ニューヨーク日記

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大雪の日、メトロポリタン美術館ですごす。このページは重いよ...


6日目 12月30日(大雪)

おきたら、もうものすごい雪。飛行機は飛んでいないみたいだ。でも、ブロードウェイのショーはぜんぶちゃんとやるんだって、ニュースでやっている。じゃ、オペラも大丈夫かな?いつものようにまずシャワー浴びて目をさまし、昨日買ったサンドイッチを半分食べる。半分でおなかいっぱい。ちゃんとしっぽまでローストビーフがしっかりはいっていて、とてもおいしい。食後、いちおう出られるように荷造りする。

10時にメトのボックスオフィスが開くので、いちおうやるかどうか確かめに行く。まず、キャンセルはしないだろうとのこと。ショップで、友人の出産祝い用に、CD を買う。まだかなり早いけど、赤ちゃんに、子供用のクラシック入門 CD。それから、地下鉄でポートオーソリティ バスターミナルに行って、グレイハウンドのバスがでるか聞く。そしたら、今日のはぜんぶキャンセルだって!市バスでさえ走っているのに。ちぇ!しょうがないので、いそいでホテルに戻って、1泊のばす。もともとあと1泊するつもりだったんだから、いいか。でも、明日は帰れるんだろうなあ...

雪のニューヨーク

セントラルパーク

5番街

そんなこんなしていたら、もう昼になってしまった。美術館にいかなくちゃ!バスはけっこうちゃんと走っているみたいなのが、救いだ。雪のマンハッタンも、またいいか。めったにできない経験ってことで。ニューヨーカーはそりやスキー片手に、セントラルパークへ繰り出して、楽しそう。歩きにくいけど、オタワよりぜんぜんあったかいので、私には別に何てことないし。ブーツだったら、もっと楽だったけど。雪国に慣れてきたかな。

メトロポリタン美術館のクロークは、すごい行列。チケット売り場はすいているけど。荷物あずけるのに、40分もかかっちゃったよ。でも、持って歩くのはつらすぎるし、しかたない。やっぱり、行動開始は朝早くしなくっちゃだめなんだろうなあ。とりあえず、近場のギリシア美術から見る。企画展として、紀元1世紀ごろのヨーロッパからアジアにかけての展示をしていたけど、なにやら散発的で、あんまりよくなかった。自前のものばっかりなのに、そこは撮影禁止だし。つまらん。

メトロポリタン美術館

ギリシャ部屋

ギリシャ彫刻

ギリシアを見終わったらもう2時半だったので、食事にする。カフェテリアも大行列。でも、席はあいている... ここは、席数が多いからね。コーヒーを買って、サンドイッチを食べる。しかし、このサンドイッチは、おいしいし、おおきいし、大当たりだったな。また買おうかな。こんどはターキーとかにしてみるか?今夜はビールも買わないとね。ゆうべワイン全部片づけちゃったし。1晩しかいないから、ワインは買えないや。
食事の後、お土産を見る。手ごろな値段のアクセサリーがあったので、買う。いとこたちへの誕生日プレゼント用。

このあと、エジプトの展示を見る。今回のハイライト!はっきり行ってここがメインなので、ゆっくり見て、写真も撮る。ここはおもしろいなあ。展示は以前とそんなに変わっていないけれど、何度見ても良い。

牛小屋のレプリカ

こういうものを墓に入れることで、死後も生活の豊かさを享受できると信じていた。

舟の模型

死者は「太陽の舟」にのって死後の世界へ行くとされていた。

木製の人型棺

木製の棺

乾燥したエジプトでは、材木は貴重品。たいへんな贅沢品でもある。時には、端切れのような木材を継ぎ合わせて棺が作られていることもある。

ハトシェプスト女王のスフィンクス

ハトシェプストの残した遺跡・遺物は、繊細で優美なものが多い。このスフィンクスのモデルも女王だといわれている。

ハトシェプスト女王立像

ハトシェプストは女王だが、その即位後の像はほとんどが男性として作られている。これは、やはりエジプトでは「女王」というのが受け入れられなかったためであろうと思われる。

墓の内部

びっしりとヒエログリフが刻まれている

シャブティ

死者の「身代わり」人形。死後の世界は現世とかわらないと信じていたエジプト人は、あの世で労働をしなければならない場合などにこの人形にかわりにやらせるつもりだったようだ。また、万一ミイラにした体がそこなわれた場合、魂の行き場がなくならないようにこの人形を用意した。

