flag 8.9KBペルー共和国(Republic of Peru)


ペルー共和国に関するデータ


場所 南アメリカ大陸の西部に位置し、太平洋岸に沿って南北にのびる。
高さ5000〜6000mのアンデス山脈が中央部を南北に走る。
東側はアマゾン川上流の熱帯雨林地帯。西側は亜熱帯の砂漠。
気候 南北に3つの気候帯が見られる。
太平洋に面した地域は、乾燥が激しくほとんど雨が降らずに 砂漠気候(BW) となっている。
中央のアンデス山脈は 高山気候(H) の特色を持ち、平均気温の年変化が少なく温和な気候(Cw)を持つ。
東部のアマゾン低地は 熱帯気候(Af) となり、年中高温で12〜3月が雨季となる。
1月 7月 年降水量
リマ 22.0C゜ 16.5C゜ 10.8mm
クスコ 12.7C゜ 10.6C゜ 744.9mm
自然
  • 海岸地帯
    3,050km近くの海岸線であり、雨がほとんど降らず砂漠となっている。アンデ ス山脈には、一年に3ヶ月間から6ヶ月間位の雨季があり、ふだんは水の流れのな い川に、雨季に降る雨が山岳地帯を激流となって流れ落ちる。海岸地帯には、そ れらの川の流れにより出来たオアシスがあちらこちらに点在している。

  • 山岳地帯
    アンデス山脈の地域であり南北に3地帯に分れる。
    • 山脈の西側
    • 山脈の中央部分
      最高峰は、海抜6,768kmのウアスカラン山
    • 山脈の東側
      ティティカカ湖は、アンデス山脈の南東の台地にあり、海抜 3,815m、面積8,300 平方km、長さ194km、幅65km、最も水深の深い所は、256m、浅い所は,20m。こ の湖は、世界で最も海抜の高い所にある航行可能な湖。
  • 森林地帯
    ペルーで最も広い地帯であり、2つの地域に分けられる。
    • 高地森林とかアマゾン地域のアンデス山脈と呼ばれ、帯状の森林地帯として知 られている。
    • 低地森林とかアマゾン平原と呼ばれる地域
      アマゾン川は、ペルーのアンデス山脈の南東アレキーパ県の雪山ミスミィ山に 発しペルーの東部を南から北や北東へ流れ、その後,東へ流れ大西洋へ注ぐ。ア マゾン川は、ペルーの領土内でウカヤリ川とマラニョン川が合流し、喫水(水面 から船底までの最大垂直距離)の深い船の航行が可能となり,その後大西洋のデル タ地帯まで流れていく。イキトス港は、アマゾンの最も重要な都市。人口は,32 万人近く、世界唯一の川にある喫水の深い船の港。大西洋の河口から4,000kmの ところにある。
歴史 紀元前からナスカなどの文明が栄え、12世紀に現在のクスコを中心にインカ帝 国が成立。
だが、スペインのピサロの征服され1533年二院か帝国は滅亡した。
以来約300年間、南アメリカの植民地支配の中心地となった。

1820年 アルゼンチン・チリ連合軍の支援を受けて独立を宣言。
1879年 太平洋戦争。ポリビアと共にチリに敗北。南部のアリカなどを割譲。
1968年 クーデターで軍部が政権を握る。農地改革、資源国有化、外国企業の 接収などの民族主義的改革路線を推進。
1980年 総選挙において、12年ぶりに民政移管がなされた。
1990年 大統領選挙で、カンビオ90の日系人フジモリ氏が勝利。
1995年 国境付近でエクアドルと交戦。フジモリ大統領再選。
1996年 12月にトゥパクアマル革命運動の武装グループが日本大使館公邸に侵 入、人質を持って立てこもった。
1997年 4月、特殊部隊が突入し犯人全員射殺で解決(人質1人、隊員2人が死 亡)。

経済 農業開発は遅れており、多くの食料を輸入。
高原が経済活動の中心で、最重要産業は、石油・銅・亜鉛・銀などの鉱業。
政体 共和制
政治 大統領民主主義。民主主義。大統領は国民投票による選挙で選ばれ、任期は5 年間。
  • 現在の大統領
    アルベルト フジモリ F.氏(任期1995年-2000年)1938年7月28日生まれ。農業 技師であり、ラ・モリーナ農科大学元学長。一期目(90-95年)に続き現在二期目(1995 年-2000年)。
  • 国会
    一院制、国会議員120名で構成。
  • 憲法 :
    1993年12月29日公布。
教育
  • 義務教育
    初等教育6年間
  • 就学率(1994年6歳以上の国民)
    未就学10.9%,小学校38.7%,中学校35.6%,大学9.2%,その他5.6%
首都 リマ(1535年に創設)
面積 128.5万平方km
独立記念日 7月28日(1821年7月28日独立)
国花 カントゥータ インカの花 と呼ばれ、ペルー原産の花。
花は赤いものが多く、黄色のものもある。
国鳥 エル ガジート デ ラス ロカス(岩鳥)。
アンデス山脈の東側の岩山に住む美しい鳥。色は、だいだい色と黒、および赤 と黒のものがいる。
人口 2,394.7万人
人口密度 19人/平方km
平均寿命 男65.91歳 女70.85歳
主な都市
  • アレキーパ (人口69.1万人、海抜2,285m)
    アンデス山脈の南西部分にあり標高5,821mのミスティ山という雪に覆われてい る火山の裾野にひろがる都市。

  • トゥルヒージョ(人口50.9万人)
    北部の海岸に面し、1490年まで統治していたチムー王国の首都の旧チャンチャ ン地区があったところで、チャンチャン遺跡が見られる。

