マッキントッシュと暮らすためにどうしても必要な愛すべき小物達、あるいは知らない間に使っていた不思議な存在、今は忘れられた過去の栄光、当時の思い出や感想などを順次記していくことにします。
メールマガジンとしてお送りしたいと思います。お楽しみいただければ幸いです。
   
願わくば、Voyager社のT-Time でお読み下さいますよう
       
ユーティリティとは何か    

正式な定義もあるのでしょうが、わたしはこう考えます。
無いと不便だけれど、あってもその存在をあまり意識しないもの。いわば縁の下の力持ち的な存在でしょうか。
その昔、おびただしいユーティリティのパッケージがショップにはずらっと並んでいたものでした。しかしながら、21世紀の現在、生き残っているものはわずかで、多くはその存在していたという事実さえも忘れられようとしています。あまりにも寂しい、かつてあれほどお世話になったのに・・・
そんな思いも込め、復活して欲しいという願いも込め(欲張り?)Macのちょっと昔の話を織り交ぜながら記していこうと思います。よろしかったらおつきあい下さい。

       
 
創刊3号
No.02
 
   
2001/06/25
  早速やってしまいました。ベテランのオーナーからご指摘いただきましたのは、FEKYの組み込みについてです。FKEYそのものについては前回少しだけ触れたのですが、まずはおさらい。
 FKEYはわたしがMacのオーナーになった1990年頃、すでに時代遅れのものとなっていました。その理由はINITや、CDEVの普及にあるようです。誤解があるといけないのでFKEYとは、コマンドキーとシフトキーを同時に押し、フルキー上の数字キーを押すことで呼び出せるユーティリティです。標準では数字キーの1から4までが用意されています。(ファンクションキーとは全く別のものです)
 
 コマンド・シフト・1 内蔵ドライブのフロッピーディスクがイジェクト
 
 コマンド・シフト・2 外付けドライブのフロッピーディスクがイジェクト、ただし、llや、SEのようにドライブが二つあるものは、上のドライブ、または左のドライブからイジェクトします。
 
 コマンド・シフト・3 スクリーンショットがマックペイントのドキュメントとして保存されます。これも、モノクロの機種だけで、カラーのモニターや、大画面の場合はマックペイントのウインドウにあわせてフィックスされるようです。ちなみに、保存されるスクリーンは0から始まり、9までの10枚です。
 
 コマンド・シフト・4 その時点で表示されている画面が印刷されます。ただし、イメージライター互換のプリンターのみ
 
 実は改めて調べるまで知らなかったのですが、コマンド・シフト・0と言うのも有ったようです。これは外付けのドライブが2基ある場合、イジェクトされなかったディスクがイジェクトされます。まあ、こんな環境にあった人はまずいないでしょうがね・・・
 
 おやっと思った方、このFKEYはシステムが6.0.n の時のものです。特にスクリーンショットをファイルにするFKEYはFKEYなどと呼ばなかったような記憶があります。スクリーンショット、またはスクリーンダンプとその実行される結果を名称にしていたように思います。
 
 さて、フルキーの数字キーはまだ5から9まで残っています。これに同じキーコンビネーションで動作を割り当てるのがFKEYなのです。文字にすると難しいですなあ。
 ところでご指摘を頂いた、FKEYの組み込みですが、フォントDAムーバーを使うと前回書きましたが、これは誤りです。申し訳有りません。全国のFKEYマニア、FKEY愛好家、FKEY保存会の会員の皆様、なにとぞご容赦下さいませ。
 なぜこのような過ちを犯したのか、すみませんで済むなら警察は要らない、なんておっしゃらずに苦しい弁明をお聞き下さい。
 通常、FKEYをシステムに組み込むには、こわーいResEdit を使うらしいのです。らしいというのは、わたしはマスタージャグラーを使って組み込んでいたからで、操作が似ているフォントDAムーバーで組み込めるものだと勘違いしていたわけでした。
 いやあ、勉強になりますねえ。是非皆さんもこのメルマガを一人でも多くの人に紹介しましょう。やれやれ
 
