
サイレンススズカ
| そして伝説へ ... |
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SILENCE SUZUKA |
| 父: サンデーサイレンス 母: ワキア |
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| 競走成績: 16戦9勝(2着1回) | |
| 勝ち鞍: 宝塚記念(GT) 毎日王冠(GU) 金琥賞(GU) |
◆スズカの前にスズカなし、スズカの後にスズカなし。
(一番下も見てね!)
もし完璧の状態で走らせたら、ついていけるものはいないに違いない。
過去、こんな馬はいなかったし、これからも現れない、と思う。
それぐらい強くて、また魅力的な馬だった。
「この馬は本当に走るのが好きなんだな、と感じました。」
と武豊が言っているように、僕は気持ち良さそうに走るサイレンススズカの姿が
とても好きです。
勝つか、負けるか。
生涯16戦で負けたレースのうち、2着はたったの一度だけ。
勝つ時は圧倒的な強さの違いを見せつけ、負ける時はボロ負け。
とてもはっきりした馬だったと思う。
4歳時は気性の荒さが目立っていたが、まともに走らせたら
未知数の能力の持ち主であることは、予感させていた。
5歳になり、本格化してからの次元を超えた強さには、ただ圧倒されるばかり。
金琥賞で見せた大差勝ちは、サイレンススズカにとって能力を最大限に発揮
できた渾身のレースだろう。下級戦ならともかく、菊花賞馬のマチカネフクキタルや
5連勝中の上がり馬ミッドナイトベットらを相手に、しかも重賞で大差勝ちというのは
僕自信始めて見る光景だった。
そして、サイレンススズカの強さが疑う余地のないことを証明したのが秋の天皇賞
前哨戦、毎日王冠である。
メンバーには、後のフランスG1馬で凱旋門賞でモンジュ−と死闘を繰り広げること
になった5戦5勝無敗の4歳馬エルコンドルパサー。そして、同じく4歳馬で朝日盃3歳
ステークスでウルトラレコードを出し、後にグランプリ3連覇の偉業を打ち立てる4戦4勝
とこちらも無敗のグラスワンダー。
他にも有力馬勢ぞろいで、G2レースなのだが、前評ではG1レースより面白い、
とまで言われた。
だが、この強敵相手にも武豊は冷静だった。
「この馬(サイレンススズカ)の強さは、現時点では世界一だと思う」
と評していたように、数々の名馬の手綱を取ってきた武豊にはそれだけの
確信と、サイレンススズカに絶対の信頼を持っていたのだ。
レースはやはり、サイレンススズカの作る異常なハイラップで進む。
通常の馬なら間違いなくスタミナ切れするのに、まったくお構いなしのハイラップで
逃げ続けた。
いったいどれだけの心肺機能を持ち合わせてるのだろう?
前半5ハロンを57秒台で通過し、8ハロン地点では1分32秒8と、馬が壊れるような
ペースにもまったく動じない当馬の逃亡劇に、思わず観客も総立ちとなる。
他の馬はやっぱりついて行けないようだった。
3歳チャンピオンのグラスワンダーも久々が響いてるのか、後方で一杯一杯になって
いた。
しかし、残り2ハロンを切ったところで、ようやく後方から4歳馬エルコンドルパサーが
序々に差を詰めて来た。サイレンススズカのスピードがやや落ちかけたように見えた
のもあってか、一瞬抜かれてしまう光景が僕の脳裏を横切った。
「そんな、まさか。。。」
だがここで、僕はサイレンススズカの真髄を目の当たりにすることになった。
エルコンドルパサーに詰め寄られた瞬間、それに気づいたサイレンススズカはもう
一度引き離したにかかったのである。
あっ、という間に差は5馬身程開いた。
まるで子供と大人のレースじゃないか。
こんな他馬に酷なペースにも関わらず、サイレンススズカにとっては普通のペース
に過ぎなかったのである。
次元の違う世界を見て正直、呆れかえりました。
と同時、この馬の強さが不動のものとなった。
僕は過去似たような後景を、知ってる限りで2回見た事がある。
一つは、フジキセキの最後のレースとなった弥生賞で、直線ホッカイルソーに並び
かけらた瞬間に見せた驚異の脚。この時も一瞬で3馬身半程差が開いた。
フジキセキは、道中遊びながら走っていたのである。
もう一つはマルゼンスキーの日本短波賞。
こちらはもっと凄い。4コーナーを回って先頭に立ってたマルゼンスキーが、
バテてしまったのか、4コーナーで殆ど脚が止まってしまった。
一気に、後の菊花賞馬プレストウコウに追いつかれた時のことである。
びっくりしたマルゼンスキーは、エンジン再点火。
一瞬で後続に7馬身をつけ、そのままゴールインした。
普通、各馬が一斉にラストスパートをかける4コーナーにおいて、
ヨーイドン!の競馬で一瞬に7馬身もつける後景が目に浮かびますか?
しかも後のG1馬相手に。。。
(このレースは名勝負としてとても有名なので、ビデオにもなってます。
一見の価値ありです。)
話がそれてしまいましたが、この毎日王冠は本当に凄かったです。
最後に、サイレンススズカを語った武豊のコメントから、
「本当にこんな馬がいるんだな、という相棒が出来た感じでした。
数々の名馬に乗せてもらって、どれが最強馬であったかは一概に言えないけど、
古今東西の馬を集めても一番勝ちやすい馬だった気がします。」
(Nomber plus
- 20世紀スポーツ&最強伝説4-より)
そう、サイレンススズカは永遠です。。。。
ぜひ読んでみてください
天皇賞に見たサイレンススズカの心