イグアス農協の概況

目次

概要
沿革
イグアスの農業
マカダミア・ナッツ事業
製粉工場・飼料工場建設
イグアス地域振興協会
植林事業


概要

    事 務 所 : パラグアイ共和国アルトパラナ県イグアス市41km.
                    Distrito Yguazu,Km.41 Ruta Internacional 7,
                    Departamento Alto-Parana, PARAGUAY
    電    話 : 0632-20245/20254/20619/20620/20621
    F A X : 0632-20479
                 日本からは 国際電話会社の番号に続けて
                   595-632-20245/20254/20619/20620/20621/20479
    E-MAIL   : coop.yg@uol.com.br
    ホームページ : http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/4700/
    組合員数 : 80名
    職 員 数 : 29名
    設    備 : サイロ(35,500トン)
                種子サイロ(3,000トン)
                製粉工場(60トン/24h)
                ガソリンスタンド
                スーパーマーケットほか



沿革

1961. 8 第一次入植者14家族がパラグアイ南部のフラム地方より転入
1961. 8 任意組合 イグアス農業協同組合発足(組合員14名)
1965. 7 隣接地域に拓進ジョポイラ農産業協同組合発足
1970. 1 上記二組合が合併 拓進ジョポイラ農産業牧畜協同組合となる
1979. 4 サイロ操業開始(7.300トン)
1986. 7 日系農協中央会発足に伴い、加入
1994. 1 マカダミナ・ナッツ事業開始
1994.12 イグアス農業協同組合と改称
1995. 7 イグアス地域振興協会発足
1998.11 製粉工場操業開始
1999. 1 新事務所完成
現在に至る

開拓とともに発足した農協は、開拓初期の営農や生活の様々な問題を、試行錯誤の中で解決してきました。
開拓当初、このような原始林を人力で伐採した

イグアスでは当初から70年代まではトマト栽培が中心で、夏作トマト の一大生産地として名をはせるまでになりました。しかし、国内の栽培農 家数の増大に伴って価格の下落が起こり、畑作への転換が行われました。
現在では、大豆の生産地として、特に不耕起栽培という新しい栽培方法 のパラグアイでの不耕起栽培発祥の地として、その名を知られております。
イグアス農協はこれからの課題として、農産物加工事業、永年作物や複 合化推進などをあげています。これはただ営利のみを追求するだけでなく、地域の発展や環境保全をも視野に入れた農業を目指すことを意味しています。1998年11月より、製粉工場が操業を開始し、そこからでるフスマを利用した飼料工場も建設の予定です。農産加工業を発展させながら、同時に地域の小農家の畜産振興もはかる。大きな目標に向けてスタートしています。



イグアスの農業

イグアス農業の中心は大型機械化農業による大豆栽培、そしてその裏作の小麦栽培です。イグアス農協で大豆栽培をしている組合員の平均耕作面積は250ヘクタール。この広い大地を大きなコンバインが疾走する姿は迫力満点です。
イグアス農業のもう一つの中心は不耕起栽培。これは、土地をまったく耕さないという方法です。ちょっと聞いただけでは常識はずれのように思われるかもしれませんが、今、南米では急速に広まりつつある方法です。
この方法の一番よい点は、土をいい状態に保てることです。耕さないので、土の表面はいつも、前に作った作物のカラでおおわれています。カラにおおわれているおかげで、激しい雨が降っても土が流されにくくなりま した。強い直射日光が直接当たらないので、土中の小動物や昆虫、微生物にとっても快適な環境が保たれます。また、土が硬くなってひびわれを起こしますが、それが根の伸びる道になったり、ひびに表面の有機物たっぷりの土が流れ込んで、地下の土がやわらかくなったり、肥沃になることもわかっています。土地が肥沃になるため、イグアスの1ヘクタール当たりの平均大豆収量は3.3トンほど。これは世界的に見てもトップクラスの数字です。
ほかにも、耕す手間が省けるので、適期にまきつけができること、機械類が少なくて済むことも利点ですが、何よりも『環境保全型農業』の一つとして不耕起栽培は位置づけられます。
イグアス農協ではさらに、環境を保全しながら永続的に続けられる農業を模索しています。



マカダミア・ナッツ事業

永続的な農業を実現するためには、複合化が不可欠です。永年作物の導入も複合化の一つ。イグアス農協では、1994年から直轄農場でマカダミア・ナッツの栽培を始めました。マカダミア・ナッツは加工のバリエーションも豊富で、しかも少ない土地で多くの収入が見込まれます。
このイグアスに新規産業を育成し、また土地の少ない小農家の現金収入を増やすことも視野に入れた事業です。今イグアスでは、組合員やその他の人も含めて、多くの人がマカダミア・ナッツ栽培に取り組んでいます。
イグアス全体の栽培本数 24,456本
イグアス農協の栽培本数 12,193本



製粉工場・飼料工場建設

パラグアイにある6つの日系人農協(アスンセーナ園芸協同組合、ラ ・コルメナ農産業協同組合、アマンバイ農業協同組合、ラ・パス農業協同 組合、ピラポ農業協同組合、イグアス農業協同組合)は、日系農協中央会 を組織しています。中央会では、これからの日系農協の役割の一つとして、それぞれの地域が発展するための中核をになることをあげています。これからは、組合員の利益だけでなく、地域全体の発展を考えていかなくてはいけないと考えています。
日系農協中央会では、小麦栽培が盛んな三地域(ラ・パス、ピラポ、イグアス)に製粉工場建設を計画。農産加工事業を地域経済発展の中心にしようとの考えからです。
その第一号にイグアスが選ばれました。イグアスでは、1997年8月に製粉工場の起工式を挙行。正式に工場建設が始まりました。この製粉工場建設計画には、近い将来の飼料工場建設も含まれています。そして、1998年11月に操業開始。
小麦粉を作る際に出てくるカス(フスマ)を利用して、家畜のエサを作る。そのエサを安く地域の農家に販売することで、小さな農家の家畜飼育が広がる。あるいは農業の複合化が進行する。そこから乳製品や肉製品 加工事業が発展する。そうして、多用な産業にたずさわるチャンスが生まれ、雇用が促進される。
そんな将来図をイグアス農協は描いています。組合員、日系人だけにとどまらず、地域全体が発展していくために、自分たちにできること。それがイグアス農協の大きなテーマの一つなのです。



イグアス地域振興協会

イグアス農協では今までさまざまな形で地域への協力をしてきましたが、より積極的に地域の問題に取り組むため、1995年7月、外郭団体として『イグアス地域振興協会』を設立しました。
現在は組合員から5名、非日系のパラグアイ人2名を理事とした組織で、非組合員の小農家にも廉価で農業資材を販売しながら、その利益や寄付金などを元に、地域振興に必要と思われる諸活動に財政支援を行っています。
将来的には、農家によるボランティア団体として独立した組織になることをめざし、一歩一歩、小さいながらも私たちにできることから、地域をよくしていきたいと考えています。



植林事業

農業環境(土・水etc.)を保全し、不耕起栽培の理念をさらに有効的に発展させるため、傾斜地などの利用効率の悪い土地を利用して、植林を行うよう呼びかけています。
農協の直営事業として、主にユーカリやラパチョなどを植え付けてモデル植林を開始する計画です。



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