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21世紀極悪宣言

極悪系WebPageとは何なのか?
何故極悪なHTMLが生まれるのか?
ちょっと(ほんとにちょっと)真面目にWWWやHTMLについて
考えてみよう。

table of contents
  1. HTMLって何
  2. 人に優しいって何
  3. 極悪系WebPageとは
  4. 極悪は非難されるような事なのか
  5. 極悪でゴー!

HTMLって何

TMLは、Hyper Text Markup Languageの略だそうです。SGML(Standard General Markup Language)という、米国政府関連の機関で文書を記述する為に開発された言語を祖先に持ちます。これらは構造記述言語という種類の言語です。
#このへん、全部信用しないでね。
#誤りがあったら、ぜひ訂正して下さい。
 
文書に構造がある場合に、その構造を記述する為の言語なのです。論文であるとか、報告書であるとか、そういった文書の為の言語です。
 HTMLの各タグは、構造を記述する為に設計されています。文書を修飾する為に設計されている訳ではないのです。HTMLはページ記述言語ではないのでした。HTMLの表現力に限界があるのはそういう理由であると、オイラは考えています。
 HTMLのversionが上がるに従って、修飾用のタグが追加されているようです。これはやはりHTMLの表現力を上げるためでしょう。

 これは余談ですが、オイラが初めてWWWを体験した時に思ったのは、せっかくのHyperTextなのに、HyperLinkを使ってないWebPageが多いんだなぁという事でした。リンクは「お気に入りのページ」というWebPageにまとめられていて、その人のHomePage以下のWebPageには、他のHomePageへのリンクがなかったりするのです。
 あまりHyperLinkの多いWebPageというのはごちゃごちゃしていて読みにくいのですが、そのWebPageで解説している物事について深く知りたい場合などは、わざわざ「リンクのページ」を読みに行くよりも、その場でリンクを追いかけてネットサーフした方が楽な事もあります。そしてそれがWWWの醍醐味だと思うのです。


文章に構造がある場合
まぁ文書には多かれ少なかれ構造があるもんですけどね。構造が無い文書ってのは読みづらいっす。

ページ記述言語
PostScriptとかそういうの。


人に優しいって何

WWWをいろいろ見てまわっていると、
善意な人が多く見受けられます。テキストブラウザを使っている人の事も考えてHTMLを記述している人や、ブラウザ依存のタグを使っていないHTMLを書いている人達などです。
 これらの人達のHomePageは少なくとも極悪ではありません。最大多数な条件の人の為ではなく、最大公約数な条件の人の為にHTMLを書いているのですから。でも、贅沢なブラウザを使っている人達から見れば、物足りないと思えるかもしれません。
最大公約数ですから値が小さくなるのは仕方が無いですね。

 では逆に(企業のHomePageなどによく見られる)、最大多数な条件の人の為のページはどうでしょうか。JavaShockwaveVRMLもなんでもござれ。凄く派手で、見ているだけで楽しめます。しかし、もちろんテキストベースブラウザを使っている人には何も楽しめません。

 「最大公約数な技術だけを使っている、全ての人が読めるHomePage」と「現時点での最高の技術を使っている、最大多数の人達にだけ読めるHomaPage」。どちらかの方が絶対正しいとは言えません。どちらも一長一短で、どちらにもそれを支持する人がいるからです。


善意な人
なんか優しげな文章をよく見かけます。あと「○○は正しく××しよう!」ってやつも。いや、悪意は無いですよ。

最大多数な条件の人
早い話が、「Microsoft社Windows 95上でNetscape社のNetscapeNavigator2.0以降を使ってる人」です。オイラもそうです。
見ることの出来る人達を限定してるというのに、その人達が多数派なので何ら問題になってないというのはとても問題だと思うのですが、どうでっしゃろ。

見ているだけで楽しめ
もちろんスカも多いです。そっちの方が多いか。
だいたい、アピールしたい事も別に無いのに「これからはインターネットだ!」と流れに乗っただけってとこに多いですね。管理者のメールアドレスを書いてないようなWebPageすら存在するし。内容の薄さを見た目でカバーしてるとしか思えん。


極悪系WebPageとは

て、極悪系WebPageとは、早い話が「あまり考えて作られていない」WebPageです。オイラが勝手に命名して、勝手にそう考えています。
 もちろん全ての極悪系WebPageが「あまり考えて作られてない」のではありません。考えて作られたがゆえに、極悪になっちゃってるのもあります。HTMLを理解してないゆえに
極悪の汚名を付けられているものもあります。HTMLを構造記述言語としてではなくページ記述言語として使っているWebPageですね。

 そして極悪系WebPageは、上の項の例で言えば「最大多数の人達の為のHomePage」に多かったりします。もっとぶっちゃけて言うと「企業のHomePage」に多いのです。
 ま、そういう企業はWWWを単なる広告媒体としか捉えてないみたいだし、好きにすればぁという感じです。放っておきましょう。くれぐれも再訪問なんてしない事!