  • チクラーヨ(人口41.2万人)
    北部の海岸に面し、有名なモチカ文化(紀元前2世紀から紀元5世紀)の栄えた場 所。

  • ピウラ(人口30.7万人)
    北部の海岸に面し、綿の産地として、また石油地帯として知られ、1532年にペ ルーで最初のスペイン人によって建設された都市。

  • チンボテ(人口26.9万人)
    中央より少し北側の海岸に面するペルーの主要な漁港。

  • イキートス(人口27.5万人)
    アマゾン川にある最大の港のある都市。

  • クスコ(人口25.6万人)
    インカ帝国の首都があった場所。紀元11世紀から続くアメリカ大陸最古の都市 。

  • カリャオ(人口51.5万人)
    リマの港、憲法特別郡。

  • フリアカ(人口13.6万人)
    アンデス山岳地域の商業、通信、交通の中心地。

  • プノ(人口12万人)
    エル・コリャオ高原にある県都であり、ティティカカ湖の大きな港町。

  • ワンカーヨ(海抜3200m)
    ワンカス文明があったことで、有名。じゃがいもなど野菜が豊富。リマから世 界で一番標高の高い所(4800mのティクリオ駅)を走る列車を利用出来る。
都市人口率 71.2%
国民総生産 587億ドル
一人あたり国民総生産 2,420ドル
国民生産成長率 4.8%
言語 スペイン語(80.3%、公用語)・ケチュア語(16.5%、ほとんど普及していない)・ アイマラ語(3.0%)
民族 インディオ47%・メスチソ(白人とインディオの混血)40%・白人12%・黒人・ア ジア系
宗教 キリスト教95%
ユネスコ世界遺産 ペルー国内には、ユネスコ世界遺産に指定された場所が9ケ所あります。
  1. クスコ市街
  2. マチュ・ピチュ歴史保護区
  3. チャビン(古代遺跡)
  4. ワスカラン国立公園
  5. チャン・チャン遺跡地帯
  6. マヌー国立公園
  7. リマ歴史地区
  8. リオ・アビセオ国立公園
  9. ナスカとフマナ平原の地上絵

資料:日本ユネスコ協会連盟
土地利用 農地〔耕地414万ha,(3.2%)・牧場と牧草地2,712万(21.2%)・森林8,480(66.0%) ・その他1,194万〕
鉱業 石炭14万t・原油607万t・天然ガス7.4千兆ジュールほか
工業 バーム油3.5万t・ぶどう酒1.1万t他
発電量 168億kWh(水力82.2%)
輸出 56億ドル(食料品27.2%・原材料と燃料25.1%・工業製品39.1%・その他8.6 %)
輸入 92億ドル(食料品12.5%・原材料と燃料12.0%・工業製品75.5%)
日本との貿易 輸出5.5億ドル、輸入3.4億ドル
日本との関係
  • 1873年(明治6年)
    日秘友好通商航海仮条約が締結され南米で初めて国交が結ばれる。
  • 1899年(明治32年)
    日本からペルーへの第一回移民船佐倉丸で移住が始まった。
  • 1999年(平成11年)
    日本人移民100周年を迎える。
貿易依存度 輸出10.1%/輸入16.1%
通貨 ヌエボ ソル(新しい太陽を意味する)
1,000,000インティス=1ヌエボ ソル(NS/.1)
US$1=約NS/.2.63(ヌエボス ソーレス)
1991年1月までは『インティス』であった。
観光客 48万人
観光収入 5.2億ドル
鉄道輸送 旅客輸送量2.4億人km、貨物輸送9.0億トンkm
自動車保有台数 74万台(うち乗用車47万台・乗用車一台あたり50人)
船舶保有量 35万総トン
識字率 88.7%(男94.5%・女83.0%)
国防予算 11億ドル(一人あたり46ドル)
兵員 12.5万人(陸軍8.5万人・海軍2.5万人・空軍1.5万人)
日系現地法人数 17
在留邦人数 総数2,848(長期348・永住2500)
大使館 150-0011
東京都渋谷区東4-4-27
TEL03-3406-4240

●地理的観点から見たペルー共和国


  1. ペルーの気候事情

    ペルーの太平洋側に面した地域は、砂漠気候(BW)であり、ほとんど雨が降らな い。
    一般的に、砂漠はアフリカなどを始めとする中緯度高圧帯の地域に分布すると 思われているが、実際には砂漠は大きく分けて 「亜熱帯砂漠」「内陸砂漠」「海岸砂漠」 の3種類がある。
    ペルーの気候に当てはまるのは3番目の海岸砂漠で、原因となっている寒流が ペルー海流である。
    このペルー海流はエ ルニーニョ現象 に関与し、我々日本人ともまんざら無関係とは言えない海流である。

  2. ペルーの都市事情

    ペルーの海岸部では、前述したように砂漠気候であり昔から政治の中心となる 都市は内陸部に発達してきた。
    近代国際化や、海上輸送力の発達から海岸部にも都市が発達し、現在ではリマ の西部にある海岸都市アリカが外港としての役割を果たしている。

  3. ペルーの人口事情

    1990年の大統領選挙で日系人であるフジモリ氏が勝利し日本をわかせたが、こ のような日系人は明治維新後にアメリカ大陸に移住した人達で成功した例も少な くない。

  4. ペルーの言語

    南アメリカ大陸はブラジルを除いてそのほとんどの公用語がスペイン語である 。
    スペインは、大航海時代にコロンブスのアメリカ大陸発見を始めとして、勢力 的に植民地の拡大をはかった。


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