 現在わたしが保有しているマックで、システム6.0代の走るマシンは3台、けれどもいずれ触れることもあるでしょうが、SE/30は内蔵モニターが死んでいて、入れ替えた内蔵ハードディスクはシステム7以降のフォーマッターでないとフォーマットできず、当然システム7しかインストールできません。もちろん外部モニターを使うのですが、外付けのハードディスクを繋いで、立ち上げるにはスペースが無くて、手間がかかるのです、非常に。パワーブック140は最近戻ってきたのですが、はなはだ調子が悪く、起動すらおぼつかない有様。ポータブルも里子から帰ってきたと思ったら、バッテリーは死んでいて、アダプターを繋いだ状態でも起動しないのです。そんなわけで、実証して、試してから書くと言うことが今のところ難しいので記憶だけが便りなのですね。苦しい言い訳、辛いものがあります。いやはや・・
     
「究極のユーティリティ」

 さて、今回のテーマは「究極のユーティリティ」です。Macをストレス無く、楽しく使うために無くてはならないもの、人それぞれこれこそが我が生涯のコンパニオンだと思うユーティリティはあるでしょう。フリーウェアかもしれないし、コマーシャル版かもしれません。これが無くてはとてもMacは使えない。そう断言できるだけの、確信するに値するユーティリティをお持ちだと思います。
 21世紀になって、そう思えるものはますます少なくなってしまいましたが・・・
 どれか一つ選ぶことなど、できるはずねーじゃないか!おっしゃるとおりです。
 なぜ我々はMacが好きなのか、Macでなければダメなのか、これも理由は各人各様で模範解答などあり得るはずもないのは、100も合点、200も承知です。それでも、わたしの好きなMacはわたしのMacであって、あなたの、君の使っているMacではないのですよ。
 随分昔ですが、チャンネル10の深夜の特番でアップルジャパンがスポンサーで、インターネットの魅力を紹介するプログラムが有りました。その時のCMに夏目漱石風の文豪がこう言いました。
 「僕はMacが好きだ。でも僕の好きなMacは僕のMacであって人のMacではない」と
 そうそう、そうなんだよ。思わず叫びましたよ。自分好みの、自分だけが使う真の意味でのパーソナルコンピュータ、人と違うのが自慢できるコンピュータ、自分の使いやすいようにカスタマイズしたMac、これこそMacじゃないでしょうか。使い方を強要されず、余計なお節介も受けず、人がどう思おうと、一人我が道を行く。これこそ・・・
 やれやれ、こういうわたしも押しつけがましい。海より深く反省。
 で、意気込んで使っていると、Macはこけます。実に良くこけたものです。爆弾が出るくらいの方が可愛げが有りましたな。時計がぐるぐる回るだけで少しも進まないのや、針が止まったまま。あるいはポインタが凍り付き、いっさいの反応が見られないとき。怖いですね、驚きますね、哀しくなりますね。ましてや、ようやくドキュメントを作り終え、さあ、後はセーブするだけだ。なんて時に限って、まるで見透かしたかのように、我らが愛してやまないMacはへそを曲げるのですよ。
 獅子は我が子を谷底に突き落とし、生き残ることの難しさを身をもって教えると言いますが、泣くに泣けないこのような経験は誰もが過去に負っていることでしょう。
 ちなみに、漢字トーク6.0.4 これが一番こけました。マルチファインダーを使えるのは嬉しいけれど、非常に不安定で、何度も泣きました。
 前回でも少し触れましたが、当時オートセーブの機能を持つアプリケーションは少なく、CDEVタイプのその名もオートセーブ、ナウユーティリティに含まれていたナウセーブ、CDEVのコンフリクトよりも切実な思いで、藁にもすがるつもりでインストールしたものでした。
 さすがに、OS8.0以降、システムも安定し、滅多に爆弾も見ることが無くなりました。ひょっとして読者の皆さんでも、爆弾を見たことが無いという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
 安心してください、爆弾、ボンブアラートはOS9でも健在です。つい一月ほど前、何かの拍子に実に久しぶりに鑑賞しました。
 安定しているのは確かに嬉しいのですが、逆に怪しげなものが少なくなったと言うことで、これも少し寂しい気がしますね。まあ、好みの分かれるところでしょうが。
 
 閑話休題
 「究極のユーティリティ」、さて何でしょう?
 細心の注意を払っていても、日頃からディスクのメンテナンスをしていても、悲しみは突然やってきます。機種を問わず、コンピュータを使っている者の宿命とも言えるでしょう。そこで登場するのがMacのオーナーだけに許される究極のアイテム。
 ひょっとして、もう解った。おいおい、いきなりこいつの登場かよ、卑怯だ。なんておっしゃる方もおられるでしょうが、そうあれなんです。あれですよ。
 まるでテレビショッピングか実演販売みたいですね。

