
|
これは、随分前に書いた初心者向けの私の経験談です(最終更新1998年頃)。学名等、変更されて訂正を要する箇所もあります。 飼育心得については、 爬虫類両生類飼育専門誌「SCALE」(現在休刊) 007〜011号(1999夏〜2001年夏)「蟲2大行進」のコーナーに連載があり、初回「 クモとつきあう8つの楽しみ方」は品切れにつき、当サイトで新規画像を加えて公開することにしました。 また、飼育方法の詳細については、ケアガイドを新たに作成しましたので、そちらも参照してください。 |
・脱皮の感動
>脱皮日記
・ゴキブリの与えすぎにご注意!!
・キングバブーンの怪我
・樹上性・俊足のトーゴ・スターバーストのケージをどうするか
・脱走第一号(チリアン・コモン)
・脱走第二号(インドネシア産不明種)
・タランチュラを安全に移動させる名案は?
・ハンドリングについて
・パワーフィーディング(過剰給餌)
みるかし姫の /≧^∩^≦\ 飼育日記(1)
「マルコム」は、香港奇珍屋で買った、もういい大人のキング・バブーン
(Citharischius crawshayi)です。脚が太くて全身ベルベットのようなつやのある美しい
赤茶色の大型タランチュラです。その魅力については、
タランチュラ・フォーラムでのやりとりをご参照。奇珍屋でプラス
チック・ケースを手にしたとたん、私に向かって前脚を振り上げ、
シャーッ、シャーッと威嚇音を
発し(これは、触肢と第一脚の付け根を擦りあわせる音です)、牙をむく過激な
パフォーマンスに、思わず衝動買いしてしまいました(香港の価格では1万円)。
その「マルコム」が97年10月のある日、右の第4脚から出血(緑の血)していたのです。
ちょくちょく、
プラスチックの壁をよじ登っていたので(タランチュラの特徴は
脚の先にある吸着性の毛束で、大きな体してツルツルのガラス壁も平気で登る
のは驚きです)、どうやら墜落した際に怪我したようです。
どくどく大量出血という感じではないのですが、あわてて、応急処置を調べ、
コーンスターチを傷口にふりかけて止血を試みました。一晩たって、また出血
していたので、さらにコーンスターチで傷を固め、砂糖菓子のコーティングの
ような状態にして、様子を見ました。
ケージはよじ登れないように、床材を厚くして天井が低くなるようにしました。
出血で水分を失うので、その後も水容器の水もきらさぬようにして様子を見た
ところ、マルコムは、足をひきずったままではありますが、立ち直ったようです。
英文メーリングリストの人々によると、傷からの感染の危険があるので、
クモ自身が自ら脚を切断する場合もあるそうです。その際は間接からぽろりと
取れてしまいます(そして数回の脱皮で再生します)。人工的にこの過程を行う手術も可能ですが、それを試みて
失敗し、逆に出血多量で殺してしまった人もいます。生兵法けがのもと。止血
が第一、それでもどうしても止まらない際にだけ手術しましょう。
教訓。大きな徘徊性・地中性タランチュラは天井の高いケージ環境に入れな
いこと。
香港の
「奇珍屋」で購入したピンクトーの一種(
ツマベニちゃん)ですが、
97年9月、脱皮をしてオスであることが判明しました。触肢の先(交尾器)が丸く
膨らんで、第一脚に鍵爪(これでメスの第一脚をしっかり「抱く」のです)もしっ
かり生えています。
オス・メスを交尾のために「お見合い」させる際の通常のルールは、オスの方を
送るということですから、どなたかこの息子を「もらって」くださる方おられま
せんか?
一つの難点は、彼の種名がまだ特定できてないこと。香港の常で、いいかげ
んな中国名(巨大粉爪雀食蜘蛛)で安く売られていました。Aviculariaであることは間違いないの
ですが、うっかりして脱皮がらを保存しておくのを忘れました(脱皮がらから
種を特定することは専門家には可能です)。
日本でもよくでまわっているいわゆる「ピンク・トー」 Avicularia avicularia
ではないようです。
ご関心のおありの方は、
こちらの掲示板まで。
後記:
その後、大阪の「レガリス」さんから、繁殖のためのペアリングの申し出があり、
ツマベニを郵送しました。その他の種も含めて、ブリーディング(繁殖)をまって
いる個体については、
→ 繁殖まちの個体たちページへ
トップページに戻る