Shorter English version of this page is available in English here !

タランチュラをペットにいかが?


・脱皮の感動
>脱皮日記
・ゴキブリの与えすぎにご注意!!
・キングバブーンの怪我
・誰か、いい娘、紹介してください(ピンクトーの一種オス成体がいます)
・樹上性・俊足のトーゴ・スターバーストのケージをどうするか
・脱走第一号(チリアン・コモン)
・脱走第二号(インドネシア産不明種)
・タランチュラを安全に移動させる名案は?
・ハンドリングについて
・パワーフィーディング(過剰給餌)

>ビギナーのためのタランチュラたち
>アジア・アフリカ産か、ラテンアメリカ産か、それが問題だ。
・謎の商品名あれこれ
・購入・飼育についての参考Link
・個人輸入についての参考Link

トップページに戻る

みるかし姫の /≧^∩^≦\ 飼育日記(3)


・パワーフィーディング(過剰給餌)

米国のタランチュラディーラー、トッド・ギアハート氏によると、餌を過剰 に与えることで、タランチュラを早く、大きくすることができるということで す。特に幼体の際に、ピンヘッド(コオロギ一齢幼虫)やちぎったコオロギ(頭 をつぶして攻撃能力をうばうとか)を与え、それを食べている最中にさらにもう 一匹与えて、食べなくなるまで与え続ける、といった方法で常に満腹にさせま す。そうすると、脱皮の間隔が短くなり、早く大きくなるそうです。

成体になると、おのずから食欲もコントロールされ、餌をやりすぎてもどう せ食べなくなります。パワーフィーディングによって最終的にサイズが大きく なるかどうか(もちろん、飢えた個体はフルサイズには大きくならないでしょ う)、あるいは「寿命」が縮まるかどうか、は定かではありません。

腹部が満腹で重たくなることのデメリットは、(英文メーリング・リストでの 議論によれば、)成体になった際のケージ壁からの転落事故です。これを防ぐに は天井を低くしておく工夫が要るでしょう。また、種によっては、床材がアラす ぎると、腹部下部をこすって腫瘍状の突起を生じる障害も知られています(これ は死に至るそうです)。

幼体の期間が早く過ぎないかなあ、と待ちどおしい向きは、パワーフィーディ ング、お試しになっては? 私自身は、パワーフィーディング傾向がありますが (食うだけ与える)、成長速度については、まだ比較実験をしてないので、なんとも 申し上げられません。ただ、私の飼っているなかでは、樹上性種の方が食い放題 食って、さっさと脱皮するという印象があります。(脱皮日記も参照

その後、わたしはタランチュラ幼体へのパワーフィーディング=大量給餌を続け、 同じ卵のうから生まれた仔が余り食べさせない個体よりも急速に大きくなった例 をいくつも見ている。♀の場合には「早く大きくなったら早死に」という結果を 特に得ていない。最大サイズについても、食べさせなかった個体に、後に急速に 食べさせることで「追いついた」例もある。今まで大量給餌によると判断できる 弊害を見たことがない。「過剰給餌」は言葉がマイナスイメージで良くない訳か もしれない。

種によって、パワーフィーディングが「効く」種類と効かない種類がいる (たとえばLasiodora属、Pamphobeteus属のほとんど、Hysterocrates属ではgigasはそうだがscepticusは違う、Grammsotola属でもroseaには効かないがaureostriataには効く、など)ようだと言うことも判明。



謎の商品名あれこれ

・「タイガー・ブルー」(中国名「老虎尾藍蜘蛛」)

いつも売り名に泣かされる香港のペット通り・通菜街の 「奇珍屋」。正体不明の腹部に虎ジマ模様の地中性タランチュラの幼体が 「タイガーブルー」の名で売られていました。その習性は、コバルト・ブルーのよ うに、トンネルを掘りまくっています。店の兄ちゃんは、「いや、コバルトブルー とは違うんだ」と言い張りますが。。。(でも、後日、正真正銘のコバルトブルー の亜成体が「金属藍 Metallic Blue」の名で売られていた! あきれた) 店のなじ みの客の話では、これはタイ・タイガー(Cyriopagopus paganus)幼体だとも。


・中国名「重金属」

もう一つの謎の名。英語名 "Metallic Gold"。でも、この中国名なら「ヘビメタ」 だわな。おとなしいやつと思ったら、ただ元気をなくしてただけで、実は前足を ふりあげて威嚇もしてみたり。米国でもその正体について論議が 繰り広げられた「 ペルビアン・ブロンド」か、と推察された(Lasiodorides polycuspulatus に落ち着いたたのかな、結局)が、脱皮がらをリック・ウェスト氏に鑑定していただいたところ Cyrtopholis sp のオス亜成体とのこと。


・「クロ」

これは、究極のいいかげんな命名。犬じゃないんだから。タイ・バンコック青空 市場のヌンの店。おそらくタイランド・ブラックか、タイランド・エディブルと思 われる、野生個体。リックの鑑定では、Cyriopagopus paganus? (ただし、彼の意見 では、HaplopelmaCyriopagopusは同属に含めるべき、とのこと)

2002.1.後記: その後の同定により、C.paganusとして流通していた「ベトナム・タイガー」の通名も付いた上記のものは、Haplopelma longipedumと判明。

・鑑定を頼みたいときは?

