Folklore Boliviano

  このコーナーでは、ボリビアのフォルクローレを中心にお勧めのCDをご紹介します。

カラ・マルカ K'ala Marka 「Lo mejor de K'ala Marka」(1992)

1990年代に入り、ボリビアのフォルクローレも電子楽器を使う方向へ進んでいった。しかしその使い方というのは、「単に電子楽器が入っていればかっこいい」という感じが見え見えで、決してほめられたものではなかった。はっきりいって伝統的な楽器だけで構成されたフォルクローレの方が素朴で好感が持てた。そんな状況に一石を投じたのがカラ・マルカだった。Hugo GutierrezとRodolfo Choqueのたった2人で演奏しているとは思えないほどのさりげない多重録音をこなし、電子楽器も伝統楽器への融合を重視した音の作り方をした。K'ala Markaは現地の言葉で「石の村」の意味で、首都ラ・パス出身のグループ。フォルクローレの伝統を守りながらも新しい技術を盛り込んだ衝撃的なCDだ。(INBOFON CDI-30.040)

ロス・カルカス Los Kjarkas 「A los 500 an~os」(1999)

ボリビアで世界的に最も有名なグループであろう。90年頃には「ランバダ」の名前で有名になったカリブ音楽も、もとはと言えば彼らの作曲した音楽だ。現在彼らはLos Kjarkasとして活躍しながらもPachaなどの別のプロジェクトでカポラーレスなどのダンスミュージックブームをリードしている。結成当時は楽器演奏だけのインスト曲をよくやっていたが、その後は歌の入った曲以外はやらないというのも、演奏する曲の傾向が変わってきた証拠だ。コロンブスがアメリカ大陸到達(発見ではない)してから500年、現地住民にささげたこのCDは、Los Kjarkasが曲作りの原点に返った選曲で、貴重な一枚だ DISCOLANDIA CDC-43

ハチャ・マリュク Jacha Mallku  「Porque Bolibia Los Extran~a」(1994)

デビュー当初は銀行の頭取が金に飽かせてメンバーを集めたグループだと揶揄された。しかしそもそも一流のメンバー、何年も経てば立派なグループになってしまう。ハチャ・マリュクは「年長のコンドル」、または「アンデスの支配者」の意味。 CDは楽しく安心して聞いていられるサウンドに仕上がっており、フォルクローレファンには書かせない一枚と言えそうだ。(INBOFON CDI-30058)

 

 

アワティーニャス Awatin~as 「Winaypa Chjakapxan~anakasakipunirakiwa(Viviremos para siempre)」(1994)

現在はフランスで活動しているこのグループは、1970年首都ラ・パスで、MarioとMiguuelのConde兄弟を中心に「生まれた大地を忘れない」を合い言葉に結成された。間もなくラジオ・テレビなどに出るようになり、南米中を公演するようになった。1974年大手レコード会社のLauroが主催するコチャバンバ・ボリビアの歌フェスティバルで第二位を獲得、ヨーロッパにも「先住民音楽のメッセンジャー」として名前が知られるようになった。1990年には合い言葉の通り、祖国の子供達のために学校を造る目的で7万ドルの寄付まで行っている。1992年には国内で最も販売されたアルバムに送られるゴールデンディスク賞を獲得している。現在はイタリア、ベルギー、オランダ、ドイツなどヨーロッパ各地で活動している。このCDは彼らの7枚目のCDで、アイマラ語で「いつも生きていこう」という意味の題名。 2000年3月、初のアルゼンチン公演も果たした。(INBOFON CDI-30.-57)

サビア・アンディーナ Savia Andina  「VOCAL」(1994)

ロス・カルカスと並びネオ・フォルクローレ(新しいフォルクローレ)を担う草分け的グループで1975年に結成された。特にこのCDでは、ボーカルのGerardo Ariasの甘い声を中心にサビア・アンディーナの洗練された演奏を堪能することが出来る。DISCOLANDIA CD-13883

 

 

ボリビア・マンタ Bolivia Manta  SARTAN~ANI(1989)

伝説的なボリビアのグループで、軍政時代のボリビアからフランスに亡命したLos Rhupay のリーダー・Mario Gutierrez(故人)を中心にGrupo AymaraのメンバーGuido Lopezら、名実ともに実力者が集まり結成されたグループ。ペルー、ボリビア、エクアドルに住むケチュア族、アイマラ族の音楽を、その深い生命の息吹とともに伝えている。素朴で伝統的な音の中にも、神秘性を感じさせる、精霊が棲む音楽を聴かせてくれる。彼らの数少ないアルバムの中でも特に有名な曲が多いこの一枚はお勧めだ。フランスにて収録された。(A.S.P.I.C. X 55508

サビア・アンディーナ Savia Andina Antologia de la Musica Boliviana20An~o(1995)

巨匠グループSavia Andinaが結成20周年を記念して、ボリビアの各地のフォルクローレを演奏、紹介した集大成。首都ラパスはもちろん、更に高地のポトシ、南部の穏やかなタリーハ、チュキサカ、熱帯のサンタクルス、ベニなど、同じフォルクローレでも毛色の違う音楽を精力的に集めている。素晴らしい器楽演奏技術に裏付けされたインスト中心の選曲は、今では殆どお目に掛かれなくなった。私たちにとっては、参加していたボリビアのダンスグループで使っていた数々で懐かしいナンバーだ(Lauro LCD 0036)

 

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