大韓民国研究室

韓国研究ファイルその3 素晴らしき大韓民国歌謡の世界!!

韓国レゲエ無法地帯(初出1994年)


 時は1994年。  韓国ではいま、レゲエが狂ったように大流 行している。町を歩けばキムチのまってりと した匂いとともに、気だるい「んちゃちゃっ ♪んちゃっ♪」のリズムが流れてくる。デパ ート、食堂、書店、どこもかしこも「んちゃ ちゃっ♪」 石焼きビビンパを喰いながら聞 くレゲエは、想像を越えた暑さを誘発してく れる。  ところでこの韓国レゲエ、本場のレゲエが、 いくら束になってかかっても勝てないであろ うほどの恐ろしいパワーを持つ。何たって、 韓国の町で大音量で流れるレゲエのほとんど が韓国製で、ポンチャック音楽に通じるピヨ ピヨ電子音をバックに、韓国人が韓国語で大 熱唱しているのだ。どうだ。思いっきり暑い だろ、ヘビーだろ。  92年までレゲエは、退廃的かつ反政府的と いうことで日本語の歌と同じく禁止されてい た。で、解禁されるやいなやイギリスのレゲ エグループUB40の「好きにならずにいられ ない」が大々ヒット!! 世界的レゲエブー ムの影響もあり、韓国でもレゲエは受入れら れた。  しかしながら認知を得たのは、前記のUB 40とかぐらい。本場ジャマイカのレゲエはめ ったに聞くことはない。「白人レゲエは良く て、黒人レゲエはダメ」らしい。韓国では、 黒人や自国人以外の黄色人種に対する有色人 種蔑視が根強い(日本人には妬みもあるが、 中国人とかは完璧にバカにしている)。 黒人なんて道歩くだけで、後ろ指さされ、唾 吐かれ、じーっとにらまれてしまう。黒人文 化を低く見るがゆえ、黒人レゲエを認めてな いように思えてならんな。私には。それでな くとも大保守・儒教の国韓国じゃ、ガンジャ (マリファナ)がバックボーンで、おまんこ とか、やりまくれ! と、がなるお下劣な本 場ジャマイカダンスホールスタイルレゲエは 受け入れがたろう。  韓国は中華思想の国である。世界で一番中 国が偉いと信じてきた国である。が、韓国人 の大部分は、今や自国は中国よりもはるかに 立派な偉い国だと思っている。なにしろ韓国 は、華僑が唯一成功しなかった国だからな。 中国人のほとんどが貧乏人の国である。中国 より偉いんだから、韓国人の頭の中には、韓 国人イズ ナンバーワンの文字がキラ目いて いるのである。向かうところ敵ナシだ(除く 日本人)。  国外から入ってくる文化は、全て韓国式に 換えられ、韓国独自のものに昇華される。否、 されなきゃいかんのだ。 「文化を真似て成長してきた猿マネ日本に対 し、ウリナラ韓国は文化を取り込んで成長し てきたのだ!!」という主張のもとに。  例えばラップ音楽。日本ではアイドル歌手 らがこぞってラップ音楽をやることはない。 ノリピーは、絶対(多分)ラップはやらんだ ろ。でも、韓国ではあるんだよな。海外のラ ッパーについては、なんも知らんとも、町中 ラップだらけ。ヒップホップが抑圧された黒 人ゲットーから生まれた音楽、なんてことは ほとんど意味を成さない。ただ、ただ、「歌 謡曲のひとつのジャンル」として取り込んで しまうのだ。だから演歌ふうのポップスを歌 ってた歌手が突然、ごく当然のようにラップ をやり、大ヒットなんてのは日常茶飯事。オ リジナルなんてどうでもいいやと、やりたい 放題だし。マネやパクリは勿論、歌詞だって いままでの歌謡曲とそっくり同じで、スタイ ルだけラップ。 でもいいか。韓国的に昇華されているのだも の。  レゲエもそう。韓国一のレゲエグループと いえば、男2人と女2人の「ルーラ」。デビ ュー当時は男が3人で女が1人だったが、音 大進学のため止めた男の替わりに、今春、女 が加入した。茶髪に日焼けした肌、男の長髪 &ピアス、激しいダンス…。彼らの影響か、 韓国でも街中に男の茶髪やピアスが増えた。  昨年(つまり1993年)大ヒットした、 ルーラらの「俺の眠れん理由」という曲は、 ふられた男が涙ながらに歌うもの。泣き声で レゲエラップ(ダンスホールスタイル)をや るのである。このスタイルは以前よりジャマ イカであったものだ。  つまり、彼らはマネをしたわけだが、韓国 国民はそんなこと知らない。雑誌やテレビで は「ルーラの考えたニュースタイル」ともて はやされた。  もともと著作権とか、オリジナリティに対 する意識が低い国なのだこの韓国は。国際著 作法に加入しながら、大学のテキストにされ る英文書籍のほとんどはコピーの海賊版だし、 雑誌の特集だって、日本の雑誌記事を無断で 訳して載せている。「ドラえもん」も「ドン ジャエモン」という限りなくソックリなマン ガになって人気を呼んでいる。マネぐらいな んでもないのである。誰も知らなきゃ、オリ ジナルなのである。  ところでルーラの新曲「アンニョン」には 驚いた。出だしの一言が「アンニョーン!!」 なのだ。どすの効いたダミ声でどなる。  歌の始まりが「こんにちわーっ」。カッコ よすぎてクラクラきた。ジャマイカのダンス ホールスタイルで多用される「ヤーマン(こ んにちわの意)」をそのまま韓国語に訳した と思われるが、あまりにそのまま。やってく れるぜ。  いまのところレゲエは、韓国に定着した模 様である。NBAも大人気、黒人風ファッシ ョン(ただし韓国テイストが多分に加味され ている)も大人気。  このままいけば、黒人文化も黒人もどんど ん受けいられ、ひょっとしたら数年後には韓 国版山田詠美も登場するかも知れない。


