善光寺御開帳 「天台宗 中日庭儀大法要」 ( 2003. 4. 26 ) 

中日庭儀式大法要 (天台宗)


 御開帳「天台宗 中日庭儀大法要」 ( 2003. 4. 26 )
 初夏を思わせるような暑さとなった二十六日、御開帳期間中に行われる儀式のなかでも、重要な儀式とされる「中日庭儀大法要」(ちゅうにちていぎだいほうよう)が行われました。この法要は、御開帳期間中の中日(四月下旬から五月上旬)に催され、天台宗と浄土宗がそれぞれ一回、日程を変えて行われるもの。回ごとに順番を入れ替えることになっており、今年は二十六日の法要が「大勧進」(天台宗)、五月十日の法要は「大本願」(浄土宗)が担当することになっています。

 この日の法要では、午前十時に、「笙」(しゃう)「篳篥」(ひちりき)を奏でる人々を先頭に、お母さんに手を取られた可愛いお稚児さん、一山住職の方々の順に行列が大勧進を出発し、最後に御貫主(かんす)さまを乗せた御駕篭が、ゆっくりと三門をくぐり、石畳の参道を進まれました。
 左右の参道脇には、全国各地から訪れた参拝者らが埋め尽くし、御貫主様と住職の方々によって厳かに営まれる法要を見守ります。解説によれば、この「中日庭儀大法要」が行われる善光寺境内の場面設定は、人々が願う極楽浄土を表したものとのこと。つまり、善の綱で「前立本尊」と繋がれた「回向柱」に触れることと同等に、いやそれ以上に仏様にお近づきになれるということなのかもしれません。それ故に、この法要は、御開帳期間中の法要のなかでも、最も重要な儀式でもあるのです。
散華
 庭儀法要が終了すると、貫主さまと一山住職の方々は、引き続き本堂での法要となります。そして、本堂での法要が終わると、天台宗だけのもののようですが、時計回りに住職の方々が回廊を廻り、五色の「散華」(花)を撒きます。この「散華」、花の香りで邪気を払い、法要周辺を清め、仏様をお招きするという場面で使われるもので、善光寺では「蓮華」を模った紙製の花びら(写真)が撒かれることになっています。一般の参拝者がこの「散華」を持っていると、さまざまなご利益を受けることができると伝えられており、住職の方々が本堂からお出になるころ(午前十時五十分)ともなると、ぜひ一枚とばかり、一斉に本堂回廊下に集まり始めます。紙でできているので、あまり回廊に近いと風に乗って頭上を跳び越してしまいますので、適当な距離を保っておくと、「散華」を手に入れることができるようです。
 五月に行われる大本願(浄土宗)による「中日庭儀大法要」では、今回のように回廊から「散華」を撒くことはなく、住職らが儀式の途中で撒く「散華」を頂くか、またはお稚児さんが舞う「礼讃舞」(らいさんまい)の中で撒かれるものをゲットすることとなります。

 さて、当日のレポはここまでですが、手許の資料を見ますと、その後、行列は仲見世の途中で左折して、お釈迦様の涅槃像がある「世尊院釈迦堂」に向かい、再び法要を行って大勧進に戻る予定となっています。来月行われる「中日庭儀大法要」(浄土宗)では、このルートを辿りませんので、天台宗だけの独特なルートなのかもしれません。
 さて、この「世尊院釈迦堂」。御開帳期間中の隠れスポットとでも申しましょうか、じつはここにも「回向柱」が立てられていること、ご存知でしたでしょうか?こちらは、横たわるお釈迦様の右手と糸で結ばれた「回向柱」で、三月下旬の「受入式」の際に、本堂前の「回向柱」と共に、長野市松代町から運ばれてきました。本堂前の「回向柱」は、「前立本尊」さまと、そしてこちらの「回向柱」では、お釈迦様と結縁を結ぶことができることになっています。仲見世からだと、少しわかりづらいかもしれませんが、もし時間がありましたら、ぜひこちらにもお立ち寄り頂ければと思います。


行列は大勧進を出発し、三門を抜けて、回向柱のある本堂前へ
お稚児さん行列の後に、ご貫主様を乗せた御駕篭が登場
「回向柱」前で行われる法要一山住職らによる「散華」
少し小ぶりの「回向柱」が立つ「釈迦堂」でも「回向柱」は人気の的


境内にある立派な救護施設個人広告受付中!(信毎)

 あなたも新聞に名前を載せてみませんか?
 という、ちょっとびっくりするような文句で人気のコーナーが、善光寺境内六地蔵前特設ブース(御開帳プラザ)に登場! これは、善光寺御開帳奉賛会と信濃毎日新聞の企画(協力・NTTドコモ長野支店)で行われているもので、御開帳参拝の記念に、地元紙の信濃毎日新聞に写真( FOMA )と名前を掲載しましょ、っというもの。(写真右上)
 受付は午前十時から午後三時までで、名前だけの掲載(六文字)だと千円、写真入りだと一枠二千円(税込み)。原則的には翌日に掲載されるようですが、紙面の都合では翌々日以降になることもあるとか。掲載紙は送付されるそうですが、待てない!という方は、翌日、県内のコンビニでご確認の上、お買い求め頂くこともできます。(信濃毎日新聞は長野県内のどこでも購入できる地元紙です)


<<< TOPNEXT >>>



Copyright(C)2004 HIROSHI SAKURAI All Rights Reserved.