ナンパで一生を棒に振らないための基礎知識

この文章は、特に中高生をターゲットとしたナンパを行う際、法に触れてしまう可能性のある行為を有志(以下「著者」とする)によってまとめたものです。

著者は全員法の専門家ではありませんから、法解釈を間違っている可能性や、以下に収録していない法令等が存在する可能性もあります。実際にナンパを行う際の判断は各自の責任において行って下さい。引用についてはタイプミスなどの可能性もありますので、正確を期す必要がある際は原典を当たって下さい。また著者はこの文章の内容に関して、またこの文章を参考にした結果に関して何の責も負わないものとします。

著者の氏名・ハンドルネーム等は非公開とします。

買春

児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律

  (条例との関係)
というわけで、買春はダメです。当たりまえですね。というか、お金払ってる時点でナンパじゃないです

ただ成立・公布されたのは最近(平成11年5月)なので、知らなかった人は気をつけましょう。有罪になった場合、

  (児童買春)

こういう結末が待っています。

児童福祉法

児童福祉法第2章

一見「児童との淫行」には何の関係ないような気がしますが、こんな判例があります。

最高裁判所平成10年11月2日第三小法廷決定(平成8年(あ)第1308号)(backup)

児童をして、(引用者中略)バイブレーターを使用して自慰行為をするに至らせたという各行為について、いずれも児童福祉法34条1項6号にいう「児童に淫行をさせる行為」に当たるとした原判断は正当である。

1対1でも「淫行をさせる」事は立件可能であるようです。この場合は教師である立場を利用して淫行を強要した(=淫行させた)点が咎められたのではと考えます。

ともあれ、

「児童に淫行させる行為」に関しては、他の条項に比べて最長の懲役年数が他の10倍と随分重い処罰になっているので、気をつけるに越した事はないでしょう。「未成年だとは知らなかった」という言い訳も通らないようです(60条3項)。

未成年者略取誘拐など

刑法

(未成年者略取及び誘拐) (営利目的等略取及び誘拐)
(広辞苑第四版より)
りゃくしゅ-ゆうかい-ざい【略取誘拐罪】
他人を一定の保護状態から離して自己または第三者の支配内に移す罪。暴行脅迫によるのが略取罪、偽計・甘言を用いるのが誘拐罪。
ちょっとこれはよく解らないのですが、もしかすると偽計・甘言をもって自宅に未成年者を連れ込み、家に帰さなかったりするのは、この法律に触れる可能性が考えられます。有罪になれば罰金刑がなく一発で懲役ですから気をつけましょう。

未成年者の飲酒の容認

未成年者飲酒禁止法

(中略)

未成年者に飲酒をさせると罪になります。飲酒を容認するだけでも罪になります。

科料(千円以上1万円未満の罰金 - 刑法17条)と刑法上最も軽い刑(刑法9、10条)になっていますが、犯罪は犯罪です。

未成年者の喫煙の容認

未成年者喫煙禁止法

未成年者に喫煙をさせると罪になります。喫煙を容認するだけでも罪になります。

特に都内の繁華街では制服で喫煙してる子が多いですが、そういった子と一緒に歩いていると、それだけで捕まる可能性があります。

飲酒の場合と同様、科料と軽い刑になっていますが、犯罪は犯罪です。

強姦など

刑法

(強制わいせつ) (強姦) (準強制わいせつ及び準強姦) (未遂罪)

まぁ普通にやってればこれらに触れることはまずないでしょう。気をつけたいのが、13歳未満の子とHすると自動的に強姦罪が適用される事です。中学一年生でも12歳の子は居ますので、こういった子は絶対に対象外にしましょう。罰金刑がなく一発で最低でも2年以上の懲役が付きますので、本当に一生を棒に振ることになりかねません。

(親告罪)
これらの罪は、親告罪なので告訴がなければ捕まる事はありません。ただし、上記のように複数名による犯行の場合、親告罪にはなりません。輪姦などもこれに当たります。

