年間第32主日A年の聖書朗読
カトリックの典礼暦
キリスト教・カトリックの光
2002/11/10(日) 年間第32主日
 

年間第32主日A年の聖書朗読

知恵の書  6,12〜16
詩編 63,21〜6
Tテサロニケ書  4,13〜18
マタイ25・1〜13  


年間第32主日A年の聖福音 

 〔そのとき、イエスは弟子たちにこのたとえを語られた。〕「天の国は次のようにたとえられる。十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く。そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。愚かなおとめたちは、ともし火は持っていたが、油の用意をしていなかった。賢いおとめたちは、それぞれのともし火と一緒に、壷に油を入れて持っていた。ところが、花婿の来るのが遅れたので、皆眠気がさして眠り込んでしまった。真夜中に『花婿だ。迎えに出なさい』と叫ぶ声がした。そこで、おとめたちは皆起きて、それぞれのともし火を整えた。愚かなおとめたちは、賢いおとめたちに言った。『油を分けてください。わたしたちのともし火は消えそうです。』賢いおとめたちは答えた。『分けてあげるほどはありません。それより、店に行って、自分の分を買って来なさい。』愚かなおとめたちが買いに行っている間に、花婿が到着して、用意のできている五人は、花婿と一緒に婚宴の席に入り、 戸が閉められた。その後で、ほかのおとめたちも来て、『御主人様、御主人様、開けてください』と言った。しかし主人は、『はっきり言っておく。わたしはお前たちを知らない』と答えた。だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。」
(日本聖書協会『聖書 新共同訳』マタイ25・1〜13)


ノート

すると復活の時,その女はだれの妻になるのでしょうか。このサドカイ派といわれる人がイエスに尋ねたという言葉に、少しゾットするような思いがしました。救いの喜びに誰が一番とか、どんな地位か立場かとかがあったとしたら、たまりません。そのたとえの女性にしてみたら、独身であるとか誰の妻だとか、どうゆう肩書きが有るかとか、どうゆう身の上かとか、立場で自分自身を判断されることは、根本的人格を無視される事にならないでしょうか。つい見た目で人を判断しがちなことに過ちがあることを正直に気づくように諭されてるように思えます。あたりまえのように頭でわかっていても、やってしまいがちな過ちだと思います。女とか男とか、独身であるとか、子供が何人居るとか子供が無いなどというようなことより先に、人間であるはずだろうと思います。イエスの言葉から伝わる事は、神様の前では、この世の肩書きや地位は、この世で使命を果たすように、与えられた付属的恵みだろうかと思われます。すべての人は神様の前に裸で、肩書きのようなものをいっさいなくした時、自分自身の本来の姿がそこにあるということでしょうか。そしてすべての営みもこの世の目からは隠された、そこから発しているといえるのかもしれません。肩書きや地位などはこの世で生きるときに、ある程度その人を守ってくれるものだろうとも思えます。肩書きや地位や身の上がまた、自分を圧迫し不自由にすることもあるでしょう。皆そんな立場といったものを背負ってこの世で生きているわけですが、それらすべてを通しても本来最後まで残る無くならないものへと導いてくださっているように思います。聖書には、神様はご自分が創られたものを全てよしとして創られたということが書かれています。そして創られたものをこの上なく慈しまれる神でもあと。その原点にたち帰り救いの喜びを見出しなさいと呼びかけがせまってくるようです。『柴』の個所「柴は火に燃えているのに、柴は燃え尽きない。」(出エ3・2参照)。この世で私たちの知性で見えるものは燃え尽きてしまうもの失うものであっても、その彼方にこの世の目には見えない燃え尽きないもの、神様が創られた、はじめからの姿(処女性)とでも言いましょうか、それを失うことなく最後まで残るもの、処女性を失わせることなく本当に生きた命を産み出すものがあるといわれているような感じがいたします。

 

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聖書引用は 聖書 新共同訳: (c)共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
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