家庭訪問

 タトゥ・ジィーキィーさんの家は、ムソマの町の中心からおよそ500mくらい離れたところにあります。

 彼女の家に行く途中、ビクトリア湖の水辺が間近に迫っていたので、「水位が上がったとき、大丈夫?」と問うと、「家は大きな石の上に建ってるから家が水に浸かることはないわ。」

 家は大きな岩石に腰掛ける感じで建っていた。なるほど、これなら大丈夫。

 彼女は7人姉妹の4番目。小さいときに両親を亡くしている。他の姉妹はムソマから大分離れた村に住んでいるが、彼女は現在、従兄夫婦と一緒に暮らしている。(写真左端が従兄のパウロ)

 両親がいないことや、働き手の男兄弟がいないことから、彼女の家はずっと貧しい状態が続いている。今回の家庭訪問の目的は、私たちが設けている委員会の有志で作っている奨学金委員会に、彼女を奨学生として推薦するための家計調査を兼ねていた。

 今、家計を支えているのは従兄のパウロ。30過ぎの大工で、月収は約3万タンザニアシリング。(約6千円)タンザニアのGNPを考えるとけっこう稼いでいるようにも見えますが、昨今、その数字だけでは実際の生活を把握することはできないでしょう。

 彼女たちはちょっとばかり畑を持っておりますが、耕しているのはキャッサバ。自分たちの食卓用に作っているとのこと。キャッサバは売っても大した値段にはならないのです。そういうわけで、パウロの収入に頼ることになるのですが、彼の子ども5人と奥さん、そしてタトゥの8人を食べさせるにはやはり厳しい状況です。


 右端がタトゥ。隣は友だち。

 彼女は将来尼僧になって、病床の患者たちの面倒をみたいと言います。

「この国はとてもエイズが流行っていて、病人を看病するとなるとHIVに感染してたり、エイズを発症して希望を失った患者たちに接することから絶対に避けられないだろうけど、あなたはそうした人たちに対してどのような看護を施しますか。」

の問いに、

「ベットに付き添って、そこで聖書を読んであげます。」


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