明石市立水族館

明石市史 現代篇T
p256〜257より引用

4 観光明石をめざして

明石の観光資源

 明石市の特徴の一つは、明石城や風光明媚な瀬戸内海沿いの海岸線など観光資源に恵まれていることにある。
丸尾市長時代にはこの恵まれた立地条件をいかすために、水族館、天文科学館、マリンセンターなどの観光開発事業を推進した。
有畜農業振興のために設立された酪農センターも観光開発の目的をあわせもっていた。
しかし、予め断っておくなら、これらの多くは必ずしも事業としては成功せず、その後方向転換や撤退が検討されることになった。

市立水族館

 明石市立水族館は、一九五七(昭和三十二)年四月、中崎海岸に開館した。
県立水産試験場付属水族生態研究所の木造平屋建築を譲り受け改装した施設であった。
さらに大幅な改修を行って新装開館した五八年三月時点での設備は、明石海峡の海水が直流している二〇面の水槽、アカウミガメや大型遊泳魚のプールが四つ、海水釣り堀が二つ、ペンギンプール、一五〇種の海洋魚類標本などであった(「市政だより」二九号、五八.二)。
特にタコなどが釣れる海水釣り堀は人気があった。
 だが、ほぼ同時期に開設した神戸市立須磨水族館に比べて、規模が小さく設備も不十分であったので、入場者数は伸び悩んだ。
一九六六年には姫路市立水族館が開館し、入場者は減少の一途をたどり、七二年明石市立水族館は閉館に追い込まれた(「あかし市民史」)。

引用ここまで。

ところでGoogle Earthでなにげなく見ていたら水族館跡を見つけた。
市役所の北側を走る道路のその北側にある土手の上。
細長い建物だったらしい。冷暖房がなく水着のまま来る客もいたとのこと。