自分達の暮らすこの街に遠くからはるばる知人がやってくるとき、どこに連れていこうか迷うのは楽しい経験だ。著名な観光スポットも良いし、自分たちくらいしか知らない穴場を紹介するのもいい。ブエノスアイレスを訪れたことのない方のために、観光ガイドにも載っている有名スポットを、そして良く知っている方でもあまり馴染みのない知られざるスポットも、幾つかではありますがご紹介します。

 

(著名な観光スポット)

Caminito en BocaボカBoca:外国人で訪れない人はいない言うほど有名な観光スポット。タンゴの発祥の地として紹介されている。中でもタンゴの名曲となったカミニートという 小道はキンケラ・マルティンというアルゼンチン切っての名画家や有名なガウチョ 小説の主人公ベガの銅像などアルゼンチンの近代が詰まっている。単にカラフルな家並みを見るだけでも楽しいが、出来れば歴史的な解説を交えて訪れてみたい。最近は歩道も整備され、以前の下水臭い下町のイメージは少しずつ消えている。

土日の昼間にここを訪れると、タンゴの街頭演奏や踊りを見ることができ、またフェリア(のみの市)が軒を連ねているので一層楽しめる。

Teatro Colonの客席コロン劇場Teatro Colon:パリのスカラ座、イタリアのミラノ座と並んで世界三大劇場とされる有名スポット。月曜日から金曜日まで、1時間ごとにガイド付きの見学ツアーも5ドルで開催されていて、動く舞台裏や過去に使った衣装やかつらの数々、そして運が良ければオーケストラの練習を見ることが出来る。100メートル以上ある7月9日通りを突っ切る地下道は圧巻。オペラなどは300ドルもすることもあるが、昼間劇場所属の若手バレーの公演などは1ドル程度で見られることもある。

 

 

Evitaの墓エビータの墓:有名な将軍や大統領の墓が並ぶレコレータRecoletaの墓地を入って 左奥にある。林立する立派な大理石の「家々」を抜けていくため、初めてなら一人では絶対に見つけられない。団体客についていくか誰かに聞いていく必要がある。「エビータ(エバ・ペロン)」はペロン大統領夫人であり、ブロードウェイミュージカルになったりマドンナ主演の映画になったりして世界でもその名が知られるようになった。見学の後はレコレータ墓地の周りのしゃれたカフェテリアでくつろぎの午後を過ごそう。

動物園前の馬車 

パレルモ公園:レコレータ墓地の辺りから北の方に続く巨大な公園。歩いて全部廻るのは不可能なのでバスやタクシー、あれば自転車で廻ると気持ちいい。動物園や植物園、プラネタリウム、美術館ほか、以前に紹介した日本庭園などもある。

 

Obeliscoオベリスコ:街の中心に立つ巨大なオベリスクは街の象徴で、沢山のおみやげものにもなっている。ミレニアムの際は、ここで市民の中の有志が花火をあげて賑わった。

 

Senor Tangoタンゴショー:サン・テルモ地区周辺に集まるタンゲリア(タンゴのライブハウス)は外国人の行くスポットとしても人気が高い。写真は、ボカ地区にある、比較的新しいタンゲリア「SR.TANGO」。

 

 

 

Ristaurante Palorratioプエルト・マデーロPuerto Madero:5年前くらいに再開発されたベイエリアで、ムードいっぱいの洒落たレストランが並んでいて、アルゼンチンの焼き肉やイタリア料理が楽しめる。それ以外のレストランスポットとしてはラプラタ河沿いを北に上がったコスタネーラ・ノルテCostanera Norteなどがある。

 

 

 

(知られざる?ブエノスアイレスの顔を知る)

 

Fiesta Bolivianaボリビア人の祭り:ブエノスアイレスには百万人と言われるボリビア系住民が生活している。彼らは毎週のように各コミュニティーを転々としながら宗教色の強いお祭りをしている。新聞にもどこでやっているかわからないので唯一の知る手段はボリビア人向けのラジオ放送に聞き耳を立てることぐらいしかない。

 

 

 

Los Fronterizos en Los Troncosフォルクローレのライブハウスフォルクローレのライブハウスのことを「ペーニャ」と呼ぶ。民族音楽の1つであるフォルクローレが日本に広まったころは、フォルクローレと言えばアルゼンチンのフォルクローレだった時代がある。にもかかわらずブエノスアイレスでタンゴでなくフォルクローレを聞こうと思うとなかなか場所が分かりづらい。週末に近い新聞の娯楽欄を丹念に読んで、お目当てのアーティストが演奏しているか確認しよう。ただし始まる時間は深夜12時くらいからが多いので夜更かしの人でないと少々辛い。来店前の電話確認を忘れずに!

 

San Telmoの教会教会の行事:アルゼンチンは言わずとしれたカトリックの国。だからカトリック教会が地域のコミュニティーの中心となっている場合が多い。教会では毎月のように何かしらのイベントを実施していて、安い費用で音楽や踊りを見せ、料理を提供したりたりしている。部外者でも入れるので立ち寄ってみるのも面白い。

 

 

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