Artesania

 

 

 

お土産になるようなアルゼンチンの手工芸品って一体なんでしょうか?

まず一番に思いつくのが、上質の牛の皮をふんだんに使った革製品です。

量産品の他に一つ一つが手作りの財布、鞄、ジャケット、靴など様々な製品が比較的安価で販売されています。

それからアルゼンチンの湿地帯に棲む「カルピンチョ」という、日本ではカピバラの名で知られる動物の皮で作った手袋やアルパルガータという室内履きなども高級品としてお土産物店に並んでいます。これらもその一つ一つが手作りです。

革製品以外で有名なのは銀製品でしょう。ブエノスアイレスを流れている河はラ・プラタ河といいますが、もともとラ・プラタとは銀の意味で、ボリビアのポトシ鉱山で産出された銀を、この河を下ってヨーロッパまで運んだのが名前のいわれになっているほどです。特にガウチョが使用していたというナイフ「ファコン」(Facon)やベルト「ファハ」(Faja)、マテ茶を飲む容器「マテ」(Mate)、それを吸うストロー「ボンビージャ」(Bombilla)などが有名で、お土産物屋のショーウィンドーを飾っています。

 

また、アンデス山脈に近い地域の、スペイン人到来以前のインディヘナ文化を模した陶器や文様をあしらった布地は、観光客にあまり知られていませんが、リャマやアルパカの毛を用い、草花から採取した染料を使って染め上げられた布や織物はとても美しく丈夫です。近年は価格が少しずつ上がってきているそうですが、それだけ織り手が少なくなってきているのかもしれません。陶器は、最近新聞で読んだところ、安い値段で売られがちなこれらの陶器類について、地方毎の伝統文化を守るために「ブランド化」(sello de identificacion)を促そうという動きが始まるようです。

北西部のフフイ州などを訪ねると、1つ1ドルにも満たない価格で素朴な陶器が露店で売られているのを見ますが、もっと伝統的な品々に価値を見出しても良いのでは?と思いたくなります。

それから、各州毎に異なる、地方色豊かなポンチョがあります。サルタ州では、アルゼンチン建国の争乱期に流された多くの人々の血の色で染められたという伝説の「赤いポンチョ」、フフイ州は大地の色を模した「茶色いポンチョ」、「茶に白抜きのポンチョ」を着るサンティアゴ・デル・エステーロ州、「茶色に赤の線が入ったポンチョ」のトゥクマン州、刺繍が美しいメンドーサ州、細かい赤の刺繍が入ったパタゴニア地方などなど、色合いやデザインでどこの地方のものかが分かります。

ポンチョは牧畜に従事するガウチョ達が着るものだと思っていましたが、一般の人々も寒くなるとコートのように着て出歩いたりしています。

 

カタマルカ州というところで産出する「ロドクロシータ」別名「インカのバラ」と呼ばれるピンク色の鉱石で作られたさまざまな手工芸品も特徴的です。

指輪やピアス、小さなアクセサリーケースなどには銀をあしらっているので、ちょっと値段は高めです。このロドクロシータ以外にも、ブラジルとの国境

近くで産出される水晶や様々な鉱物を使用した手工芸品も有名です。

 

アルゼンチンを訪問される際、こうした手工芸品を記念に1つ、お土産として持ち帰ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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