各都道府県条例

次に挙げるのは、一般に「青少年保護条例」と呼ばれる(実際の名称は自治体によってまちまち)各地方自治体の条例です。

ここでは特に俗に「淫行条例」と呼ばれる部分を中心に集めています。「淫行条例」とは、一般に青少年(多くの場合18歳未満の男女)と性行為を行った事で処罰される可能性のある条例のことを指し、長野県を除く全都道府県に存在します(東京都のように、買春でないと処罰されないものもあります)。

ですから、長野県以外で女性と性行為を行う時は、相手の年齢を確認し、条例に触れないかどうかに留意しましょう。

東京都青少年の健全な育成に関する条例

(青少年に対する買春等の禁止)

東京都はこれだけです。ようするに買春しなければOKのように取れます。これも、前述の児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律で有名無実化している気がします。

東京都でナンパする際は、特に条例は気にする必要はなさそうです。

埼玉県青少年健全育成条例

「みだらな」性行為の禁止

というわけで、埼玉県では単に「性行為」を行っただけで「みだらな性行為」とみなされ、無条件に罰せられる恐れがあります。

第一項、つまりみだらな性行為やわいせつ行為を行った場合は「一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金(第二十八条)」となっています。第二項は「三十万円以下の罰金(第二十九条)」です。

「みだらな」性行為、飲酒喫煙などの場所提供の禁止

(場所の提供及び周旋の禁止)

また、上記のように自室をヤリ部屋として提供した場合も罰せられる恐れがあります。

自室で喫煙や飲酒を容認した場合も同様です。もちろんこの場合は未成年者飲酒/喫煙禁止法にも抵触します。

未成年者の深夜外出

(深夜に外出させる行為の制限)

以上のとおり、埼玉県では深夜に未成年者とデートしただけで、この条例に触れる恐れがあります。

なおこの条例は、

(定義)

と「婚姻したもの」は除かれているので、高校一年生でも人妻なら対象外です。

神奈川県青少年保護育成条例

「みだらな」性行為の禁止

(みだらな性行為、わいせつな行為の禁止)

いわゆる「淫行条例」部分です。埼玉県のものとほぼ同じですが、ただ注意したいのはここに「結婚を前提」という一文があること。

その後に「欲望を満たすためにのみ行う性交」という文章があるに関わらずこういう断り書きがあるということは、結婚の前提がなければ、恋愛による性交でも「欲望を満たすためにのみ行う性交」として咎められる可能性が高いことを示唆しているように読み取れます。逆にいえば、結婚という前提さえあれば単に欲望を満たす為のみの行為でもOKである、と解釈することも出来ます。

また「健全な常識を有する一般社会人」などという特定不可能な架空の集合を持ってきている事にも注意したいです。これは、法廷で好き勝手に解釈される恐れがあります。

なお、ここに「しゆう恥けん悪」とありますが、多分「羞恥嫌悪」のことでしょう。仮名書きの方が解りにくいんですが……。

場所の提供の禁止

(場所の提供等の禁止)

これは埼玉県とほぼ同じですね。気を付けましょう。

未成年者外出同伴の禁止

 (深夜外出の制限)
神奈川県では、深夜に未成年の女の子とデートするだけで犯罪になってしまいます(保護者の承諾が無い場合)。気をつけましょう。埼玉県は「外出させる」という記述だったのですが、こちらは「同行して外出する」なので、戸外を一緒に歩くだけで咎められます。

千葉県青少年健全育成条例制

(みだらな性行為及びわいせつな行為の禁止)
千葉県も東京都と同様、買春さえしなければ特に気にする必要はないかと思います。

ただ「欺き」又は「困惑させて」性行為した場合条例に引っ掛かってしまうので、例えば拝み倒してHに至るのはひょっとしたら咎められるかも知れません。

(有害行為のための場所の提供及び周旋の禁止)
これは神奈川県や埼玉県と同じですね。気を付けましょう。
(深夜外出の制限)
これは埼玉県とほぼ同じです。気を付けましょう。
おしまい