Che-ez! SPYZのRAW現像

超小型デジカメのChe-ez! SPYZは内部でデータをRAW形式で保持しており、インターネットで公開されているツールによって取り込むことが可能です。

http://ime.nu/www.hkael.com.hk/auraland/support/digicam/software/DC30U_V2.zip

ちなみに標準添付されるツールによって作成できるBMPファイルよりもこの公開されたツールのBMPファイルの方が画質が良いという話です。
このツール(dsc)でRAWファイルを取り出して、そこから画像を生成するツールを作成中です。

(追加 7/18) 最新プログラムとサンプル写真を「RAW現像デモ」ページに載せました。

今回は(株)市川ソフトラボラトリーがデモ版を公開している「SILKYPIX」での結果(これは素晴らしいものです)とも比較して掲載してみます。

比較1

デジカメ標準ツールによる画像
SILKYPIXの標準設定による画像
私の作成中のツールによる画像

このサンプルデータは(株)市川ソフトラボラトリーによって公開されたBMPファイル、および「SILKYPIX」の標準設定でRAWファイルから生成したBMPファイル、私のツールによってRAWファイルから生成したBMPファイルをPhotoshopにて一部200%に拡大して同設定でJPEG化したものです。

SILKYPIX専用サイト
(株)市川ソフトラボラトリー
Copyright (C) 2002, Ichikawa Soft Laboratory.

一見して標準ツールではジャギーが激しいこと、「SILKYPIX」では発色が濃いこと、作成中ツールは色合いが不自然で偽色が出ていることがわかります。

比較2

dsc.exeによる画像
SILKYPIXの標準設定による画像 私の作成中のツールによる画像

このサンプルデータは自分で屋内で撮影したデータを各現像ツールで処理したものです。同様に200%拡大しています。

これも一見してdsc.exeでは色が濃く輪郭強調が激しいこと、「SILKYPIX」では暗部が平坦なこと、作成中ツールは色合いが薄く、全体にぼんやりして解像度不足であることがわかります。

ちなみに私のツールではレベル補正やガンマ補正を自動で行っています。

(追加 7/1)
私の作成ツールのデモザイクの部分ですが、Threshold-based Variable Number of Gradients法(http://www.changed.org/pubs/3650-05_final.PDF)にしたがって作成し、レベル補正と色彩強調を行ってみました。しかし偽色の問題が気になってきたので、新たにColor Domosaicing by estimating luminance and opponent chromatic signals in the Fourier domain) http://lcavwww.epfl.ch/~alleysso/Publication/CIC10submission.pdf)を適用しました。輪郭補正にウィナーフィルタをかけたいと思っていますがうまくいくかどうか。レベル補正等の無い作成中ツールのサンプルを載せます。



(追加 7/10)
ちなみにColor Domosaicing by estimating luminance and opponent chromatic signals in the Fourier domainの論文通りの方法ではこんな感じになります。基本はバイリニアなので偽色はなくてもジャギーが凄いです。