年間第13主日C年の聖書朗読と黙想
カトリックの典礼暦
キリスト教・カトリックの光
2004/6/27(日) 年間第13主日
2001/7/1(日) 年間第13主日
 

年間第13主日C年の聖書朗読

列王記上 19,16b
19〜21
詩編 16,5・8
11
ガラテヤ書  5,1
13〜18
ル   カ 9,51〜62


年間第13主日C年の聖福音 


イエスは,天に上げられる時期が近づくと,エルサレムに向かう決意を固められた。そして,先に使いの者を出された。彼らは行って,イエスのために準備しようと,サマリア人の村に入った。しかし,村人はイエスを歓迎しなかった,イエスがエルサレムを目指して進んでおられたからである。弟子のヤコブとヨハネはそれを見て,「主よ,お望みなら,天から火を降らせて,彼らを焼き滅ぼしましょうか」と言った。イエスは振り向いて2人を戒められた。そして,一行は別の村に行った。一行が道を進んでいくと,イエスに対して,「あなたがおいでになる所なら,どこへでも従って参ります」と言う人がいた。イエスは言われた。「狐には穴があり,空の鳥には巣がある。だが,人の子には枕する所もない。」そして別の人に,「わたしに従いなさい」と言われたが,その人は,「主よ,まず,父を葬りに行かせてください」と言った。イエスは言われた。「死んでいる者たちに自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って,神の国を言い広めなさい。」また別の人も言った。「主よ,あなたに従います。しかし,まず家族にいとまごいに行かせてください。」イエスはその人に,「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は,神の国にふさわしくない」と言われた。 (日本聖書協会『聖書 新共同訳』ルカ 9,51〜62)


聖福音(ルカ 9,51〜62)からノート

イエスがエルサレムに向かい、十字架に架けられる時が近づいた時期のことです。その十字架のみ業の時を、天に上げられる時、イエスの時とも聖書では、よく記されています。その時が近づいた時、人々はだんだんとイエスから離れ去って行く事を、イエスご自身ご存知であったようです。

自分はイエスについて行こうと決意して、反対者を「主よ,お望みなら,天から火を降らせて,彼らを焼き滅ぼしましょうか」と言っていた弟子にも、その言葉に対して戒めています。人の事はいいから、あなた自身がどうであるかと問われているかのようにも思えます。

それでもイエスは、「わたしに従いなさい」という言葉を人々にのこしてゆかれます。

まず、家族にいとまごいに行かせてください。それから、あなたに従います。と言う人に「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は,神の国にふさわしくない」とイエスは言われます。

私たちは誰しも、決心をしても、その決意がとおせそうにないと、いかにも正当に思える理由をつけて、決心を後回しにしようとすることがあるだろうと思います。そうした事にもイエスは言葉をのこしてゆかれます。

時が近づいた時、人々はだんだんとイエスから離れ去って行く事を、イエスご自身ご存知であったにもかかわらず、イエスは何かを残してゆかれます。

わたしたちの人生には、いろいろな時があります。順調な時、困難な時、楽しい時、悲しい時、若い時、年老いた時・・・それらすべてを含めて、一番大切な時や事柄の選択があるのを、さとされているようでもあります。時と選択に、何か深い関係を思わせてくれます。時間の中でいつも私達は何かを選択していきます。

どんな無神論者と自称したとしても、いつも何かを望み求めていると思います。心が何かを望み求めている事自体、祈っているということすらいえるかもしれません。しかし、自分の力や、人や科学の力では、どうにもならない時や事柄があるのも、イエスはさとされ、残してゆかれます。人は望んで求めるものを選び取る習性があると思います。その時や事柄において何を見つめ選択するのか、キリストの言葉は、どれほどわたしたち一人一人の存在を愛し、十字架上で選び取ったものは何かと、心にせまってくるようです。


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2004/3/26up
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聖書引用は 聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
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