8トラックの歴史



@ カートリッジ式エンドレステーププレーヤーとは

ふつうオープンリールやカセットテープなどデッキで再生させる場合リールに巻かれたテープを複雑な所を通しもう一方のリールに巻きとり再生が終われば巻き戻ししなければなりませんでしたが、これをテープの巻始めと巻終りを接ぎ、テープの終りを無くし、リールを1個にしてしかも取扱いが便利なカートリッジに入れたテープを再生する機械の事を言います。これを使うテープをテープ カートリッジと呼んでいます。

 再生する時、このテープ カートリッジをプレーヤーに差込むだけで何時間でも連続して再生できるし、操作が大変簡単な為、繰返して聞くという用途に適しています。このテープ カートリッジがステレオで聞ける様になってから、急激に市場に広がりました。直流電源で利用出来る物は当時自家用車が普及すると共にカーステレオとして急速に普及して行きました。また、変わった利用例としては、バスのガイド用とか小型船舶のBGM用として使われていました。
 後に交流電源でも利用できる物が発売され、BGM専用の観がありましたが、カーステレオを持っている方が自宅で聞く為に家庭用として広く普及して行きました。

 カートリッジ式エンドレス テープ プレーヤーの歴史は、BGMとカーステレオの歴史といっても良くBGM用としては1960年頃には生産されていました。 またカーステレオの方は、1963年に、パイオニア、帝国電波、丸和電子、大興電機の4社が中心に生産を始め、後に弱電メーカーが生産していました。


メッカ HW-1  4トラック コンレー型テープ プレーヤー 1963年発売の1号機


1969年に発売された、メッカ MHW-12  4トラックと8トラック兼用機だが短命で此の世から消えていった。



A カートリッジ式エンドレス テープ プレーヤーに使われるカートリッジの代表的な物。

★4トラック コンレー型   

テープ上に録音されている帯が4本あるカートリッジで、一見しての特徴は、カートリッジの底にピンチローラーを入れてテープを回す為と、カートリッジをロックする為のダルマ形の穴があることでわかります。
良い所は、リアジェット型よりトラック幅が2倍と広い為振動、音質、雑音等に強く価格も安かった為人気がありましたが、数年で収録時間の短さから消滅してしまいました。


4トラック コンレー型カートリッジ


★8トラック リアジェット型

テープ上に録音されている帯が8本あるカートリッジで、一見しての特徴は、ケース前面の角が斜めに切られていることと、右側面にロック用の溝があることです。また、構造的には、ピンチローラーが、内蔵されている事が大きな特徴といえます。
良い所は、コンレー型より収録時間が2倍と長い為、振動に弱い等不利な点を技術で克服し大々的に普及して行きました。


8トラック リアジェット型カートリッジ