その後の韓国の音楽事情(2000年9月24日)

 2000年現在、韓国では今もヒップポップが大人気〜。
日本同様、ファンキー系ないわゆるディーバ系女性歌手もいっぱいいっぱい。
韓国人いわく、日本語なんかよりも、リズム感あふれる韓国語の方が
ヒップホップに適した言語なんだそうです。
ゆえにヒップホップが定着したんだと。 
 また、韓国の伝統芸能にパンソリというのがあるのですが、
それは詩をリズム(太鼓ドンドン)に乗せて吟じるのです。
これが、元祖ラップ。つまり、ラップの本家は韓国なんだそうです。
ゆえにヒップホップが定着したんだと。
 まあ、とにかくヒップホップはとても人気があります。
 流行りものに目がない国ですから、テクノも人気アルヨ〜。
アイドルがテクノ歌ってますもの。それもけっこうハード系なやつ
(おみごとです。やっぱり人間やるならトコトンやるべきです)。
 韓国の歌手は、「歌唱力がある」っていうのが定評ですが、
今はそうでもありません。
以前は、テレビの歌謡番組で、口パクなんて許せん!! てな状況でしたが、
歌えない人が増えたので、口パクがまかり通っています。
ただし、画面の端っこに「テープの絵」が出て、
「これは口パクで〜す」ってお知らせしてくれます。
教えてくれなくても、バレバレなんだけどね。
 日本国内でもスカパーで韓国のミュージックビデオ専門チャンネルあり。
興味のある人は、見てみてね。

その後の韓国の音楽事情(2000年11月4日)  口パク事情に私の間違えがございました…。今や口パクがメインで、 ちゃんと歌う人のときのみに『LIVE』ってでるんですわ。 日本人は極力、音に合わせて口をパクパクしますよね。 サイキック・マジックのGI・オレンジもちゃんと合わせていた。 ポリス時代のスティングも夜のヒットスタジオで上手に 口パクしてたもんです。が、韓国の口パクって、ぜんぜん合っていない。 バレバレとかじゃなく、まったくのフリ。 上にも書いたようにラップが大流行しているもんで、 歌詞は早口のラップが中心。それに口がついていかんのよ。やつら。 かろうじて、最後のハッ!とかヤッ!とかが合ってるくらい。 なさけないっす。やる気あるのかおまえら?と聞きたくなるほどっす。 普通の歌だって似たようなもの。 韓国の音楽業界の先行き不安です(のぞくゴンモ)。
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