key word石灰硫黄剤、安全性


Q;412] 石灰硫黄合剤は安全ですか?

投稿者 : kizarimo
HP : http://www.infoeddy.ne.jp/~kizarimo/
投稿日時: 2000年1月16日 22時26分

石灰硫黄合剤は安全な農薬ですか。
僕は比較的安全な農薬だと信じて使用していますが
本当のところどうなんでしょうか?
皆さんよろしくお願いします。


A;投稿者 : まうす
HP : http://www.page.sannet.ne.jp/aimio/
投稿日時: 2000年1月22日 23時23分

こんにちは。石灰硫黄合剤について私も気になります。
どなたかお答えいただければ、私も知りたいのですが、
時節柄使用する時期なので、いくつかのサイトを訪ねました。
詳しい説明が書かれているものがいくつかありますが、さまざまな毒性について
触れているサイトがありましたので、紹介しておきます。

http://city.hokkai.or.jp/%7Esatoshi/TOX/tox.html


A’投稿者 : GAMI
HP : http://www.geocities.com/Heartland/8465/
投稿日時: 2000年1月23日 17時40分


まうすさんが、飲み込んだ場合の急性毒性に関するサイトを御紹介になっていますが、
それ以外の場合について、追加コメントいたします。
なお、石灰硫黄合剤としては、天然物であるとの理由で慢性毒性試験が免除されており、
きちんとしたデータはないと思います。

本剤(多硫化石灰:CaSx)は、イオウ剤に分類されており、殺菌成分は遊離イオウと考えられますので、
その他の主に残留成分の毒性に関してはイオウのそれを参考になされば良いと思います。
その点では、マウスさん御紹介のサイトにはイオウ剤そのものの記載はないのですが、
イオウの急性毒性は、このサイトの「ふけ取りシャンプー」の項にあります。これによれば、ラット経口LD50は
10g/kgですので、たいしたことはなさそうです。

次に、慢性毒性ですが、これもかなり安全な部類のようです。
炭鉱労働者のように、硫黄を吸入する環境にいる人の疫学調査でも
慢性気管支炎や鼻(の奥)の疾患などはあり、長年の暴露で肺気腫や気管支拡張症にすすむものの、
腫瘍発生や催奇形性等のリスクは知られておらず、
(たぶん実験動物に対する)発ガン性、催奇形性、変異原性、繁殖等の各試験でも問題が認められなかったようです。
また、環境的にも鳥類に対しても安全のようで、魚毒性も低いようです。ミツバチへの影響も小さいので、
天敵との共存にも良いかもしれません。

ただ、石灰硫黄合剤はアルカリによる障害以外にも、酸と混じると有毒な硫化水素ガスが発生しますし、
熱分解で酸化硫黄(有毒)が発生する等、取り扱いには注意が必要と思います。



Q2;投稿者 : kizarimo
HP : http://www.infoeddy.ne.jp/~kizarimo/
投稿日時: 2000年1月23日 19時33分

まうすさん GAMIさん 回答ありがとうございます。
石灰硫黄合剤は取り扱いに注意が必要だけれど、
低毒性で環境にあまり負荷をかけない殺菌剤と言うことなんですね。
でも、ミミズに対して致命的な影響を与え、うどん粉病には効果が少ない
(菌が風で飛来するため)と言った意見のも有ります。
どうなんでしょうか?

A2投稿者 : おおの
投稿日時: 2000年1月23日 21時11分

>ただ、石灰硫黄合剤はアルカリによる障害以外にも、酸と混じると有毒な硫化水素ガスが発>生しますし、
熱分解で酸化硫黄(有毒)が発生する等、取り扱いには注意が必要と思います。

有毒ガスが発生する恐れがある、について一言。
バラ用の液肥で、「アルゴフラッシュ」というのがありますが。
これも、石灰硫黄合剤と混じると有毒ガスが発生します。
混用もしくは、直後に使用しなければ、問題は無いと思います。
どちらも使用されている方が、多いと思いますので念のため。


A2’
投稿者 : GAMI
HP : http://www.geocities.com/Heartland/8465/
投稿日時: 2000年1月25日 00時58分

ミミズなどの有益小動物や土壌微生物まで視野に入れると、石灰硫黄合剤といえども無害とは言えないと思います。
そもそも、バラにとっての生育環境の整備と農薬散布による利益の両方を同時に求めるのには無理がないでしょうか?

すみません、ミミズでしたっけ ヽ(^^;) え〜、GAMIの経験では20倍木酢液や水にといた草木灰を地面に撒いただけで、
ミミズは自分が掘ったトンネルから嫌がって飛び出してきます。
ですから、酸性だろうとアルカリ性だろうとミミズは忌避するはずです。
ちなみに酸性側ではpH5.4を越えるとミミズは生きられないそうですので、ミミズにはあんまりこらえ性がなさそうです。
石灰硫黄合剤を地面に撒けばかなりアルカリ側に寄ると思いますので、
この場合だってミミズにはきっと恨まれると思いますよ。

イオウの影響についてはわかりませんが、一般に無機系の薬剤は土壌残留(蓄積)しやすいので、
ミミズには好ましくないと考えるべきではないでしょうか。

それからうどん粉病ですが、これは絶対寄生菌(宿主が生きてないと生活できない)ですので、
黒点病菌とはちがって、この時期の落ち葉などにはいないと思われますが、
越冬胞子は芽のウロコ上になった内側や茎の枝分かれ部分などにいると言われています
ので、散布が全く無効とは思いません。過去に新葉の展開直後に病気が出たようなら、
この芽からの感染が疑われますので、散布にそれなりの意味が出ると思います。



投稿者 : kizarimo
HP : http://www.infoeddy.ne.jp/~kizarimo/
投稿日時: 2000年1月25日 17時46分

>そもそも、バラにとっての生育環境の整備と農薬散布による利益の両方を同時に求めるのには無理がないでしょうか?

確かにそうかもしれません 虫が良すぎますかね。(^v^;)>

考えてみるとミミズは、モグラなどに捕食されるので繁殖力が強く、生息数の復元は心配しなくても大丈夫かも。

>イオウの影響についてはわかりませんが、土壌残留には留意した方が良いみたいですね。

>丁寧な回答有り難うございます。これからもよろしくお願いします。

投稿者 : kizarimo
HP : http://www.infoeddy.ne.jp/~kizarimo/

「アルゴフラッシュ」私は使用していませんが、石灰硫黄合剤は注意の必要な薬剤なんですね
 ありがとうございました。


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