
ふわふわと浮かんでいた。
緑色のセミロングの髪も、サラリと漂う。
あたりは青くボンヤリしていた。
何もなく、ただ澄んだ青白さだけが目立つ。
見上げると空はキラキラと光り輝いて、ふわふわと揺れていた。
(あれは・・そら・・・???)
葉子は自分が海の中に浮かんでいることに気付いた。
(あたし、どうして海の中にいるの・・・?)
手足をバタつかせながら、水面を目指して泳いでみる。
キラキラしている水面は遠くない。
遠くないはずだった。
しかし、いくら泳いでも届かない。
(・・・いつもそう。いきたいところには、いつもたどり着けない・・・)