ポピュラーな種であれば、鮮明な写真をスキャンしてHP上で見てもらうなどで、 ディーラーや専門家の判断を仰ぐのが手っ取り早い方法です。英文メーリングリス トに投稿すると、普通2、3種のうちのどれかだ、というような返事がかえってきま す。

科学的には、クモの種および雌雄の鑑定は、ある程度育った個体の 脱皮がらから、同定が可能(参考ページ)です。顕微鏡と知識があれば、雌雄の区別くらいは 私たちにも可能なはず。でも、ずぼらな人と自分が専門家になる気の無い人は、別 の専門家に頼みましょう。

私のうちのアナンシちゃんは、香港「奇珍屋」で「印度熱帯雨林花蜘蛛」 の名で売られていたのですが、脱皮がらの鑑定をしてもらったところ、西アフリ カ産のトーゴ・スターバースト(Heteroscodra maculata)のメスであるこ とが判明しました。私がいつも鑑定を依頼するのはカナダのタランチュラ専門家 リック・ウェストさんです。





購入・飼育についての参考Link

タランチュラ飼育者のページ(日本語)
ケアガイド種別データベース
Pets Pets!「毒蟲の飼育・繁殖マニュアル」の著者・秋山さんの総合的ページ
八百鬼夜行鶏冠さんのタランチュラ総合マニュアル
WHITE NOTE's rainbowCarmineさんのページ。2001年開始の新しいサイトです。
Geneさんかつて、アメリカ在住日本人でインターネット上の話題を盛り上げてくれた存在(更新されてないようです)
バズさんインターネットの「しにせ」的ページ(更新されてないようです)
KEEPER'S NET PAGEインターネット上の日本語フォーラムとして初めて対話の場を提供したshodaさんの歴史的サイト(Niftyを別にして)。過去の対話が読める。
でんぱたんちの愉快な家族の小屋 クモ以外にも無脊椎動物多し。
Venomousトキタさんの詳細な飼育日記
Villain terrorFE-Suzukiさんの飼育データ
A.L.F. タランチュラ全般への入門的解説あり
シクラソマランドへようこそ タランチュラ飼育種写真集あり
あ〜す研究室 あ〜す君の飼育データ
Mysterious Restaurant よしさんの飼育データ
異形のものたちへ 鼈の化石さんの飼育マニュアル
誰でも飼える蛇講座 まるぴんさんの飼育データ

タランチュラ販売のページ(別にみるかし姫が「推薦」するわけではありません。自分で判断してください。)
リスト
スコープ岡山の卸・通販ショップ。タランチュラの老舗。(飼育ガイドもあり。)
ペポニ名古屋のショップ不更新
レインフォレスト東京店・大阪店大阪東京
Kingdom GREEN九州の通販ショップ
Koga Reptiles東京の通販ショップ
Fennec REPTILEs静岡の通販ショップ
JUNGLE HOUSE LIZARD'S北海道のショップ
ワイルドモンスター茨城の通販ショップ
ペットショップバーデン東京葛飾のショップ
R-vision静岡の通販ショップ

ブリーダー自身の販売サイト(これらは、断固推薦です。)
リスト
タランチュラ・ブリーディングハウス
みるかし姫の館
since 2000.4〜 うちです、うち。国内輸入
Silver wingトキタさんgallery

海外の業者
リスト
Todd Gearheart個人ブリーダー・輸出入商として2001より独立。輸出リストはみるかし姫にメール問い合せのこと
Glades HerpFlorida Toddが居たころ個人輸入で随分世話になりました。ListNew
West Coast Zoo.comFlorida 日本の卸も世話になっているところ。GalleryList
Spider Patch米国内販売のみですが、以前別輸出業者経由で入手したこともあります。Galleryprice
個人輸入のノウハウ海外から個人輸入したい人向け。今井さんのページより

外国語サイトLink

英文が理解めなくても、ローマ字が読めたら是非読んで欲しい情報サイト
学名の変更・最新情報 Todd Gearheartのぺージより。これの日本語バージョンも作らなくっちゃね。
学名・通名・画像リスト Rick Westのぺージより。専門の研究者であるこの人のページの同定が一番 信頼性高いと思われる。サムネイル画像一覧はこちらから
学名・通名・画像リスト 米国タランチュラ協会のぺージより。♂♀に分かれていて見やすい画像リスト。
香港蜘蛛網 日本以外で珍しいアジア圏のサイト。中国繁体字フォントが必要だが、とりあえず画像が綺麗!

Best sites recomended:

Tarantula database: (Todd Gearheart, USA)
ギアハート氏の総合情報サイト

Tarantula species database:
(Rick West, Canada)
研究者リック・ウェスト氏の画像学名リスト
Brithish Tarantula Society
英国タランチュラ協会
American Tarantula Society
米国タランチュラ協会


参考文献:

(日本文)

Scale表紙 爬虫類両生類飼育専門誌「SCALE」(現在休刊)
007〜011号「蟲2大行進」のコーナー
初回「 クモとつきあう8つの楽しみ方」(1999.12)は、品切れにつき、当サイトで新規画像を加えて公開。必読のみるかしっくエッセイ!

出ました! お勧め飼育本!

わが友人・秋山智隆さん著
「毒虫の飼育繁殖マニュアル」 (データハウス刊 1800円)
タイトルちょっと問題アリ(笑)ですが、内容豊富。写真提供など、いろいろ協力させてもらいました。皆な、買おう! 東京なら、新宿紀伊国屋&池袋ジュンク堂に平積みしてあるそうだ! ('01.10月末現在)


-- under construction --


トップページに戻る




このページは GeoCitiesです 無料ホームページをどうぞ