胸飾り。よく見ると、全部野菜の形。

アケナテン王

アケナテンは、多神教のエジプト宗教から突如として一神教に改宗、アマルナへ遷都してしまう。平和を愛し、絶世の美女といわれた妻のネフェルティティや子供たちとともに穏やかな生涯を送った。彼の庇護のもと、「アマルナ芸術」と呼ばれる写実的な様式の美術が花開く。しかし、その時代、エジプトは広大な領土を失うことになる。

人型石棺

棺は、英語では石棺を Sarcofage、その他の主に木製の棺を Coffin として区別する。

典型的な石棺

これが一番外側になる。

色鮮やかな壁画

サクラー館のデンドール神殿

アスワンハイダム建設時にアメリカが行った遺跡救済事業への援助の謝礼にエジプトから贈られたもの。美術館は、このためにこの部屋を増設した。これは、ローマ期のもの。

外は雪〜〜〜

パピルスに書かれた、死者の書

1時間以上かけてみた後、絵にいこうとしたら、あと30分で閉館だって!えー、週末は8時までじゃないの?まだ5時前だよー!この雪のせいで、早く閉めるんだって。ひどいわー!もう、追い出されるまで見てやる!ほとんどかけあしで、ゴッホ、モネ、クリムト、セザンヌ、グレコ、レンブラントをながめる。この辺のコレクションは逃げないので、またこの次にゆっくり見よう。また来年くればいいよ。近いし。

荷物をクロークでもらって、バスに乗って66丁目まで出たら、もう6時。あらまあ、けっこういい時間じゃん。ここから66番のバスに乗り換えだけど、バス停がわからない。やっとみつけて、待っていたら、待っても待ってもこない。15分くらいしたところで女の人が来て「66番なら待ってもだめよ。向こうで雪にはまってるのよ。わたし、しかたないからバス降りてあるいてきたんだから」だって。ありゃー。じゃ。地下鉄にするか?とおもったら、もう1本、72番がセントラルパークを66丁目で横断するんだ。最初からそれに乗れば良かったな。5番街から出てるのに。5番街にもどってしばらくまって、ちょっと不安になったころにバスが来た。公園をわたりきったところで降りて、ゆうべいったスーパーに行く。あたたかいデリフードは、なんかもう乾燥しちゃってて、おいしそうでない。サンドイッチは、こっちのは1ドルくらい高いのに、ろくな中身のものがなくて、やめる。サラダバーにいって、サンドイッチの具になりそうなものを買う。そんなこんなしていたら、7時すぎちゃった。まずい!いそいでビール1本とりんご、オレンジジュースをひっつかんで、レジに並ぶ。すごい行列。外に出られたのは7時15分くらいになっちゃった。部屋に戻っていそいでりんごを食べ、お菓子とお茶を持って、メトに走る。走ってばっか(笑)

メトロポリタン歌劇場

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雪のメト。クリスマスツリーがとてもすてき。

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今回の席から。真ん中だけど、遠い!

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シャガールの巨大な絵。1966年の作。クラシック音楽をテーマにした、赤と黄の2枚で1対になっている。

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この絵は、メト内部正面にかかっていて外からも見られるが、オペラのある夜以外はカーテンがかかっていて見られない。

 

「フィデリオ」カーテンコール

真ん中がレヴァイン。右端がジェームス・モリス。

今回の席は、ファミリーサークルのどまんなか。いいけど、遠い!顔なんてぜんぜんわかんない。これだったら、リミテッドビューの席のほうがいいかもなー。しかも、隣のおっさん、鼻かぜか、ダースベーダーのような息をしてて、めっちゃ気になる。うるさいぞー!
「フィデリオ」を見るのははじめて。話はうろ覚えでなんとなく知っているけど、しっかりとは覚えていないので、字幕をみっぱなし。あまり舞台や音楽に集中できなくて、よくないんだけど... 演奏は、なかなかよい。しかも、なんと James Morris が出ているというおまけつき(って、わたしがしらなかっただけだけど)。ちょい役だけどね。やはり、いい声だー。フロレンタインがあまりにも太りすぎなのは、興ざめだった。3年も牢にいたようには見えんぞ...

ああ、でも、よかった!レヴァインの生演奏は初めてかな?どうだろう?日本でみたことあったっけ?せっかくだから、明日もなにか見ようかなー。やっぱ、オペラかな?明日はニューイヤーイブのガラだから、チケットはさすがにないかなあ。でも、いちおう聞いてみよう。

明日はメトロポリタン美術館に行って、買いそこなったおみやげを買わなくちゃ。明日、ショーを見れないと、バスに乗るまで時間を持て余してしまうよ。買い物くらいしかすることないし。また美術館みるか?ま、あした決めよ。ホテルのカフェテリアであったかいミネストローネ買って、ビールと柿ピーで夕食代わり。日記を書いて寝る。

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最終更新日:2001年 3月 4日

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