
| 2002年の「スパイダーマン」関連での出演についての顛末記は、こちら。 |
1)TBSより取材依頼!
2000年クリスマスの日、TBS「どうぶつ奇想天外!」のディレクターという女性から
取材依頼のメールをいただいた。ペットショップ「爬虫類倶楽部」でタランチュラを手にのせている女性をみて「いろんな飼い主がいたものだ」と思った
のがきっかけで、「変わったペット」企画をするのだという。同番組レギュラー(&監修)の千石正一さんに、「タランチュラを飼っているきちんとした、いい飼い主はご存知ないですか」と尋ねたところ、即座にわたしの名をあげていただいたらしい。千石さんとは、以前、ファイティングリザードさんの紹介でお会いして飲んだことがあり、それ以来「土蜘蛛通信」をお送りしたりしてきたので、覚えていてくださったのだろう。ありがたいことです。
「奇想天外!」といえばドキュメンタリー映像のしっかりした、高視聴率番組。タランチュラを一般に理解していただくにはまたとない機会。「みるかし姫」はネット上には一切素顔・素性を出さずに活動してきたので、躊躇もあった が、
年が明けてから二度ディレクターさんと打合せをした。「みるかしっく・パーク」に来ていただいたのだが、こういうまれな訪問者がないと、床にプラカップや床材の散らばって足の踏み場がないクモ部屋を、徹底的に掃除することはない(笑)。普段は凶暴なタランチュラをクモ部屋の外に出すことは決してないのだが、この日だけは、スレートレッド・オーナメンタル(右)の「俊足凶暴危険」と書いたケージを応接間に置いてみたりする。手に載せられるほど大人しいものから、見るからに獰猛なヤツまで、とにかくタランチュラは多様なのだ、というところをアピールしようというわけ。
クモの生態を撮りたいということで、地中性・徘徊性のタランチュラ各種、オスメスの違い、威嚇の様子(脚を振り上げる、牙をむく、毛を飛ばす、牙を擦らせて音を出す、など)や交尾まで、蜘蛛の実演を見せてさしあげた。さすがに脱皮までは、都合良く目の前ではやってくれないので、機会 があればホームビデオで撮っておくとお約束する。
「奇想天外!」はクイズ番組なので、タランチュラに関する問題を考える。
いちばん突飛と思われたのが威嚇方法のなかで、刺激毛を飛ばす、というもの。以前、英文雑誌でタランチュラの刺激毛の電子顕微鏡をみたときに、逆刺が
生えていて大変興味深かった、という話をすると、写真が入手できないだろうか、と尋ねられる。東京蜘蛛談話会で知り合った梅林力先生が、個人で電顕を
お持ちなので、この際お願いしてみることにします、と返事する。
後日、ちょうどゴライアスバードイーターのメス成体が脱皮する前段階で裏返っているところを発見(左写真は、脱皮直後)、5時間かけてビデオ撮り。また、サントメ・ジャイアントオリーブブラウン幼体の脱皮(一時間)も撮る。さらに、メキシカンレッドニーのオスが、交尾の準備作業である精子網作りをしている様も偶然に(一部だけだが)ビデオに納めることに成功した。