそなくて、
おまけにほとんど人の気配がない。怖い。
でも帰ると、あのトイレだらけの家……。
女三界に家無しか。よく云ったものよのう。(ちょっと違う)

 

   *その4*     崩壊寸前のアパートとそのトイレ 

ものすごく寒く、乾燥した季節。
いちおう鉄筋コンクリのアパートは崩壊寸前だった。

もう1階には誰も住んでなくて、ほぼまんべんなくガラスが割れてるので、
廊下部分から建物の裏庭がのぞける。
わしは3階に住んでいるが、鉄板の階段はボロボロにさびて
いつ誰が踏みぬいてもおかしくない状態。
壁は割れて、ところどころ鉄骨が見えている。
季節が季節だけに、寒いのなんの。

湿っぽい不潔さがないのが救いとはいえ、
やはりトイレは古く汚い。あげく共同。
各階にあって、掃除は住民の交代制だが、掃除してもしてもしても、汚い。
臭気が染み付いてしまっていて手に負えないのだ。
吹きっさらしの廊下の手洗いは、コンクリは割れてるし、当然水しか出ない。
手を洗うと、あかぎれに染みるどころか、感覚がなくなる。

後ろを他の部屋の人が通る。
こんなとこだが、誰も引越しして行かず、ずっと住んでいる。
今日もよく晴れて、乾燥して、寒い。
何や知らん,侘しさの極み。

 

   *その5*     屋上トイレと下宿人 

今度のうちは、2世帯同居。
現実のカッパくんのお母さんとは全然違う「旦那の親」なる人や
よーわからん親戚が住んでるんだか、出入りしてんだか。
1階にその人達が住み、うちらが2階に住む。

3階は、田の字型に3つの部屋が、コンクリのベランダを囲んでいる。
ここにカッパくんの弟と、あとよく分からん若い男の子が2人の計3人、
1部屋ずつ取って下宿している。

トイレは1階まで降りないとないのだが、
なにせ男の子たちなので、めんどくさがって
小用は、各部屋からこのベランダに放出してしまうのだ。
ベランダは当然すさまじい悪臭たちこめ、水を流したくらいでは最早どうにもならない。
一応、下宿人管理は私の担当になってるので
注意はするのだが、やまない。

これは、でーこがトイレを覚えず苦しんでた時に見た夢なんで、ネタ割れ。

 

   *その6*     トイレじゃないけど。 

カッパくんが転勤になった。
急な話で、会社の庶務の人に家を探してもらって引っ越す。

その家はまたしても古かった。
よく掃除はされているが、古いには違いなく、おまけに庭と道の区別がないので
近所の人がじゃんじゃんやってきて、引っ込み思案の私には辛い。
庶務の人に「こんなとこいやですう〜」と訴えるも、
「急に探せっていわれても、猫飼える家っていったらここくらいしかなかった」と
突き放される(あ、これ見た時、ディドーはまだ来てなかったの)

「前の家に帰りたいよー」と泣くが、
カッパくんは「もうあそこには住めないんだから、売る手続きしちゃったよ」という。
うっそお、なんでー? わし猫とあそこに帰るから
カッパくんここで単身赴任してええええええ。

この時は、猫と別れるか、キライな家に住むかの選択が辛かったせいか、
トイレは出てこなかった。
あの家のトイレはどんなんだったのだろう。いや、もっかい見なくていいってば。

 

   *その7*      床面の高いトイレ 

またまたアパートに住んでいた。
これまでのしみじみ編ほど古くも汚くもないが、せまい。
洗面所の奥に2つドアが並んでいて、一つは浴室、一つがトイレ。

そのトイレのドアを開けると、今度は床が高い。
押入れの上段くらいの高さに床があって、そこによじのぼって
和式便座で用を足す仕組み。

しかし、床面の高さがこんなだと、細かいホコリやなんやが
やたら目に付く。
夢のトイレは常に汚いものなので、掃除したらとか
そういうツッコミは通用せず、何をしてもいつもゴミだらけの床。
ピンクのタイルの色が下品で、よけい汚い感じ。おえぇ。

ある日、トイレを開けると、カッパな旦那がカギをかけずに使用中だった。
しかしのぞいちゃったことなんかはどうでもよくて(よくないが)
なんと、彼はスリッパを履いてないではないか!
ナマ足にゴミや髪の毛がまとわりついている。

吐き気をこらえて訊ねると、
「いつもめんどくさいから、スリッパは履かない」と答えるカッパくん。
じゃ、じゃ、このきったねー足で家中歩き回って、ベッドに入ってたの!?
私は、眠るところが清潔でないと発狂するタチなので、
外で着てた服でベッドに座ることすら厳禁なのに!!