お許しを。そうです。登場していただきましょう。ソフトですがソフトではありません。
 Smack-a-Mac! これぞまさにMac界の中のスーパーユーティリティ、です。
 
 おいおい、やっぱりかよ。3回目にしてそれはないだろうと、お叱りを覚悟しつつ、それでもあえてご紹介したいと思います。どうもこのメルマガもベテランの方がお読みになっているようで、思い出していただければ嬉しいと思います。さすがに最近のMacの横に置いてある人は少ないでしょうが、以前は本当に必需品でした。Smack-a-Mac!
 
 Smack-a-Mac! とは何者か?
 知らない方のためのご紹介。
 Macを使っていない人がMacを使っている友人のMacの横に、これがあったりすると「キャラクター商品まで出したのか」とか、「そんなぬいぐるみまで買ったのか」なんて言われそうです。
 Smack-a-Mac! は商品名で、いくつか種類が有ると思いますが、基本的にはコンパクトタイプのMacの形をしたクッションのような者です。
 
 
  愛機/30とともに ゆがんでいるけれど
 
リヤビューです リセット、インタラプトスイッチも完備

わたしが所有しているのはもっとも由緒正しいと言うか、きわめて一般的なタイプのもので、SEをスケールダウンした形をしています。モニターのところに目と鼻と口があり、つまり起動するときに表示されるハッピーマックを立体化したものだと思えば良いでしょう。
 高さ約15センチ、奥行き約8センチ、キャラクター人形のように、ソフトな布に包まれ、中にはクッションが入っています。
 しかしながら、マニュアルとレジストレーションカードまで入っていて、使用法もイラスト付きだったと思います。紛失してしまったので記憶だけが便りですけれど。
 数種類の亜種も存在し、クラシックタイプや、犬のような耳の付いたものが有ったと記憶しています。ここ何年か秋葉にも行っていないので、未だに存在しているか不明ですが、90年代前半はどのショップにも必ず売られていました。(唇が赤いタイプがありましたよね)
 
 Smack-a-Mac! の使用法
 通常は、愛機の横にマスコットのように飾るのがふさわしいでしょう。真価を発揮するのは、爆弾が出たり、ファイルが消えたり、フリーズ、ハングアップしたとき、あるいは上司にいじめられたときなどがあります。
 おもむろにSmack-a-Mac! を持ち上げ、首をひねるもよし、力の限り押しつぶすもよし、壁に思い切り叩き付けるもよし、行き場のない憤りを思い切りSmack-a-Mac! にぶつけるのです。
 もちろんこれで全てが解消するわけではありません。ですが、沸騰寸前の血液も、何時しか正常に戻ることでしょう。
 Smack-a-Mac! が可愛そうだなどと思ってはいけません。そのために作られ、存在しているのですから。
 念のため、ご安心下さい。Smack-a-Mac! はたちどころに元の姿に復元します。すでに購入してから10年が立ちますが、変色した以外は何ら変わるところもなく、実にコストパフォーマンスに優れています。今でも売られているか不明ですが、是非おそばに置いて豊かなマックライフをお楽しみ下さい。洗濯もできます。少し乾きにくいですが・・・
 
 おいおい、それだけかよ。申し訳ない。少し心苦しい面もありますが、Macのオーナーであれば許していただけると確信しています。です。はい・。
 
 ところで、いつかはSmack-a-Mac! について書きたいと思っていました。でも、いつ頃からか、見あたらなくなっていたのですね。人間が穏やかになったからでもなく、確かにMacは安定したものになってきたからだと思います。6.0.4を使っていた短い期間、何度Smack-a-Mac! を叩き付けたことか、それが今では思い出として楽しく思えるから不思議です。
 ようやく部屋の隅の机の下から見つけだしたSmack-a-Mac! は埃にまみれ、たばこの脂に覆われ無惨な姿をしていました。悪かった、今まで放って置いて、許してくれと言いながら、風呂場で洗濯。新品同様とはとても言えませんが、これからもそばにいて欲しいと願っています。
 まあ、なんて言うのでしょうか、リクライゼーションツールとでも呼ぶのでしょうか、いわゆる癒し系がちまたでは流行っているようです。WINに同種のものが存在するか不明ですが、シアトルのビル君の形をしたものが有れば面白いと思いますよ。