GTセッティングの基礎知識

アンダーステアとオーバーステア編

アンダーステアとオーバーステアという言葉はよく耳にすると思う。
しかし、一体どんな症状か、いきなり人に聞かれると、迷ってしまうこともしばしば。
今回は、セッティングで、アンダーとオーバーの傾向が発生するという部分をまとめてみた。

コーナーリング時の現象

状況

アンダーステア傾向

オーバーステア傾向

状況の意味 コーナー侵入時に、車がアウト側に膨らんでしまうこと。つまり、思ったよりも曲がってくれない現象。 コーナー侵入時に思った以上に曲がり、イン側に入る(スピンしてしまう)現象。
簡単にいうと コーナーを曲がりきれない。 コーナーでスピンする。
発生事象1:車高調整 フロントの車高 > リヤの車高 フロントの車高 < リヤの車高
発生事象2:ブレーキ(バランス) フロントのブレーキ力 > リヤのブレーキ力 フロントのブレーキ力 < リヤのブレーキ力
発生事象3:ダウンフォース フロントの空力抵抗 > リヤの空力抵抗 フロントの空力抵抗 < リヤの空力抵抗
発生事象4:キャンバー角 フロントの角度 > リヤの角度 フロントの角度 < リヤの角度
発生事象5:減衰力(ショックアブソーバー) フロントの硬さ < リヤの硬さ フロントの硬さ > リヤの硬さ
発生事象6:LSD(差動制限装置) FRの場合に、LSDが働くとなりやすい。 FFの場合に、LSDが働くとなりやすい。
上記の条件のバランスにより、アンダーステア傾向、オーバーステア傾向に分かれる。
傾向の利用方法 スピンしやすい車に上記の条件を加えることにより、スピンしにくくなる。曲がりすぎる車に対しても同じ。 コーナーを曲がりきれない車、コーナーリング性能の低い車に対して上記の条件を加えることにより、曲がりやすくなる。
駆動方式でいうと FF車、4WD車がアンダーステア傾向。 FR、MR、RR車がオーバーステア傾向。

駆動形式によってまた異なるが、全般的セッティングでは、上記のようになる。
対応方法は、オーバーステアが出ているのなら、アンダーステアセッティング、
アンダーステアが出ているのならオーバーステアセッティングを行う形になるが、
一番顕著に表れて、他のセッティングにあまり影響しないのはブレーキバランスである。

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