ブレーク61・火葬と死体とダイオキシン
(なんでも掲示板 00年8月 投稿済)

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1〜2週間前の朝日新聞に、「火葬場から出るダイオキシン」の話題がありました。
火葬場それ自体は、「ごみ処理施設」とは違う、とのことで厚生省のダイオキシン規制の
対象にはなっていないのですが、自主的に調査した結果、結構ダイオキシンが発生している
そうです。

主な原因は副葬品や棺おけなんですが。
そのために、副葬品や棺おけをダイオキシンの発生しにくい素材にしよう、という
動きが現れています。

しかし、実は人体(死体)の燃焼でもダイオキシンは発生するのです。
これは、近年ダイオキシンに水道は大気が汚染されているから人体に蓄積されて、
燃焼時に発生する、というのではなく、元来人間の体内にある塩分等は、燃焼すると
ごく微量ながらダイオキシンを発生させるのです。

しかも、火葬というのは、「遺骨収集」を目的にする以上、燃焼温度を上げられないのです。
燃焼温度を上げれば、ダイオキシンも減りますが、骨も灰になってしまう。

つまり、厳密に環境問題を突き詰めて行くと、「火葬」という習慣自体が環境に反している
ことになります。

小生としては、行きすぎた環境運動は、それこそ火葬等の宗教タブーの領域へ踏み込んで
しまうのであまり好ましくない、と考えていますが、皆さんはどうお考えですか?

関連HP↓

http://www.jade.dti.ne.jp/~chambell/env1/K_diox.htm


このHPによれば、どうやら日本と欧米では、火葬での燃焼温度が違うようです。
日本は800℃、欧米は900〜1,300℃。

これは日本では「骨あげ」の儀式があるから(逆にいえば欧米にはないから)の
ようです。

どうもこういう議論は、はっきりいって「タブー」視されて、なかなかできないようですが。
つまり、つい先日まで生きていた故人の「遺体」を「ダイオキシンの発生する原因物質」として
議論するわけですから、倫理的な大撹乱です。

しかし、早晩論議せざるを得ないでしょう。


「火葬」をキーワードにしてネットサーフィンしていますと、
このHPを見つけました。

葬儀って厚生省の管轄だったんですね。初めて知りました。

しかも、伝染病防止の観点から、「火葬奨励金」というのがあるようです。(未確認)
火葬にするか土葬にするか、等は、最大の宗教的マターだと思うんですが、特定の
葬儀方法へ補助金を出すのは、極言すれば特定宗教への干与を禁止する政教分離憲法に
違反する、と思うのですが・・・

この問題も、「伝染病防止」の観点と宗教との対立ですね。


阪神大震災時に、火葬場がパンクしまして、遺体の「行き場」が無い、という極限状況に
なりましたね。

迫り来る東京大震災では、火葬場のパンク、という悠長な事態では済まないでしょう。
もし夏季に震災が発生すれば、火葬に回せない遺体の腐敗による伝染病、なんてことも
起こりうる。
その場合、正式な火葬場以外での火葬(というより遺体の焼却「処分」)が
行なわれるんだろうなあ・・・
あじあ号様の嫌う超法規的処置だろうケド。

首都機能移転掲示板に絡みますが、東京震災時には、相当の「火葬難民」が発生しますが、
その対策は行なっているのでしょうか?


参考HP
news-4(シンガポールの火葬事情)