リコンか家出を思いつめつつ、目が覚めた。

 

   *その8*     トイレ戦記 

私は、自分がこんな夢ばっか見るのは、
そもそもえげつないトイレをあまりにも見てきたからだと思っている。
都会育ちの人には想像もつかない位、20数年前の田舎のトイレは怖かった。

床の板がくさって隙間だらけなんかザラだ。
すごいと外の壁まで穴が開いていて、
便器をのぞきこむと便ツボの壁の割れ目から道路が見える。
尻に風が当たる。とてもとても嬉しくない。
公衆便所ならともかく、個人宅のトイレがなんでこうなのだ。

汲み取りが頻繁にこないと、手が届くとこまで糞尿があがってくる。
しぶきが飛んできそうだ。
私は保育園の頃、これに片足つっこんぢまったことがある(^^;)

小学校はボロくて、しかも3年生くらいまでの校舎のトイレは
男女共用。こんなデリカシくない話があるか。
余談だけど京都の市立小学校はトイレに紙がないんだって。各自持参。
小学生キライなんだけど、気の毒で目から汁が出る。

中学くらいになると、今度は、男子トイレが臭くて臭くて、前を通るのも
耐えがたくなる。
なんで男の子ってあんな臭いんだろうね。
高校の男子トイレに至っては、世界三大臭いスポットに入る程だ。

よそのトイレばかり責めてるが、実家のトイレがどうだったかというと、
生まれた時はぼっとんだった。
それも1階にも2階にもある。
2階から地層の便ツボまで、ながーいパイプが伸びていて、
私はそこに、落し紙(当時は便所紙といえばロールペーパーでなく、
ティッシュの紙くらいのサイズに切りそろえたちり紙が、箱に入れておいてあった)を
1枚ずつ落し、ひらんひらんと落ちて行くのを眺めるのが好きだった、そうだ。
よく便所が真っ白になっていたという。
しかも、サル知恵の働いた私は、全部は落さないでおいて、
「最初から紙はアレだけしかなかった」と云いはっていたらしい。

また、独立心旺盛だったので、3つにならないうちから、
「子供じゃないんだからトイレくらい一人で行く」といって
付き添いを追っ払っており、お母などは
私がその2階の穴から落っこちるんじゃないかと
気が気でなかったようだ。
確かに、あそこから落ちたら、途中で詰まるか、
1階の便ツボの穴まで泳いでいかねばならなかったろう。

そんなこんなでお母の強硬な主張が通って、
5歳くらいの時に、家のトイレは水洗になった。
これはありがたいことというべきだったが、
逆に、友達んちのおとろっしいトイレにびびる度合いも他より大きく、
現在の汚いトイレ恐怖症につながっていると思われるのである。

あー、そういや、6年生の時のサマーキャンプで、
キャンプ場のトイレ、穴の水平線までンコが上がってきててねえ。
夜中にトイレ行った友達が、懐中電灯おっことしちゃって、
ンコにつきささったそれを引っこ抜いて、
真っ暗闇で洗ったこともあったわ。

そうして、それもこれも、6歳の頃、
実家の近くの、むかし遊郭だった建物が取り壊され、
跡地にのこっていた青の染付けで牡丹の模様が入った便器を発見し、
友達とみんなで「きらびやかな便所や〜」と
はやし立てた祟りであろう。もうしませんから、いいかげん許して……(;;)


マジここまで読んだんですか? すごいなあ。今夜はあなたもトイレの夢友達ね♪

実は、もっと怖い話があるんですフフ…… 本当に勇気のあるアナタだけ、こっちへどーぞこっそり