昔、長者のお家に小夜という女の子がいました。

器量が良くてつくすタイプの女の子でお婿さん候補がたくさんいましたが、

お家に似合うお婿さんがいませんでした。

年頃になっているのにどーしようと父親は考えていました。

小夜の家の隣りに寝太郎という若者が住んでいました。

寝太郎は働きもせず、ぐーたら生活をしてました。

三年三月経っても同じ生活で食べて行くお金に困りだしました。

母親は悩んで色々な方法をとってみて大晦日にやっと買い物にいってくれました。

寝太郎『いつもねているから動くのがやだなー』

ネ、ネムイ・・ゴシゴシ(-_\)ゴシゴシ(/_-)

ザワザワ(隣りの家から)

寝太郎『なんだろう?(°_。)?(。_°)?』

隣りの家を_・)ソォ−ッ と覗きました。

長者『小夜がもー嫁に行ってもいい年になった。だれかいないか?』

長者の親戚『(〜ヘ〜;)ウーン。誰でもというわけにはいかないからね。』

小夜の婿取りの話しをしているようだ。

寝太郎は自分が婿になろと考え、急いで隣村の親戚の家へ行き、鳩を二、三羽借りてきました。

その足で村の鎮守さまに行き、宮司さんの着る白い装束と烏帽子も借りてきて、夜になるのを待ちました。

夜になると、寝太郎は借りてきた鳩の足に火のついた小さな提灯をくくりつけ、

白い装束を身にまとい、太鼓をもって裏庭へ出て、塀づたいに隣の屋敷の大きな楠に登りました。

楠の上で寝太郎は、大太鼓を「どおーん、どおーん」と打ち鳴らして、

寝太郎は大声で叫んだ。

『おーい。この家の主人よ、よ−く聞け。わしは出雲の神、縁結びの神っ。見るにみかねてやって来たーっ』

長者と親戚達はみました。

楠の高いところに「出雲の神」と書かれた提灯が見えて、烏帽子をかぶった白装束の神さまがいて、

長者・親戚達は( ゜_゜;)びっくり『ありゃりゃ。まっこと、出雲の神さまよ』と手をあわせ拝みだしました。

寝太郎は大声で叫びました。

『よいか。婿選びを、見るにみかねてやって来た。あれこれ言うのもたいがいにせよ。

ちょうど隣に寝太郎がおる。少しはごろごろ寝もするが、寝太郎こそは福の神。寝太郎こそを婿とせよ。

もしも婿にしなかったら、七日のうちに田畑も枯れて草ぼうぼう、家は傾き貧乏になるぞ−っ』

叫び終わると急いで白い衣装を脱ぎ、提灯をくくりつけた鳩を飛ばした。

鳩は隣の村を目指したが、それは出雲の方角でした。

暗闇で白装束を脱いだ寝太郎の姿は見えず、提灯がふわふわと空を飛ぶのを見た長者・親戚達は、

『見ましたか。あ、あれはたしかに、出雲の神さま。ああ、もったいない、もったいない』

と手を合わせ再び拝み始めました。

長者『必ず、きっとお告げのとおりにいたします。』とまた拝みました。

長者『貧乏になったら大変だ。お告げにしたがって、なんともはやあの寝太郎を婿にしなくてはならない(;´д`)トホホ

   みんな一緒に寝太郎の家にいってくれ。』

親戚達『あの、寝太郎とは・・・・(×_×;)』

長者・親戚達はあわただしく紋付袴に着替えて隣りの家へ。

寝太郎は急いで家に帰って布団にくるまり寝たふりをしました。

長者・親戚達『ごめんください。』

母親『はーい』

長者『寝太郎のことで話しにきました。』

母親?(°_。)?(。_°)?

長者『出雲の神さまのお告げがあって小夜の婿にしたい』

母親『\(◎o◎)/!ちょっちょっとまっていてください』

母親『寝太郎〜〜〜〜〜〜〜〜〜』

母親は布団にくるまっている寝太郎をおこし長者の前につれてきました。

長者『寝太郎小夜の婿になってくれ!!m(..)mオジギ』

寝太郎『おらは、ずぽらで怠け者で、寝てばかりおるから、すぐに追い出されるのは決まっている。

     だから、行かん。どこか他へ頼んでやんなさい』

そーいうと布団に戻ろうとしました。

長者『かまわんかまわん。それでええから、どうぞ来てださい』

寝太郎『いや、すぐに追い出されるから、おらは行かん』

このやり取りをしばらくしたあと

長者『いくら寝ても迫い出しはせん。ずっと寝ていてもかまわん。どうぞ、婿になってくれっ』

そーいうとお告げのことを事細かに説明しました。祟りが怖い事も。

寝太郎『そーいうことだったら婿になります』

そこにいた人達みんなが喜びました。

良き日に祝言をあげました。

寝太郎は人がかわったかのようによく働き、よくつくしました。

母親はたいへん喜びました。

めでたしめでたし