おじっちの告白

[おじっち] わしの生まれは、プサン 知らんやろー

   [わたし]  知らん知らん行ったこと無いも〜ん

[おじっち] そこでなあ百貨店してたんや。従業員もいっぱいいてて大きかった
      んや。ほんで戦争が始まったし、内地にもどったんやけど、従業員
      全員は、無理やってなあ〜。そやからわしが面倒みていかんならん
      のや。

   [わたし]  面倒言うたってたくさんいはるで・・・
        (たしかに従業員名簿なるものや、記念写真が、本店、支店
         と、何枚も在る。10人そこらではないのも確かなようだ。)

 [わたし]  内地って戻ってから何してたん?

[おじっち] わしのおじいさんが飛行場を作ったんや。

   [わたし]  え〜航空会社?

[おじっち] いやちがう 飛行場や

 [わたし]  ふ〜ん ほな何してたん?

[おじっち] 反物卸 反物いうても知らんやろ〜

          (ぐっ しっしってるわい)
 [わたし] うん知らん知らんなーんも知らん教えてー

     {うれしそうにベッドに腰掛けた足をぷらぷらさせて}

[おじっち] 着物作るときの生地や!あ〜着物作ったことないんやったら、そら
      知らんわな。

   [わたし]  もうけてた?

[おじっち] そんなん知らん!

   [わたし]  (おいおいー)

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