 では、個人のHomePageに見られる極悪系WebPageとはどういうものかというと、これはHTMLをよく理解しないまま使っている場合が殆どです。文字をボールドにするのに<H3>を使ったり、<PRE>を使って改行したり文字下げ(インデント)をしたり。
 HTMLのタグに意味があるという事を知らないのでしょう。
 WWW分散型データベースとして考えた場合、これらのタグの誤用は致命的であるといえます。何故なら、ロボット型の検索エンジンで自動採集・分類されるには、タグが正しく使われている事が前提なのです。なにしろ、人間が一つ一つ見ているのではなく、単なるプログラムが文字列を調べてるだけなのですから。
 いずれ意味的解釈をする分類プログラムが出現するかもしれませんが、現在は文法的解釈をするものしかないようです。誤用されたタグに従って文法的解釈され、分類されたWebPageが正しくサーチされるでしょうか?


極悪の汚名を付けられて
付けてるのはオイラですけど。

再訪問
いわゆるリピーターが付くようなHomePageってどんなHomePageなんでしょ?オイラはそういうのって個人のページばっかで、企業のは数えるほどしかないっす。(ペプシマンのページとか:-)
だいたいリピーター付けたりゃもっと努力せんかい。おこるでしかし。

人間が一つ一つ見ている
yahoo!なんかがこれにあたりますね。登録に時間がかかるのはそういう理由でしょう。登録されているWebPageの質が高いのと、分類が完璧なのは良いことなのですが、数が少ないのはどうしようもありません。
登録WebPageの増加量と新規WebPageの増加量が逆転すればいつか追いつくとは思いますが、当分そうもいかないでしょう。
ロボット型は自動なので、夜間にでも走らせておけば100や200のURLを見つけて分類してくれます。ただし、その分類が完璧であるかどうかは、その分類アルゴリズムを書いたプログラマの脳みそ次第です。
結局、これらのサーチエンジンも一長一短なのですね。


極悪は非難されるような事なのか

悪系WebPageを何故「極悪」と呼ぶのかは理解してもらったと思います。しかし、極悪系WebPageがあまり誉められるような事はしていないにせよ、非難されるほどひどい事をしているのでしょうか?
 確かにテキストブラウザを使っている人や、通信速度の遅い環境の人や、サーチエンジンなどから見れば、結構迷惑だったりします。内容が重要で、多人数の人に読んでもらいたいと考えるならば、極悪系なテクは使わない方がいいでしょう。
 しかし、WWWというのは、
押し付け型のメディアではありません。自分で選んでそのURLを見に行かなければ、絶対目にすることは無いのです。そのWebPageが迷惑であれば、もう見に行かないだけの話です。

 極悪系WebPageはタグの意味を知らない為に発生する事が多く、しかもそれは初心者が書いたHTMLに多く見受けられます。しかし、誰でも最初は初心者です。間違いをしたって別にいいんじゃないでしょうか。罰金を取られる訳でもないし、人が死ぬ訳でもないし
 それに、内容が面白ければ、たとえHTMLが極悪でも見に来てくれる人はいますしね。


押し付け型
TVCMや、選挙運動時の宣伝カーなんかがこれです。こっちは見たくも聞きたくもないのにどんどん入ってくるやつです。
TV自体は押し付け型じゃないんですけどね。


極悪でゴー!

まり、極悪かそうでないかなんて事自体、どうでもいい事なのです。正しいとか間違ってるとか、良いとか悪いなんて事を
気にせず、どんどんHTMLを書きましょう。面白いWebPageを発表しましょう。最初は極悪でも、そのうち正しい使い方や、良いテクニックに気づいてくるはずです。見本となるWebPageも(極悪系WebPageと同じくらい)多くあります。それらのWebPageを読めば、なんとなくわかってくるはずです。
 という訳で、極悪でもok,ok. easy,easy.なのであります。

 ただし!最初から最後まで極悪のままなHTML Writerになるのは止めた方がいいでしょう。だって極悪HTML研究所でサンプルに採用されるっすよ。


気にせず
極悪WebPageの作者がそんな事を気にしているとはとても思えませんが…。んで、企業のHomePageの作者(多分、金貰ってHTMLを書いてる人達)は、ちょっとは気にして欲しいと思うっす。プロがその程度の仕事で満足せんで欲しい。

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Tue, 20 Aug, 1996