AGUA

 

ブエノスアイレスでは、外国にしては珍しく水道水を飲むことができます。

ただし決して美味しくはありません。ヨーロッパでも飲めない国が多い中では飲めるだけましだと思っています(まして南米にあっては大変なことです)。

一般的に、飲料水として水を飲むときは、わざわざ煮沸するのではなく、ミネラル水を購入している家庭が多いですが、粉末ジュースを水に溶かして飲むときは水道水を使いますし、料理などにも皆、平気で水道水を使用しています。

喫茶店でも、コーヒーを頼むとオレンジジュースか水が付いてくるのですが、小さなコップに入ったミネラルウォーターを出すところと、ピッチャーJarraに入れた水道水を冷やして出すところと両方あります。

ちなみにアルゼンチンで売られているミネラルウォーターは、アンデス山脈から採取したもので、その種類は相当な数です。

ただ水道水の硬度が高いせいか、植木に水をやると土が硬くなって植物がダメになってしまったり、洗濯に使うとタオルがごわごわになったりと、あまり生活用水としても良い水ではないようです。

我々が日々食べている「お米」も、アルゼンチンの水で炊くと、日本のそれとは風味が違っているのでしょうが、さほどマズイと感じたことはありません。

 

(水不足)

ラプラタ河という大きい河があるお陰で、アルゼンチンは水不足にはなりません。

むしろ雨が多いと洪水になって大変だ、という話を聞きます。今年は4月以降、歴史的な大雨が続いたせいで、ブエノスアイレスでも相当な水害が出ました。タンゴ発祥の地として有名なボカ地区は、実は大雨の度に床下浸水になることでも有名です。地盤が低いことと、まだまだ排水の設備が十分でないためと言われています。

しかし、ブエノスから遠く離れた北西部では、年間の降雨量が極めて少ないため、農村部では雨水を桶やバケツに貯めて生活用水として使用するところがあります。そうした州は経済力不足から、各村に井戸を掘ったり水道管を引いたりする資金がありません。生水を飲んで病気になる人々が多いのも、こうした地方部に集中しています。

 

 

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